自然系(理科)教育講座

記載責任者 松川徳雄
(点検)  村田守

◇教員名簿

氏名職名専門分野 氏名職名専門分野
今倉康宏 教授 化学 清水宏次 教授 生物学
松川徳雄 教授 物理学 村田勝夫 教授 化学
村田守 教授 地学 米澤義彦 教授 生物学
粟田高明
(平成18年10月1日昇任)
助教授 物理学 工藤慎一 助教授 生物学
香西武 助教授 地学 佐藤勝幸 助教授 生物学
武田清 助教授 化学 本田亮 助教授 物理学
小汐千春 助手 生物学 早藤幸隆 助手 化学

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。

◇自己点検・評価

1.学長の定める重点目標

1-1.大学院の学生定員の充足

(1)目標・計画

  1. 受験生の情報源としてHPが非常に大きく作用していることから,講座HP内容の充実を図る。
  2. 教員の出張などの機会を利用し,折に触れて知人,関係者を訪れ本学特徴を紹介し,進学をすすめる。特に専門の違う大学では長期履修制度について説明し,教師への道が開かれていることを強調し勧誘を行なう。
  3. 大学院説明会では在学院生に数多く参加してもらい,本講座の特徴,教育について詳しく紹介して貰う。

(2)点検・評価

  1. 武田助教授を中心に,充実を図った。
  2. 大学院入試委員会募集の旅費申請は1名(その後私費に変更)であったが,学会等で学外教員に大学院の情宣に努めた。受験希望者からの問い合わせが多かったが,大学院カリキュラムを知って受験をとり止めた者も多く,大学院カリキュラムのフレキシビリティを上げないと,定員充足は難しいようだ。
  3. 現職・ストレート院生の説明は好評であった。また,「隣の席の教員にも一言」運動として,卒業生に同窓会誌と大学院募集要項を送り,他講座ではあるが定員充足に貢献している地学教室の例もあり,地道な努力は続けられている。

1-2.教員採用率の向上

(1)目標・計画

  1. 本学学生,とくに徳島県出身の学生に,採用数の多い県外(大阪府,兵庫県など)への受験を積極的に進める。
  2. 就職支援室などを積極的に訪れ,より多くの都道府県の教員採用状況について話を聞きくとともに,就職ガイダンス等に従い,面接などの実習に積極的に参加する。
  3. 本学の卒業生,あるいはストレートマスターが就職している都道府県を積極的に紹介し,卒業生,修了生との仲介役を果たす。

(2)点検・評価

  1. 採用数の多い都道府県の受験および複数回受験を勧めている。
  2. 講座主任・就職委員から各種案内を情宣し,指導教員からも参加するよう強く勧めてもらった。
  3. 黄金週間や夏休み等で挨拶に訪れた卒業・修了生と懇談する機会を積極的に設けた。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  1. 修士課程の学生については,課題研究に積極的に,かつ自主的に取り組める環境を整備する。
  2. 学部生に対しては,教員採用試験を視野に入れながら,教科内容を十分学習するように指導する。
  3. SPP事業やSSHへの支援を通じて,科学への道を進む若い人を奨励することを学ばせる。
  4. フレンドシップ事業を充実させ,学生が理科を通して積極的に児童生徒と関わる経験を増やす。

(2)点検・評価

  1. 各講座で,それぞれ積極的に教育・研究基盤の整備に努めた。
  2. 講義内容も教員採用試験を配慮し,学生が自主的に学習出来るような動機付けとなるようにしている。また,卒業課題研究等で一緒に実験作業をする際にも,学習支援を心がけている。
  3. 大学開放事業・SPP・SSH等,科学の面白さを体験させた。
  4. 地学と化学教室ではフレンドシップ事業を行った。

2-2.研究

(1)目標・計画

  1. 本講座での研究方針は,基本的には研究者個人で行うと認識しており,講座として一貫して行っている例はそう多くない。(研究遂行上必要があるもの、教育や,適宜に協力して行うもの等は別)。
  2. 院生の研究課題は入学時に本人の目的をよく聞いて、指導可能教員または予定教員と議論を深めて研究テーマをきめる。課題研究の進展,遂行上必要があれば,講座内の教員が協力する。
  3. JICAなどの研修留学生の研究実施,指導に伴い,地域連携として小,中,高生が科学と触れあう機会をつくり,研修留学生などと地もとの人たち,特に子供たちとの接触する機会を作ることをすすめる。

(2)点検・評価

  1. 業績主義的傾斜配分のうち,著書論文の項目で,A5名・B5名・C4名と本学内の順位でも下位に低迷しており,3月の講座会議でB・C評価を受けた教員の奮起を促した。点検者(村田 守)の評価はAなので,理科一般のコメントを書かせて頂きたい。私の投稿先の論文採択率は17%とか33%であり,査読付きでもほぼ100%の採択率の分野との単純比較は問題があると思う。尤も,他の理科教員が全員私と同じような採択率に投稿しているかは不明であるが。
  2. 院生の希望を聞き,研究が主体的に行えるようにサポートしている。
  3. 大学開放事業・SSH・フレンドシップ事業をはじめ,開かれた大学への努力をしている。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  講座の意見として中長期計画に従った本学運営にすべて賛成するものではない。しかし,本講座は執行部案に反対の場合も前向きに協力している。現在も基本的には協力姿勢を貫いている。

(2)点検・評価

  中長期計画の実現に向けて努力している。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  これまでの経験により,以下のような計画の実施が考えられる。
  1. JICA理科教育研修(南ア,ラオス)などの研修生,留学生を対象とした国際交流。
  2. 教員10年次研修講習など,地域の教員を対象とした地域連携
  3. SPP(Science Partnersip Program ),SSH(城南高校)などの地域高校生を対象とした地域連携理科教育
  4. フレンドシップ・プログラムなどの地域連携事業

(2)点検・評価

  1. 教育研究活動の他に,私生活においても教員・院生・学生が共同で面倒を見ており,国際交流の実は上がっている。教員研修留学生が大学院入試を受験したのは,その証左である。
  2. 10次研修に限らず,阿波学会等で教員との連携を図っている。
  3. 大学開放事業として,SPP,SSH,地層見学旅行等,地域と連携し,科学の普及に努めた。
  4. 地学教室と化学教室とでフレンドシップ事業を行った。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  必ずしも成果の出ていないものもあるが,中長期目標をはじめ問題点の克服に真面目に努めている。
  学術評価Cの者が評価システムの不都合を書いても言い訳と取られかねないので,Aの者が評価システムの問題点を書いておきたい。
  1. 学術誌がミソもクソも同一に扱われている。
  2. 評価結果が公表されておらず,判定の不備を申し開きする場がない。
  3. 評価の結果が,55才以上の教員の給与に正当に反映されない。
  4. 校費の分配が,評価通りになるように,予算口座を各人別にしない限り,講座配分となり,人数の多いB・C者の意向が通り,アカハラの温床となる。連合D校費も同じ。
  17年度の講座主任が書いた自己点検目標を18年度講座主任が点検するのは,難しい面がある。何を書きたかったのか分からなかったり,18年度に起こることを想定して記述されていなかったりするからである。一考をお願いしたい。
最終更新日:2010年02月17日

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