自己点検・評価報告書 (自然系(理科)教育講座) 本田亮

報告者 本田亮

1.学長の定める重点目標

1-1.大学の活性化を目指す教育活動

(1)目標・計画

  教科内容に関する講義形式の学部授業では,「予習・復習をしないと内容が理解できない」ことを前提とする授業を行う。少人数授業においては可能な限り,セミナーや輪読形式を取り入れて,学生の勉学の機会を与える。はっきりと目に見える結果によって成績評価をする。

(2)点検・評価

  学部授業「初等理科」では,授業開講2ヶ月以上前に授業に関する資料を提示するとともに,予習復習を怠らないことを促し,試験による成績評価を行った。「物理学Ⅰ」ではほぼ毎回レポート課題を出し,その提出された全てのレポートを添削,採点したのち受講者へ返却した。成績評価はそのレポート内容で行なわれた。大学院「物性物理学特論」では教科書を用いたセミナー形式の授業を行った。そこでは,絶えず受講者の理解度がチェックされ,リアルタイムで細かな説明内容の修正がなされた。

1-2.学生支援、地域連携活動

(1)目標・計画

  教員採用試験問題の教科内容に関する学生からの質問に可能な限り対応する。
  また,ここ数年フレンドシップ事業を行ってきたが,この受け入れ先があれば,この事業をひき続き行う。

(2)点検・評価

  教員採用試験に関する学生からの質問は数人からあった。これに関しては,学生の勉学に対する意識に大きく依存するため,評価が難しい。フレンドシップ事業については,鳴門市内の小学校,中学校それぞれ1校で行われた。理科の学部3年生が活動の主体であり,教員は開催学校と学生の支援に当たった。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  従来どおり,学生からの授業内容の質問に関しては,オフィスアワーを設けずに適宜柔軟に対応する。

(2)点検・評価

  決められたオフィスアワーを設けないことは,学生には通知されていたので,学生と担当教員の双方が都合の良い時に,質問を受け付けることができた。教科に関する専門的な内容についての質問がかなりあったとともに,授業アンケートでの自由記述にあるように,自然科学の奥深さを少しでも知る機会を与えることができたようだ。

2-2.研究

(1)目標・計画

  科学研究費補助金「初等・中等教育における<電磁波と物質の相互作用>実験教材の開発」の研究における分担者として,新しい教材のあり方を探る。

(2)点検・評価

  従来からすすめてきた科学研究費補助金の支援による「水の屈折率の温度依存性」および「磁性コロイドの磁化測定」の2件が,実験データが整いつつある状況である。そこでこれらの研究内容を公表できるまで練り上げ,物理教育国際会議2006での発表を行った。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  研究・教育に支障のない限り,割り振られた委員の委員会に出席し,その報告を部会・講座会議で行う。

(2)点検・評価

  担当した学内委員会へは毎回出席し,その都度その内容を部会で報告した。また,他の委員会においても,担当委員が都合により出席できないときの代理出席を複数回行った。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  外部から依頼があって,協力可能であると判断したときは,他の業務に支障のないようにその都度計画を立て協力を行う。

(2)点検・評価

  城南高等学校のスパーサイエンススクールにおいて講義を行った。また,JICAによる南アフリカ短期研修を本学で行った際も,支援を行なった。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  上記以外には,人事に関して教員選考委員会委員を引き受け,専攻の内容について意見を述べることができた。また,学生生活支援として「卓球同好会」の顧問を引き受けている。さらに,部員数が少ないため練習に支障を来たしている「女子ハンドボール部」の練習に可能な限り参加しプレイした。
最終更新日:2010年02月17日

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