社会系教育講座

記載責任者 西村公孝

◇教員名簿

氏名職名専門分野 氏名職名専門分野
大石雅章 教授 日本史学 木原克司 教授 地理学
齋木哲郎 教授 倫理学 西村公孝 教授 社会科教育学
山本準 教授 社会学 青葉暢子 助教授 経済学
麻生多聞
(平成18年4月1日昇任)
助教授 法学 梅津正美 助教授 社会科教育学
草原和博 助教授 社会科教育学 立岡裕士 助教授 地理学
原田昌博 助教授 西洋史学 町田哲
(平成18年4月1日昇任)
助教授 日本史学

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。

◇自己点検・評価

1.学長の定める重点目標

1-1.大学院の学生定員の充足

(1)目標・計画

  定員の20名の獲得を当面の目標とし、その上で更なる上積みを図り、本学300人定員の達成に協力したい。そのために、社会系講座所属各教員は、他大学教員とのネットワーク、又は他大学への訪問や授業、更には地方の教育委員会やその委員との関係を通じ、本学大学院受験のための広報活動を行うこととする。

(2)点検・評価

  定員20名の獲得を目標に、他大学教員とのネットワークを活用し、他大学の訪問や学会開催時における宣伝など、講座のそれぞれの努力により前期入試18 名、後期入試2名、二次募集1名を確保した。しかし、入学辞退者が出たために18名の入学になった。充足率90%とかなり健闘はしたが、来年度は入学数において目標を達成できるように広報活動を計画的に行い目標に近づきたい。

1-2.教員採用率の向上

(1)目標・計画

  社会系教育所属の学部学生(小学校専修6名、中学校専修5名)の教員採用率を60%に設定し、講座の教員がゼミ単位で採用率の向上に努力すると共に就職委員会の委員を中心に計画的な支援計画を立てて実践する。また社会科教育担当の教員が授業実践力向上のサポートをする。大学院生についても学部生と同様な支援により教員採用率の向上を目指す。なお、民間希望者及び進学希望者の指導も充実させる。具体的には以下の計画を実施する。
  • ゼミごとに、学生・院生に対して就職個人ノートを作成させ、合格へ向けての動機付けを行い、随時きめ細かな指導・支援を行う。
  • 就職支援室の計画に積極的に参加させると共に、講座内においても模擬授業・模擬面接を随時計画的に行う。
  • 複数の都道府県の教員採用試験を受けるように指導し、出身の都道府県以外でも合格できるように指導、支援する。
  • これらの計画を行うに当たって、適時院生として派遣されている現職教員の意見も参考にしたい。

(2)点検・評価

  就職支援室の計画に参加させると共に指導教官の模擬授業・模擬面接指導などにより11名の卒業生のうち3名が大学院に進学(本学大学院2名、広島大学大学院1名)し、8名の内、正規に教員採用試験に合格しこの4月から教職についている者が3名(神奈川県、大阪府、鹿児島県、)、北島町のひかり保育所の保育士1名、民間企業1名、公務員再チャレンジ1名、教員の臨時採用待ち1名となっている。
  目標の60%には進学者が3名いたため達することができなかったが、近年、安定的に5割前後の学生が教職に就いている。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  • 各自、授業改善の取り組みを積極的に図る。
  • 卒業論文・修士論文の指導に関しては、学生が指導教員以外の教員の指導も受けることができるよう、講座教員が協力して指導できる体制を取る。
  • 指導教員以外でも、気軽に学生の進路、悩み等の相談に応じる体制を取る。
  • 留学生が本学での生活に順応できるよう、支援する。

(2)点検・評価

  1. 個々の12名の教員が授業改善に取り組み授業評価を行った。
  2. 11名の卒業論文指導を個々のゼミにおいて行うと共に1年生から3年生の教育支援を講座をあげて連携的に進めた。
  3. 3年生の不登校気味の学生に対して担任及び講座の教員により情報を共有し支援した。
  4. 教員研修留学生(ミャンマー)2名の教育・生活面を支援した。

2-2.研究

(1)目標・計画

  講座の教員が協力し、科学研究補助金の申請を行う(外部資金の導入による大学運営への協力という意味合いも含む)。

(2)点検・評価

  1. 個人的(木原、大石、立岡、草原)には科学研究補助金を受けているが、講座全体の外部資金の導入という取り組みはできなかった。
  2. 連合大学院プロジェクトF「教育実践からみた教科内容学」に大石、西村が参加し、外部講師を招いて研究会を二回(11月、1月)行った。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  • 各自、委員として学内(連合も含む)の各種会議に出席し、職務を遂行する。
  • 大学運営に貢献するための提言を積極的に行う。

(2)点検・評価

  1. 各自、各種会議委員として職務に取り組み、責務を果たした。
  2. 各自、部会及び教授会に出席した。
  3. 梅津正美准教授を中心に特色GPの公募獲得に貢献した。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  • 附属小中学校の実習および研究会に積極的に参加・支援する。
  • 附属小中学校教員と講座教員との共同研究を積極的に推進する。(附属学校)
  • 教育支援講師・アドバイザー、10年次研修等における助言・講演などを通じて、地域の教育関係機関との連携を深める。
  • 公開講座を積極的に行い、地域との関係を深める。
  • 鳴門史学会・徳島地理学会・鳴門社会科教育学会等における研究活動を通じて、地域との人的、学術的な交流を図る。(以上、社会)
  • 留学生の積極的な受け入れと指導に務める。(国際交流)

(2)点検・評価

  1. 附属小学校及び附属中学校の実習に指導教官が支援に入ると共に授業研究会に参加した。また、研究発表会の支援を行うと共に教育実践研究を共同で行った。今年度から小中学校で大学の教員が授業実践を行った。また、附属中学校のLFタイムの講師(西村、麻生)を務めた。(附属学校)
  2. 教育支援講師(西村)、10年次研修(梅津、草原)により地域の教育を支援した。(社会貢献)
  3. 公開講座1「四国遍路」(大石、町田)は、16名(インターネット情報により静岡2名、大阪1名)の参加者があり、2「ハザードマツプを読む」(立岡)は2名の参加者があり、地域との関係を深めた。(社会貢献)
  4. 鳴門史学会(10月、150名参加)、徳島地理学会(7月、30名参加)、鳴門社会科教育学会(7月、40名参加)学会活動により地域の教育を支援した。(社会貢献)
  5. ミャンマーからの教員研修生2名を受け入れ指導した。(国際交流)

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  外部資金の獲得により学内貢献をすると共に中国、韓国などの教員と交流し、国際貢献を行った。また、大学院定員確保に努め21名の合格者を出した。教員定数が12名に削減され、助手の定員がなくなったが全教官が協力して社会系教育講座の運営を盛り上げ、大学経営に貢献した。特質すべきは下記の三点である。
  1. 特色GP申請・採択に努力した。
  2. 第二回日中教師教育学術研究大会に協力した。
  3. 大学院定数確保に努力すると共に4年生の就職・進学において努力し成果を上げた。
最終更新日:2010年02月17日

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