自己点検・評価報告書 (社会系教育講座) 梅津正美
報告者 梅津正美
1.学長の定める重点目標
1-1.大学の活性化を目指す教育活動
(1)目標・計画
- 教育実践力の内容をとらえるルーブリックを開発し、それにもとづいて学生に教育実践力が体系的に身に付くような授業内容の編成を考え実践する。
- 学生の教育実践力育成のために、教科専門・教科教育・附属及び公・私立学校教員の協働による授業を展開する。
- 明確な到達目標をかかげて学期末試験を実施し、それに演習課題の達成度や出席状況を加味した適正な成績評価を実現する。
(2)点検・評価
- 「授業実践力評価スタンダード(社会科)」を開発し,それを参照点にした教育実習指導(「実地教育VI・XI」)を展開して,学生の教育実践力の省察力を高めようとした。この取組を核に本学が申請した平成18年度特色GPプログラム「教育実践の省察力をもつ教員養成」が採択された。
- コア科目「初等中等教育実践II」を教科専門(町田準教授),公立学校教員(井上隆氏・濱口恒常一郎氏)と協働により展開し,学生の教育実践力を高めるよう努めた。
- 大学院「社会科教材開発演習II(歴史領域)」を大塚国際美術館のスタッフと連携して展開し,当該美術館を活用した歴史単元を5つ開発し,報告書にまとめて地域の学校に提供した。
- 授業における評価基準をシラバスにより学生に明示し,適正な評価と単位認定を行った。
- 「教科教育実践力育成のスタンダード開発研究」が,平成18年度文部科学省「海外先進研究実践支援プログラム」に採択され,韓国・公州教育大学校で調査研究活動にあたった。(2006.11~2007.1)
1-2.学生支援、地域連携活動
(1)目標・計画
- 教員採用率の向上をめざして、教員志望の学生に対する小論文・集団討論指導や模擬授業指導を積極的に行う。
- 教育支援講師、10年次研修講座、県及び郡市の教科教育研究会等における助言・講演などを通じて、地域の教育関係機関との連携を深めていく。
(2)点検・評価
- 就職委員会からの依頼を受け,神奈川県教員採用二次試験対策講座(模擬授業)の講師を務めた。
- 社会系教育講座内で,西村教授・草原准教授と協力して,教員採用試験二次対策講座(模擬授業・小論文指導)を実施した。
- 平成18年度徳島県10年次教員研修講座の講師を務めた。
- 鳴門教育大学学校教育学部附属小学校の平成18年度小学校教育研究大会(2月)において社会科の指導助言者を務めた。
- 教員支援アドバイザーとして,徳島県総合教育センター夏季研修講座(社会科)(8月)の講師を務めた。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
- 教育実践力育成の到達目標を明確にした授業の構成と実践に努める。
- 卒業論文・修士論文の指導に関して、学生の興味・関心を生かしながら、質の高い論文を完成できるようきめ細かい指導・支援を行う。
- 留学生・教員研修留学生が本学で充実した研究生活を送ることができるよう、支援する。
(2)点検・評価
- 「授業実践力評価スタンダード(社会科)」を開発し,それを参照点にした教育実習指導(「実地教育VI・XI」)を展開して,学生の教育実践力の省察力を高めようとした。
- 学部4年生1名の卒業論文,大学院2年生2名の修士論文を指導した。院生2名は,修論の内容をまとめて,全国社会科教育学会第55回全国研究大会で発表した。
- ミャンマーからの教員研修留学生1名を指導した。
2-2.研究
(1)目標・計画
- 連合大学院基準に準拠した学術論文を著す。
- 全国学会で研究発表を行う。
- 教育実践力の育成をめざした教師教育プロジェクト研究に参画し成果を上げる。
(2)点検・評価
- 韓国・公州教育大学校初等教育研究院『初等学校教育研究』に審査を経て論文(韓国語)が掲載された。
- 『鳴門教育大学研究紀要 第22巻』,『鳴門教育大学学校教育研究紀要』に論文を発表した。
- 韓国社会教科教育学会第17回年次研究大会(2007年1月,韓国教員大学)で研究発表を行った。
- 第2回日中教師教育学術研究大会(2006年10月,鳴門教育大学)で研究発表を行った。
- 平成18年度特色GP採択プログラム「教育実践の省察力をもつ教員養成」を推進した。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
- 所属委員会やワーキング会議に出席し、職務を確実に遂行していく
- 大学改革に関する提言を積極的に行う。
(2)点検・評価
- 「戦略的教育研究開発室」のメンバーとして各種GPの企画・立案・申請の仕事にあたった。平成18年度特色GPに採択された。
- 第2回日中教師教育学術研究大会の実行委員会副委員長を務めた。
- 国際交流委員として委員会に参加し,職務を果たした。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
- 附属小・中学校の実習及び研究会に積極的に参加・支援する。
- 附属小・中学校教員との共同研究を積極的に推進していく。
- 教育支援講師、10年次研修講座、県及び郡市の教科教育研究会等における助言・講演などを通じて、地域の教育関係機関との連携を深めていく。
- 留学生・教員研修留学生の研究活動を支援する。
(2)点検・評価
- 平成18年度徳島県10年次教員研修講座の講師を務めた。
- 鳴門教育大学学校教育学部附属小学校の平成18年度小学校教育研究大会(2月)において社会科の指導助言者を務めた。
- 教員支援アドバイザーとして,徳島県総合教育センター夏季研修講座(社会科)の講師を務めた。
- ミャンマーからの教員研修留学生1名を指導した。
- 「地域文化財教育活用プロジェクト」の一環で,大学院「社会科教材開発演習II(歴史領域)」を大塚国際美術館のスタッフと連携して展開し,当該美術館を活用した歴史単元を5つ開発し,報告書にまとめて地域の学校に提供した。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
- 「戦略的教育研究開発室」のメンバーとして企画・立案・申請したプログラム「教育実践の省察力をもつ教員養成」が平成18年度特色GPに採択された。
- 「教科教育実践力育成のスタンダード開発研究」が,平成18年度文部科学省「海外先進研究実践支援プログラム」に採択され,韓国・公州教育大学校で調査研究活動にあたった。(2006.11~2007.1)
- 第2回日中教師教育学術研究大会の実行委員会副委員長を務めた。
最終更新日:2010年02月17日