言語系コース(国語)

記載責任者 村井万里子

◇教員名簿

氏名 職名 専門分野 氏名 職名 専門分野

赤松万里

平成22年2月27日死去

教授 国文学(近世) 原 卓志 教授 国語学(古典語)
村井万里子 教授 国語科教育学 余郷裕次 教授 国語科教育学
小野由美子 教授 日本語教育学 幾田伸司 准教授 国語科教育学
茂木俊伸 准教授 国語学(現代語) 清水 茂 准教授 国語科教育学
永田良太 准教授 日本語教育学 野口哲也 講師 国文学(近現代)・比較文学

 

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。

 

◇自己点検・評価

1.学長の定める重点目標

1-1.大学院学生定員の充足

(1)目標・計画

 大学院の定員充足率100%を目指し,様々な媒体を活用して積極的な広報活動を行う。
 ○大学院入学実績のある大学を訪問し,説明会を開催する。
 ○コース紹介パンフレットを充実させ,様々な機会に配布する。
 ○公開講座,講演会,研究会の機会を活用し,本学大学院および本コースの広報活動を行う。
 ○「第24回鳴門教育大学国語教育学会」,「第10回徳島国語教育実践研究大会」,「第5回大村はま記念国語教育の会」を開催し,本学大学院および本コースの紹介を行う。
 ○コースのウェブページを活用し,コースの情報を広く発信する。
 ○コース所属教員の知人等や卒業生・修了生のネットワークを通して,積極的な広報活動を行う。

 

(2)点検・評価

○目標に掲げた6つの広報活動をすべて実施した。特に,実際に大学に赴いて説明会を実施した鹿児島国際大学からは本コースに1名,教員養成特別コースに1名の計2名,同じく松山東雲女子大学からも本コースに2名の入学者を得た。
○前期・後期・2次併せて20名(基準定員20名)の合格を出したが,辞退者が出て入学者は14名にとどまり,昨年の11名から3名増えたものの定員には届かなかった。学部からの学内進学者が採用試験の好成績を受けてゼロであったことも響いている。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

○学部学生・大学院生・研究生などのコースの学生が,学生生活全般にわたり,有意義で実りある日々を送ることができるよう,コース所属教員全員が連携し,全力で支援し,問題解決にあたる。
○学部学生・大学院生の教員採用率を高めるために,以下のような指導・支援を行う。
 ・年度初めに,大学院生を含めた学年別オリエンテーションを実施し,教員採用試験に対する心構えや受験勉強の計画法,学習方法,受験都道府県(市)の選び方等を指導する。
 ・コースとして,教職ガイダンスの受講を勧めるとともに,ガイダンスの実施を積極的に支援する。
 ・コース所属教員が,採用試験対策のための小論文・模擬面接・模擬授業の指導を積極的に行う。特に,ストレートマスター・長期履修学生用特別指導をコース主催で実施する。
○コースの学生の学習環境を整備するために,ゼミ室・院生研究室などの利便性を高める。
○コースの学生と教員との間に,ハラスメント行為などのない,良好な関係を構築する。

 

(2)点検・評価

○学生生活を送る上で問題が認められた学生に対して,コース長・指導教員などが連携し,相談に乗るなどして問題解決を図った。
○就職支援に関しては,上記のような指導・支援活動の結果,学部卒業生14名中,教員採用試験に正規合格した者12名という好成績を残した。ただし,現職教員を除く大学院修了生11名(内3名が留学生)については,私学教員1名のほか,公務員2名,一般企業1名の合格を見るに止まった。大学院修了生の就職活動をいかに支援していくかが今後の課題である。
○コース学生の学習環境整備については,言語実験室に事務補佐員を配置して,部屋利用の便を図った。また,院生研究室の網戸設置のほか,書写用品棚を更新して耐震補強工事を施した。
○コース学生と教員の間は,極めて良好な関係を構築することができた。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

国語科教育・日本語教育を構成する専門的各分野の先導的な研究を推進するために,次のような活動を行う。
○第24回鳴門教育大学国語教育学会を開催し,学会誌『語文と教育』23号を刊行する。
○カリキュラム開発に関するコース内共同研究を,科学研究費補助金に申請する。

 

(2)点検・評価

○第24回鳴門教育大学国語教育学会を,平成21年8月24日に本学B105教室で開催した(研究発表7名)。また,10本の論考を収めた『語文と教育』23号を刊行した。
○カリキュラム開発に関するコース内共同研究として,「絵本の教材的価値に関する研究」をテーマに設定し,科学研究費補助金(基盤研究(C))に申請した。
○コース所属教員が,第5回大村はま記念国語教育の会,第10回徳島国語教育実践研究大会の事務局として,大会を企画・運営した。また,『徳島国語教育実践研究大会第10回大会記念誌』を編集,刊行した。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

○文部科学省のGPが円滑に進行し成果をあげられるように,また,新たなGPの申請に,コースとして協力する。
○コース所属教員それぞれが,各種委員会の委員として当該の会議に出席し,その職務を積極的に遂行する。
○教員免許状更新講習(選択領域)の開講や公開講座の開催など,コースとして円滑な大学運営の遂行に協力を惜しまない。

 

(2)点検・評価

○コース所属の教員が研究開発検討部会委員としてGPの申請に携わるとともに,モデルコア・カリキュラム調査研究委員会委員として同事業の推進に貢献した。また,コース所属教員が積極的にモデルコア・カリキュラム開発チームに参加し,同事業に協力した。
○コース所属教員が中期目標作成に委員として協力したほか.各種委員会副委員長・委員として,職務を遂行した。
○コース所属教員がFD推進事業専門部会主査を務めるなど,大学のFD事業の推進に貢献した。
○コース所属教員が,教員免許状更新講習(4件),10年次研修(2件),公開講座(2件)を開講し,社会に開かれた大学事業の実施にコースとして協力した。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

○大学教員と附属学校園教員との連携体制を維持・発展させ,教育や研究に関する協力関係を強化する。
○広く地域の教育機関や保育・幼稚園・諸学校との教員個人及び団体の交流事業・協力関係を,コースとしても支援する。
○「アフガニスタン教師教育強化プロジェクト」などの国際協力事業に貢献する。
○協定校など,海外の大学と教員・学生間の交流を図る。

 

(2)点検・評価

○平成21年4月に学部附属連絡協議会を開催し,学生指導や研究について,幼稚園・小学校・中学校の教諭と意見交換を行った。また,コース所属教員が研究発表会の指導助言を行い,教育・研究の両面で緊密な連携を図った。
○附属中学校教諭と共同で「選択国語」を通年担当した。また,附属中学校のオープンスクールにおいて,コース所属教員が授業を担当するなど,附属学校との連携を深めた。
○コース所属教員が県内外の学校や施設で50回以上の講演や授業,指導助言を行うなど,地域や学校支援に貢献した。
○附属中学校より,総合的学習の時間(国際化領域)において,本学留学生との交流の希望が寄せられ,アフガニスタン,ミャンマー,メキシコ,ケニア,ラトビアの留学生による講演・体験的活動の実施を支援し,国際交流に貢献した。
○コース所属教員が「アフガニスタン教師教育強化プロジェクト」に専門家として参加し,プロジェクトのモニタリング・評価のためのデータ収集を行ったほか,教師用指導書改訂のためのガイドブック,教師用指導書ユーザーズマニュアルの作成を指導した。またこれに関連して,本学におけるアフガニスタンの教育者12名を対象とした教授法改善のための研修を担当した。さらに研修期間中に,本学学生,教職員を対象とした啓発活動,交流活動として,アフガニスタン写真展(於附属図書館ロビー)と,学生との教育交流会を企画・実施した。
○大学間交流協定締結校である青島大学,南開大学,シーナカリンウィロート大学,コンケン大学からの留学生11名(大学院生2名,学部生9名)を受け入れ,学生間の交流を図った。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

○積極的な就職支援活動の結果,学部卒業生14名中12名(85.7%)が教員として正規採用となった。
○コース所属の教員が,GP,モデルコア・カリキュラム開発,FD推進事業,各種講座開講等のさまざまな大学事業に積極的かつ全面的に協力した。
○学術協定校からの留学生を11名受け入れ,協定校との交流に貢献した。
○前年度に引き続き,コース所属教員のアフガニスタン派遣に全面的に協力し,本学の国際協力推進に貢献した。

 

 

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経営企画戦略課
電話:088-687-6012