言語系コース(英語)

記載責任者 藪下克彦

◇教員名簿

氏名 職名 専門分野 氏名 職名 専門分野
伊東治己 教授 英語教育 前田一平 教授 米文学
藪下克彦 教授 英語学 兼重 昇 准教授 英語科授業研究・小学校英語教育
ジェラード マーシェソ 准教授 教師教育,修辞学,評価法 ブラッドリー バーマン 准教授 マスコミニュケーション
山森直人 准教授 英語教育 杉浦裕子 講師 イギリス文学

眞野美穂

(平成22年4月1日採用)

講師 日英対照言語学      

 

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。

 

◇自己点検・評価

1.学長の定める重点目標

1-1.大学院学生定員の充足

(1)目標・計画

平成21年度言語系コース(英語)への大学院入学者は15名を確保することができた。このことは,これまでに行ってきた方策の効果が出てきた結果だと捉え,平成23年度入学者15名確保を目標として,平成22年度もこれまで行ってきたことの継続を中心に以下のようなことを行っていく。
○ 本コースの卒業生で教職に就いている者に大学院入学を案内する。
○ 本学の学部学生に大学院進学を勧める。
○ 公開講座や研修会・講演会および他大学への集中講義において,受講生に大学院を案内し入学を勧める。
○ Webサイトを通じて広報活動を実施する。
○ 関西の大学を中心に,その就職支援室に英語コースのパンフレット,ポスターなど入学案内を送付する。
○ 英語教育の専門誌に受験案内を掲載する。

 

(2)点検・評価

平成23年度言語系コース(英語)への大学院入学者22名を確保することができたことは,学生定員充足のために平成22年度に行った方策の賜であると思っている。以下に,上記の目標・計画の達成状況を記す。
○ 本コースで運営する学会「鳴門英語教育学会」の研究大会に出席した卒業生に入学案内を行った。その他,コースのウェッブページに入試情報を掲載した。
○ 本学学部生への勧誘が功を奏したのか,本学学部学生が一人本コースに入学した。
○ 公開講座,研修会,講演会,他の大学への集中講義などにおいて,本大学院,特に,本コースへの入学案内を行った。どのくらい効果があったが定かではないが,実績として,徳島大学,比治山大学それぞれ卒業生一人が本コースに入学した。
○ 関西の私立大学40校ほどに本コースのポスター,パンフレットを送付した。その結果,京都女子大学,四天王寺大学,甲南女子大学,京都外国語大学の卒業生一人ずつが本コースに入学した。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

○ 全学開講の授業「英語コミュニケーション」は予算と人事が許す限りネイティブ・スピーカーが担当することとし,本学学生の英語運用能力を高めるのに資する。
○ 同「英語リーディング」はTOEIC対策とし,教員採用試験や他の就職試験に役立てる。
○ TOEIC IPテストを実施する。
○ 海外留学のための情報提供ならびに学習支援を行う。
○ 学部学生用の学習室(俗称,E-ポケット)を充実させ,自主学習の環境を整える。
○ 英語資格試験の情報を学生に周知する。
○ 留学生のための修学・生活支援を行う。

 

(2)点検・評価

○ 22年度は,「英語コミュニケーションI・II・III・IV」のそれぞれ5クラスのすべてををネイティブ・スピーカーの教員が担当した。
○ TOEIC IPテストを6月に実施した。さらに,その際,公開テストのほうの案内も行った。
○ 海外留学支援の甲斐があり,本コースの学生で留学する者が多く見られるようになった。平成22年度は,学部生1人,院生2人が留学した。また,春休み中に,英語専攻学部1年生10名中7名がオーストラリアのアデレード大学運営のプログラムで,また,1名がカナダのバンクーバで語学研修を行った。
○ 言語資料室(A319)の学部学生用学習スペース,通称「E-ポケット」の環境を充実させるための一環として,英語雑誌,また英語資格試験用の書籍,資料をいくつか追加した。
○ 伊東教授を中心に,修士課程留学生,教員研修生の修学・生活上のトータル・ケアを行った。
○ 言語系コース(英語)の教育活動の成果の間接的な証として,平成23年度の鳴門教育大学配属の連合大学院入学生3人の中,1人が英語コースの学生であることを挙げておく。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

○ 教員各自が自己の研究を遂行できるように,教員間で協力体制をとる。
○ 英語教育上必要と考えられる研究テーマを設定し,教員相互に協力して共同研究を進める。
○ 学部入学前期・後期試験の内容・実施方法に関しての見直しを行い,変更の可能性を探る。
○ 科学研究費補助金の申請を積極的に行う。

 

(2)点検・評価

○ 教員が学会,研究会などの研究活動で出張する場合,他の教員が委員会代理出席などをすすんで引き受ける協力をした。
○ 先導的大学改革推進委託事業「教員養成に関するモデルカリキュラム作成に関する調査研究」,特に,カリキュラムマップの作成にコースを挙げて協力した。
○ 一般教養英語教育の在り方を継続的に検討した。公開講座の企画運営をコース全体で行った。
○ 学部入試の英語による口述試験実施方法の改善に関して調査検討中である。
○ 科学研究費補助金は,コース教員の中,3人が継続して助成を受け,2人が新たに研究協力者となった。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

○ 教員各自が担当する各種委員会などの職務を真摯に遂行し,大学運営に積極的に関与する。
○ 本コースの性格に鑑み,国際交流を支援し,特にコースに関係する分野において積極的に参加し協力する。

 

(2)点検・評価

○ 言語系コース(英語)所属の教員全員が各種委員会等の職務を真摯に遂行し、大学運営に積極的に貢献した。
○ フィンランドのタンペレ大学リタ・ヤーティネン教授と北京首都師範大学周琳博士を招聘し,附属小学校と本学で小学校英語教育に関する研究会を行った。
○ 教員研修留学生3名を受け入れた。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

○ 附属学校との連携については,授業での取組を中心に,附属学校への協力を図る。
○ 公開講座及び教育支援講師派遣制度などを通して,地域との連携を強化する。
○ 海外の研究教育機関との共同研究・事業を推進する。

 

(2)点検・評価

○ 附属小学校で授業支援,また研究発表会で授業を行った。
○ 附属中学校で,LFタイムの講演を行った。
○ 「お遍路型研修」と銘打って,全国の小学校で英語教育を支援した。
○ 「教育実践フィールド研究」を柱に,市内の小学校 付属中学校,市内の高校で実践的研究を行った。
○ 英語授業改善の支援を2つの高校(池田高校,生駒高校)で行った。
○ 教育支援講師・アドバイザーに全員登録しており,実際に,何人かが出前授業を行ったり支援を行った。
○ 公開講座と教員免許状更新講習のどちらも全教員が講師として参加した。
○ フィンランドの小学校教員と小学校英語教育に関しての共同研究を行った。
○ ウェスタンカロライナ大学の学生が授業の一環としてお遍路を体験するために来日した際、サポートを行った。
○ 北京首都師範大学の周琳博士を小学校英語教育に関して客員研究員として受け入れた。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

○ 平成23年度の本コースへの大学院入学者の数は22名で,本学の重点目標である大学院定員充足に大いに貢献した。
○ 小学校英語教育センターの活動が全国的に認知されている。
○ 小学校英語教育センターの活動実践が認められ,本学第2期中期目標の重要な柱になっている。
○ 平成22年度学部卒業生7名の内,5人が小学校または中学校の教員として正式採用され,1人が小学校で臨時的に任用され,残りの1人が大学院(本学)に進学した。
○ 平成22年度修士課程修了生12名の内,現職教員,留学生を除いた全員が正規または臨時で教員で就職した。

 

 

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経営企画戦略課
電話:088-687-6032