自己点検・評価報告書(兼重 昇)

報告者 兼重 昇

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての授業実践

(1)目標・計画

①授業内容:担当授業において,理論に偏重しないように,より実践的な事例を多く取り入れるとともに,基礎的な知識の提供及び学習者が今後自立した学習者たるための方略について指導内容とする。
②授業方法としては,上記内容を効果的に提供するために,大学内での講義・演習に加え,附属学校をはじめ学校現場との関係を密にし,より実践とのつながりを意識できるような指導を行う。
③成績評価は,目標に準拠し,単にテスト・レポート等での評価だけでなく,日々の活動,学習者の自己評価も積極的に取り入れる。

(2)点検・評価

①,②に関して,受講者を小・中学校の学校現場へ多く帯同させることで,より実践的な内容を扱うとともに,小・中学校で実際に授業をする活動も多く取り入れた。

③に関しては,学習者の自己評価がうまく活用できなかったという反省が残るが全体的には目標に準拠した評価を行った。

 

1-2.大学教員としての社会貢献

(1)目標・計画

私の研究の中心は,小学校英語教育に関するものが中心であるが,特に,教員研修・人材育成という観点から,学校や地域での取り組みに積極的に関わることで,平成23年度よりはじまる小学校外国語活動の円滑な導入に寄与したい。

(2)点検・評価

計画通り,徳島県内に限らず全国で,小学校外国語活動に関する教員研修を行った。また,徳島県内3地域,京都府などにおける研究開発の運営員として地域の貢献も行った。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

現在関わっている課外活動は,野球部及びESSの活動である。両課外活動が,学内でも規律を持ち活動できるように支援するとともに,野球部では,リーグ戦での好成績をおさめることができるよう,ESSでは,スピーチコンテストや他大学との合同活動,子どもキャンプなどの活動が行えるように支援をしていく。

教育においては,ゼミや授業外活動における就職活動支援をおこない,教員になるために必要な最新の情報を提供すると共に,基礎学力を高めるための勉強会の場を提供する。

2年次生の担任業務を行う。

(2)点検・評価

野球部は1部残留を果たし,秋季リーグでは高知大学・香川大学から勝ち点をあげるなど学生の活動を支援した。ESSの活動では,計画通り,子どもキャンプの実施支援などを行った。

教育においては,ゼミ生個人では,学部卒業で採用試験合格者はいなかったものの,1名は進学をし,1名は,小学校で講師をすることとなった。

2年次担当業務は計画通り行った。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

研究活動としては,小学校英語教育センターにおける事業が中心となるが,特に,(1)小学校英語(外国語活動)における教員研修のあり方,(2)小学校段階での外国語教育の海外の事例などを収集する中での評価に関する研究をすすめていく。具体的には,アジアやヨーロッパで行われている評価方法の概要をまとめ,その日本での可能性について模索すること,英語力に関する客観的な測定方法の提案を行い,国別の比較を行う。

(2)点検・評価

(1)については,社会貢献と平行して研究も行い,様々な学会での研究発表やシンポジウムで登壇した

(2)については,現在も継続研究中である。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

・国際交流委員会の委員として,留学生の派遣や受け入れに関する諸支援を行う。

・小学校英語教育センターの事業を県内外にアピールすることで,大学の広告的役割を担う。

(2)点検・評価

国際交流に関しては,教員研修留学生1名を受け入れ,また留学生の派遣(韓国,アメリカ)の諸支援を行った。

小学校英語教育センターを通しての広報活動は,研修依頼を受けた地域にでの大学院パンフレットの配布などを行った。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

附属学校(特に小学校)での英語教育(外国語活動)の授業実践の支援を行う。

社会との連携としては,徳島県総合教育センター主催の教員研修,公開講座などに積極的に取り組む。県内外の公立小学校での授業実践,校内研修などの事業を行う。

国際交流については,積極的に海外の研究機関との共同研究を進める。具体的には,小学校英語教育に関する共同研究として,韓国,台湾,中国などとの情報交換や現地調査を進める。国際交流協定締結校との交流を推進する。

(2)点検・評価

附属学校では,本年度も研究発表大会で附属小学校教員とのティームティーチングを行った。

また,社会連携として,公開講座の実施(徳島県内,福岡市)を行うとともに,教員免許講習等の研修を多く行った。

国際交流については,例年同様にアメリカからの文化体験授業を受け入れ,自転車でのお遍路支援や徳島県内での日本文化体験ツアーを実施した。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

 

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