自然系コース(数学)

記載責任者 松岡 隆

◇教員名簿

氏名 職名 専門分野 氏名 職名 専門分野

齋藤 昇

(平成23年3月31日退職)

教授 数学教育学 成川公昭 教授 解析学
平野康之 教授 代数学 松岡 隆 教授 幾何学
秋田美代 准教授 数学教育学 佐伯昭彦 准教授 数学教育学 

樋上和弘

(平成23年3月31日退職)

准教授 数理科学      

 

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。

 

◇自己点検・評価

1.学長の定める重点目標

1-1.大学院学生定員の充足

(1)目標・計画

大学院定員の90%以上の入学生を確保するため,次の方策を行う。
1.コース各員の他大学での知り合いに対し,直接訪問もしくは電話・メールで,学生への受験の勧誘をしてもらうよう依頼する。
2.コース紹介・受験勧誘のパンフレットを作成し,全国の教育学部,理学部,さらに長期履修学生の受験も期待し工学部へ送付する。また,教職に就いている卒業生や算数数学教育学会において積極的に活動している現職教諭にも送付し勧誘する。
3.学校数学研究会の機関誌「学校数学研究」の一部を借りて大学院の様子の紹介と共に広報を行う。
4.教員採用試験で不合格となった在学生に大学院の受験を勧める。
5.ホームページ上でコースの魅力を紹介することで,受験意欲をそそり宣伝効果を上げる。

 

(2)点検・評価

自然系全体の定員に近い17名が入学し,目標を大幅に上回る定員を確保することができた。
1.コース各員が,岡山理科大学,徳島大学の総合科学部・工学部,高知県教員等の知り合いに対し,訪問や電話・メールで,学生への受験を勧誘してもらうよう依頼した。本学で行われた「環論・表現論シンポジウム」で,出席者に学生の大学院への受験依頼を行なった。また,卒業生の勧誘も行なった。  
2.コース紹介・受験勧誘のポスターやパンフレットを作成し,全国の教育学部,理学部,工学部へ送付し,学外から16名の入学者を得ることができた。
3.コースが中心になって組織された学会の機関誌「学校数学研究」において,現在所属する院生の研究内容や,修了生の最近の教育研究活動の様子を紹介し,大学院へ入学することのメリットが分かるように努めた。
4.教員採用試験で不合格となった在学生は少数であったが,彼らに大学院進学のメリットを説明し,受験を強く勧めた結果,1名が受験した。
5.ホームページに,コースや教員の活動を紹介し,コースの様子を魅力的に伝え,受験意欲をそそるよう努めた。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

1.学生同士が協力しまた互いに競い合う雰囲気を作り出すよう努めるなど,各学生が自ら積極的に学生生活を送れるよう指導を工夫する。
2.各教員が折に触れ,自分の研究の一端や,興味を引かれた事柄を学生にかみ砕いて話すことにより,学生とのコミュニケーションを図ると共に,学生と共に知の集団としての大学の構築を目指す。
3.各自授業改善の取り組みを行う。
4.卒業・修士論文の指導および進路・学生生活に関して,指導教員以外の教員の指導も受けることができるようコースで工夫する。

 

(2)点検・評価

1.クラス担当教員と指導教員が中心となって,それぞれが教員という共通の目的意に向かって学んでいるという意識を持てるよう指導に当たった。また,教員採用試験対策塾を開き,学生同士が協力し,また互いに競い合う雰囲気を作り出すとともに,希望者に対して集団面接・集団討論の練習を行い,教員としての自己を確立するための手助けを行った。
2.研究室に出来るだけ気軽に訪ねることが出来るよう学生に声をかけるよう努めた。教科内容や勉強の仕方についての相談に来た学生がほとんどであったが,その際,自分の研究分野のみならず,幅広く色々な話題について話をし,学ぶことの素晴らしさを伝えた。
3.各教員が授業改善の取り組みを行い,内容・指導方法の工夫に努めた。具体的には,授業内容の体系化を図るとともに,学生が主体的に参加できるよう毎授業時間の一部を学生の主体的発表に当てた。また,学期の途中で授業の理解度を問うアンケートや小テストを実施し,結果に応じて追加説明等を行い,学生の理解の深化を図った。
4.卒業・修士論文の指導および進路・学生生活に関しては指導教員以外の指導も自由に受けることができることを学生に周知し,実際に学生が質問のため自由に在室中の教員を訪れた。また,合同ゼミを実施し,指導教員以外の指導も受けられる機会を設けた。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

1.研究活動が大学教員としての使命であるという共通の意識を堅持し,それぞれの研究を互いに尊重し,出来るだけ公平に,時間や雑事に拘束されず研究活動が推進できるよう協力体制をとる。
2.科学研究費補助金の申請は全員が行い,出来るだけ多くの採用が得られるよう努力する。

 

(2)点検・評価

1.それぞれの研究を互いに尊重し,出来るだけ公平に業務を分担し助け合うことにより,時間や雑用に拘束されず研究活動が推進できるように努めた。
2.科学研究費補助金の申請は継続の者を除く全員が行った。継続分も含め5件の申請が採択された。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

1.各自委員として学内の各種会議に出席し,職務を遂行する。授業,出張等で出席が不可能な場合にはコース構成員で協力し,代理としてその役目を助ける。

 

(2)点検・評価

各自,各種会議委員を務め職責を果たした。全員が複数の委員を務めた。授業,出張等で出席が不可能な場合には構成員で協力し,代理としてその役目を助けた。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

1.附属小・中学校の算数・数学教員からメールによる質問,相談を受け付け,それぞれ専門の立場から解答,アドバイスを行う体制を作る。(附属学校)
2.上記活動が,活発かつスムーズに行われるよう,コース教員と附属学校算数・数学教員との教育懇談会を行い自由な意見を交換する。(附属学校)
3.現職数学教員も多く会員となっている学校数学研究会を学内で開催し,また機関誌を発行することにより,数学教育における問題提起・解決のための討議の場を提供する。(社会連携)
4.教員支援講師・アドバイザー等の機会において,学校現場に実際の数学の楽しさや面白さを伝え,教師の資質の向上を図ると共に,生徒の数学離れ,学力低下を少しでも食い止める努力をする。(社会連携)
5.小・中学生を対象とする「数学教室」を開催し,また開催が予想される鳴門市「子どものまちフェスティバル」において算数紹介コーナーを設けることにより,子供たちに数学に対する啓蒙や興味の惹起を行う。(社会連携)
6.JICA研修をコースで協力して行う。(国際協力)

 

(2)点検・評価

1.附属小・中学校の算数・数学教員からメールによる質問,相談を受け付ける体制を作り,それぞれ専門の立場から回答,アドバイスを行った。(附属学校)
2.コース教員と附属学校算数・数学教員との教育懇談会を10月15日に開催し,意見交換を行った。(附属学校)
3.学校数学研究会を8月21日に学内で開催した。また学校数学研究会機関誌の2回の発行により,数学教育における問題提起・解決のための討議の場を提供した。(社会連携)
4.コース教員全員が教員支援講師・アドバイザーに登録した。また,学校現場や教員研修会で講演や助言(計11回)を行い,数学の楽しさ,面白さを伝え,教師の資質の向上を図ると共に,生徒の数学離れ,学力低下を少しでも食い止める努力を行った。(社会連携)
5.「算数おもしろ教室」を10月2日に学内で開催し,また鳴門市「こどものまちフェスティバル」(10月19日開催)において算数紹介コーナーを設けた。いずれも,多数の子供たちが集り好評であった。(社会連携)
6.大洋州のJICA研修をコースで行った。(国際協力)

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

1.大学院において,自然系全体の定員に近い17名の入学者を確保し,コースとしての目標を大きく上回った。
2.大多数の卒業生を教職に就かせることができた。正規採用は7名であった。
3.教員研修留学生2名を受け入れた。
4.1件のJICA研修団をコースで受け入れた。
5.日本数学会中国・四国支部会を,鳴門市内で1月30日に開催した。
6.日タイ国際数学教育セミナーを,学内で6月11日に開催した。
7.附属中学校でのLF授業(1件)を担当した。

 

 

お問い合わせ

経営企画戦略課
電話:088-687-6032