自己点検・評価報告書（齋藤 昇）
報告者 齋藤 昇
1．学長の定める重点目標
1－1．大学教員としての授業実践
(1)目標・計画
②学生の発表・討議をできるだけ多く取り入れた学生参加型の授業方法とする。また，数学科授業論や教科教育実践Ⅱ，Ⅲの授業においては，学習指導案の作成や模擬授業を取り入れる。
③年度当初，学生に評価基準・到達目標を明示するとともに，定期試験の成績のみでなく，授業態度，発表，レポート等の日々の学習活動を反映した評価を行う。
(2)点検・評価
①授業においては，学校現場における実践例を取り入れる等，教育実践とのかかわりを重視した授業を行った。
②学生の発表・討議をできるだけ多く取り入れた学生参加型の授業を行った。また，数学科教材論や初等中等教科教育実践Ⅲの授業においては，学習指導案の作成や模擬授業を取り入れ，教員としての授業実践力を高めるようにした。
③年度当初，学生に評価基準・到達目標を明示するとともに，定期試験の成績のみでなく，授業態度，発表，レポート等の日々の学習活動を反映した評価を行った。
1－2．大学教員としての社会貢献
(1)目標・計画
①教育研究活動の成果を学会やＨＰを通じて広く社会に公開する。
②教育委員会との連携や小・中学校教員との共同研究等を通じて社会に還元する。
(2)点検・評価
①著書が２編(共著)，全国学会誌が３編，紀要等が６編，国際会議が３編掲載された。学会発表は１３件行った。
②徳島県教育委員会「高校生夢・未来育成事業」「学力向上実践研究推進事業」運営指導委員会委員，徳島県数学教育会（小・中・高・高専・大学）会長，各種研究会での指導・助言等を通して，徳島県の小・中・高等学校の教育の発展に貢献した。また，附属小・中学校の教員と研究会等を通して共同研究を行った。
2．分野別
2－1．教育・学生生活支援
(1)目標・計画
①学生が主体的に授業に参加できるように発表・討論形式等を授業に取り入れる。
②授業においては，理論的な面のみでなく，具体的な教育実践例を取り入れ，学生の理解が深まるようにする。
③学生の授業内容に関する質問，進路相談等に随時応じ，学生の個性伸長を図る。
④ゼミ生が教員採用試験に合格できるように指導・助言を行う。
(2)点検・評価
①学生全員に対して，順番に発表の機会を与える等，学生参加型かつ知識創造型の授業を行った。
②授業においては，理論と学校現場における具体的な実践例を結びつけ，学生の関心や理解が深まるようにした。
③学生の授業に関する質問を随時受けるとともに，学生がやる気を出すように助言・指導を行った。
④ゼミナール生が，教員採用試験に合格できるように随時指導・助言を行うとともに，学習計画の立て方，面接の方法等を指導した。
2－2．研究
(1)目標・計画
①従来からの研究テーマ「創造性の育成法に関する研究」をまとめ，全国学会誌に投稿する。
②海外研究者と共同研究を行う。
③小・中学校教員と学習指導法に関する共同研究を行う。
④学外の研究助成金の公募に積極的に応募する。
(2)点検・評価
①著書が２編(共著)，全国学会誌が３編，紀要等が６編，国際会議が３編掲載された。学会発表は１３件行った。
②タイのコンケン大学マイトレー准教授，韓国の釜山大学校金富允教授と「創造性の育成法に関する共同研究」を行った。研究成果は，現在，著書（英語）として出版するために執筆中である。また，著書「山登り式学習法入門」については，韓国語への翻訳が終わり，韓国での出版を進めている。
③公立小・中学校と連携し，教師の授業実践力を向上するための尺度開発を行った。その成果は，教育現場にフィードバックするとともに，学会で発表を行った。
④科学研究費補助金基盤研究（Ｂ）（研究代表者）の交付を受けた。また，研究分担者として基盤研究（Ｃ）の交付を受けた。
2－3．大学運営
(1)目標・計画
①国際教育協力の発展に貢献する。
②大学院の定員充足に向け，各種研究会等を利用して，本学受験を働きかける。
(2)点検・評価
①国際教育協力においては，大洋州から９名の研修員を受け入れ指導を行った。
②大学院の定員充足に向け，各種研究会等を利用して，本学受験を働きかけた。私立大学から３名の受験者を確保した。
2－4．附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
①附属小学校教員と連携し，算数教育分野の共同研究を進める。（附属学校との連携）
②徳島県教育委員会，公立学校等の連携を積極的に行い，社会に貢献する。（社会との連携）
③昨年度に引き続き，JICAの国際教育協力事業に貢献する。（国際交流）
(2)点検・評価
①附属学校の研究会等を通して，算数・数学教育に関する共同研究を行った。（附属小学校との連携）
②徳島県教育委員会「高校生夢・未来育成事業」「学力向上実践研究推進事業」運営指導委員会委員，徳島県数学教育会（小・中・高・高専・大学）会長，各種研究会での指導・助言等を通して，徳島県の小・中・高等学校の教育の発展に貢献した。（社会との連携）
③大洋州から９名の教員研修員（数学）を受け入れ指導を行った。（国際交流）
3．本学への総合的貢献（特記事項）
①大洋州から派遣された教員の研修指導及びタイのコンケン大学を訪問し教育協力について研究打ち合わせを行うなど国際教育協力に寄与した。
②大学院の定員充足に向け，他大学教員への働きかけ等により自然系コースの定員確保に努力した。自然系コース（数学・理科）の定員は20名であるが，定員をはるかにオーバーした受験生を確保した。
