芸術系コース(美術)

記載責任者 長岡強

◇教員名簿

氏名 職名 専門分野 氏名 職名 専門分野
武市勝 教授 版画(リトグラフ,コラグラフ) 長岡強 教授 彫刻
西田威汎 教授 絵画 松島正矩 教授 構成・デザイン
山木朝彦 教授 美術科教育 小川勝 准教授 美術理論・美術史
鈴木久人 准教授 絵画 内藤隆 准教授 構成・デザイン
野崎窮 准教授 彫刻      

 

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。

 

◇自己点検・評価

1.学長の定める重点目標

1-1.コースの運営

(1)目標・計画

  コース運営の指針と方策
  1. コース会議を開き,学部教育・大学院教育の質的向上に努める。
  2. 一人一人の学部生や院生の学習状況,生活状況についてもコース教員間で協力し,きめ細かな指導を心がける。
  3. 教員と学部各学年代表(2名),院生各学年代表(2名)との会を定期的に設定し,魅力あるコースづくりに努める。

(2)点検・評価

  • 講座からコースへの移行に伴い,様々な検討事項が生じたので,出来るだけ多くの共通理解の場を持ち,学部教育・大学院教育を充実させていった。
  • 学生,院生一人ひとりの個性と能力を伸ばす観点からきめ細かな指導をした。
    その結果として,今春の学部卒業生7名は,5名が本学大学院へ進学し,1名は大阪府の小学校へ正採用,1名が兵庫県臨時教員(常勤)となった。
    修士課程の修了生12名は,教員の正採用2名,臨時採用5名,企業3名,アーティスト志願者2名で,何とか教員採用率をクリアしている。
    長期履修生の方は,5名中2名が正採用(東京1,大阪1),臨時教員2名(2名とも兵庫・常勤)となった。
  • コース長が学生,院生のパイプ役となり日々の学生生活に関する事項や修論の中間発表会,卒業展,修了展などの行事について協議しながら魅力的な美術コースの基礎固めを行った。

1-2.大学院学生定員の充足

(1)目標・計画

  昨年度の大学院定員充足状況は100%確保している。
  引き続きコース教員一丸となって定員充足に努めたい。
  今年度の達成目標は昨年どおり定員充足を100%確保したい。
  目標達成のために,以下のような取り組みを策定・実施する。
  1. 知り合いの大学教員宛に,各自がメッセージを添えて,「大学院ガイドブック」「募集要項」「講座案内リーフレット」等を送付し,受験生を紹介してもらう。
  2. 修了展や修了生のグループ展開催を支援し,修了生との交流を深め,本学への受験生の発掘につなげる。
  3. 美術コースのホームページの更新に努め,常にコースの情報を発信していく。
  4. 修士論文中間発表会に学部4年生も参加させ,大学院への関心を喚起させる。

(2)点検・評価

  • 大学院の定員充足において,100%確保できなかった。 (約70%) その理由として考えられることは,大学院説明会に参加しながら教育委員会からの図画工作・美術教員の派遣枠がないため受験できない現職教員がいたこと,現役合格者の中から辞退者が出てくる現象が見られるようになったことが主な要因である。
  • 今年も修了生の個展やグループ展へ出かけ,本学への受験生の発掘にあたった。
  • 他大学訪問にもコース長が取り組んだ。「美術手帖」に,院入試案内の広報を10万円で掲載した。
  • ホームページをリニュアルし,内容の充実を図り,受験生にコースの情報を魅力的に発信した。
  • 修士論文(修了制作)の中間発表会に学部4年生も参加させ,大学院への関心を喚起させた。その効果もあり,学部卒業生7名の内,5名も本学大学院へ進学した。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  1. 全教員が授業改善に積極的に取り組む。
  2. 教員採用率の向上を目指し,教員一丸となって学生の基礎的知識の拡充を図る。
  3. 卒業研究,修了制作,修士論文の指導はコース教員全員が協力して指導助言する指導体制をとる。
  4. 学生が授業以外において,意欲的に制作・研究に取り組むことが出来る教育体制をとる。
  5. 指導教員以外でも,気軽に学生の進路や悩み等の相談に応じる体制をとる。

(2)点検・評価

  • 学生が意欲的に授業に取り組めるように授業改善を図りながら進めた。また,卒業制作,修了制作,卒業論文,修士論文の指導においては,指導教員以外の教員との連携を図りながら質的向上を目指した。
  • 学生が授業以外において,意欲的に制作・研究に取り組むことが出来る教育体制や教育環境は,他大学以上に整ってきたように思う。
  • 学生たちの実技制作においては,全国規模の公募展での入賞者や入選者をだし,学生表彰を受ける学生も多く出した。
  • ゼミ生以外に気軽に相談に応じる体制は,他コース以上にうまくいっていると思う。

2-2.研究

(1)目標・計画

  1. 科学研究費補助金の取得を目指し,積極的に申請を行う。
  2. 実技系の教員は積極的に作品等を発表し,論文系の教員は研究成果を論文等に発表する。
  3. 各自が,それぞれの学術団体に所属し,研究を進める。

(2)点検・評価

  • 実技系にとって,科研費の申請は困難を要するが,昨年度より1名多くの申請が見られた。科研の分野に,制作を視野に入れた分野の新設が切望される。
      論文系では,小川准教授が本学で最高額の採択を得た。
  • 全教員,切磋琢磨しながらそれぞれの専門分野において研究を行ない,大きな成果を上げた。(日展,日彫展,白日展、国展への出品委嘱,大学美術教育学会誌,美術科教育学会誌,美術史学会誌への掲載など)
  • 現在,美術コースの最大の悩みは,研究業績を積み上げ,連合大学院の合からマル合への移行者の増加の問題である。
    (美術コースのマル合は,わずか2名で,長岡,西田とも3年後に定年を迎えてしまうと,マル号資格者が皆無となってしまう。今春も,申請者なし)

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  1. 全員が部会議,コース会議で積極的に発言し,大学運営に寄与する。
  2. 各自が,委員として学内各委員会に出席し,職務を遂行する。

(2)点検・評価

  各自,各種の会議に出席し,積極的に発言し責務を果たした。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  1. 附属学校園で行われる授業研究会や実地教育に出来るだけ参加して指導助言する。(附属学校との連携)
  2. 初中等教科教育実践(学部),教育実践フィールド研究(大学院)の授業を通して附属学校園との連携を深める。(附属学校との連携)
  3. 公開講座を開講し,地域との連携に貢献する。(社会との連携)
  4. 留学生を積極的に受け入れ,全教員の協力で指導にあたる。(国際交流)

(2)点検・評価

  • 附属学校の研究会へ多くの教員が共同参画し,両附属校の研究活動を全面的に支援した。また教育実習においても,学生たちへの支援や研究授業での助言を行なった。初中等教科教育実践(学部),教育実践フィールド研究(大学院)の授業では,学生を附属学校教員と共に指導することによって附属学校との連携を深めた。
  • ここ10年くらい続けて実施している公開講座「デッサン教室」を今年度も開講し,好評だった。
  • 大学と大塚国際美術館,鳴門市が共同で展開している鑑賞教育のプロジェクトにおいては,多くのコース教員が力を尽くした。
  • 中国からの私費留学生,内モンゴルからの研究生を受け入れ,授業,生活面など多面的に指導した。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  • 学外で開催される在学生や修了生の展覧会において,本コースへの大学院への広報活動を行なった。
  • 教員採用試験対策として特別に指導案の指導,実技指導等を実施し,長期履修生を含め,今春の卒業生・修了生は,教員採用率(非常勤含む)70%を超えることが出来た。
最終更新日:2010年02月17日

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