自己点検・評価報告(芸術系コース(美術)) 野崎窮
報告者 野崎窮
1.学長の定める重点目標
1-1.大学教員としての研究活動
(1)目標・計画
個人研究として制作活動を継続してきた。近年は彫刻制作におけるコンセプトとして,作者の思いだけでなく,展示または設置される環境も考慮にいれたり,彫刻の社会との関わりに視点をおいた表現活動を行っている。本年はその一環として環境造形としての彫刻作品またはインスタレーションの制作発表を予定している。
(2)点検・評価
特に社会との関わりある表現として岩手県立杜陵高校中庭に環境造形作品を制作。また第46回徳島彫刻集団野外彫刻展においてインスタレーションを発表した。
1-2.教育大学教員としての授業実践
(1)目標・計画
- 授業内容として学校現場の状況を踏まえた実技の内容となるよう,授業改善をしていく。
- 実技を指導する教員として児童・生徒の参考作品を紹介しながら,学校現場を想定した技法の教授に努める。
- どのような観点から成績評価を行うのか,初回の授業時に徹底する。またそれと同時に到達目標と授業の主旨を明確にする。
(2)点検・評価
1,2,3に関して,学校現場を想定した技法の習熟に力点をおいた授業をするとともに,評価等に関して初回の授業時に説明を徹底した。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
- 授業内容において,特に図画工作における「造形遊び」を想定した教材研究を積極的に取り入れていく。
- 学生の進路,悩み等の相談にオフィスアワーや課題研究等の時間以外にも随時応じる。また将来 社会人として必要になるであろう言葉遣いや礼儀等を自然と身につけることができるように指導していく。
(2)点検・評価
- 「造形遊び」を想定した教材研究を授業に多く取り入れた。
- 学生の進路,悩み等の相談に応じ,その際に言葉遣いや礼儀等を指導した。
2-2.研究
(1)目標・計画
- 例年通り,全国規模のコンクール等に挑戦する。
- グループ展等に積極的に参加する。
- 制作論に関する資料を収集し,論文作成の準備をする。
(2)点検・評価
全国規模のコンクールに挑戦するとともに,グループ展等に積極的に参加した。また,教員養成系大学の美術教育における教科書的な本の原稿作成中(分担執筆,2頁)であり,制作論に関わる研究をした。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
- 中日教師教育学術研究集会準備委員として,成功するよう,その割り当てられた責務を果たし協力する。
- 大学院の定員充足のため,今まで通り本講座の一員として講座の取り組みに協力していくとともに,個人としては平成18年に立ち上げた野崎研究室のWebページの更新を定期的に行う。
- 20年度の担当委員会がまだ未定であるが,決定後は当該委員会において忠実にその任を果たす。
(2)点検・評価
- 中日教師教育学術研究集会準備委員として,その割り当てられた責務を果たした。
- 学外における研修時に広報活動を行った。また,野崎研究室のWebページの更新を定期的に行った。
- 20年度の担当委員会において忠実にその任を果たした
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
- 初等中等教科教育実践1(学部)等を通して附属学校との連携を深めていく。また附属学校等で行われる教育研究会に積極的に参加する。
- 例年どおり,本学公開講座「デッサン教室」の講師を務め,地域の文化に貢献する。
(2)点検・評価
附属小・中で行われた教育研究会に参加した。また,本学公開講座「デッサン教室」の講師を務めた。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
昨年の10月27日に発行された「日本・石の野外彫刻 ストーンアート写真集 」(著者:藤田観龍)にかって1995年に制作した作品「あぶくま童子」が240頁に掲載されたことは,本学広報活動の観点から貢献するものと考える。
最終更新日:2010年03月18日