言語系コース(英語)

記載責任者 藪下克彦

◇教員名簿

氏名 職名 専門分野 氏名 職名 専門分野
伊東治己 教授 英語教育 前田一平 教授 米文学
藪下克彦
(平成21年4月1日昇任)
教授 英語学 兼重 昇 准教授 英語科授業研究・小学校英語教育
ジェラード マーシェソ
(平成21年4月1日昇任)
准教授 教師教育,修辞学,評価法 ブラッドリー バーマン 准教授 マスコミニュケーション
夫 明美
(平成21年4月1日昇任,9月30日退職)
准教授 英語学 山森直人 准教授 英語教育
杉浦裕子
(平成21年4月1日採用)
講師 イギリス文学      

 

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。

 

◇自己点検・評価

1.学長の定める重点目標

1-1.大学院学生定員の充足

(1)目標・計画

 平成21年度言語系コース(英語)への大学院入学者は15名を確保することができた。このことは,これまでに行ってきた方策の効果が出てきた結果だと捉え,平成21年度も従来行ってきたことの継続を中心に以下のようなことを行っていく。
○本講座の卒業生で教職についている者に大学院入学を案内する。
○本学の学部学生に大学院進学を勧める。
○公開講座や研修会・講演会および他大学への集中講義において、受講生に大学院を案内し入学を勧める。
○Webサイトを通じて広報活動を実施する。
○関西の私立大学を中心に,その就職支援室に英語コースのパンフレット,ポスターなど入学案内を送付する。

 

(2)点検・評価

 平成22年度言語系コース(英語)への大学院入学者15名を確保することができたことは,学生定員充足のために平成21年度に行った方策の賜であると思っている。以下に,上記の目標・計画の達成状況を記す。
○本コースで運営する学会「鳴門英語教育学会」の研究大会に出席した卒業生に入学案内を行った。その他,コースのウェッブページ、大修館雑誌『英語教育』などに入試案内を掲載した。
○本学学部生への勧誘が功を奏したのか,本学学部学生が一人本コースに入学した。
○公開講座,研修会,講演会,他の大学への集中講義などにおいて,本大学院,特に,本コースへの入学案内を行った。どのくらい効果があったが定かではないが,実績として,徳島大学卒業生一人が本コースに入学した。
○関西の私立大学50校ほどに本コースのポスター,パンフレットを送付した。その結果,京都女子大学,四天王寺大学の卒業生一人ずつが本コースに入学した。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

○全学開講の授業「英語コミュニケーション」は予算と人事が許す限りネイティヴ・スピーカーが担当することとし、本学学生の英語運用能力を高めるのに資する。
○同「英語リーディング」はTOEIC対策とし、教員採用試験や他の就職試験に役立てる。
○TOEIC IPテストを年2回実施する。
○海外留学のための学習・生活支援をおこなう。
○英語科教育コースの学生に、補償教育を含め、基礎英語力の伸長を補助する。
○19年度の教育研究支援プロジェクト経費で開設した学部学生用の学習室(俗称、E-ポケット)を充実させ、自主学習の環境を整える。

 

(2)点検・評価

○21年度は,「英語コミュニケーションI・II・III・IV」のそれぞれ5クラスのうち4クラスをネイティブ・スピーカーの教員が担当した。(なお,22年度は,5クラス全クラスでネイティブ・スピーカーの教員が担当することになった。)
○TOEIC IPテストの第一回目は予定通り実施したが,第2回目はTOEIC公開テストを受験した者が多かったため,第2回目のIPテストは必要がなかったため実施しなかった。
○海外留学支援の甲斐があり,本コースの学生で留学する者が多く見られるようになった。平成21年度は,学部生2人,院生2人が留学した。(平成22年度は,院生5人が留学する予定になっている。)
○英語科教育コースの学生の基礎英語力伸長のために,英検などの資格試験の周知,英語学習講座,通称「ポケット塾」などを実施した。
○言語資料室(A319)の学部学生用学習スペース,通称「E-ポケット」の環境を充実させるための一環として,英語資格試験用の雑誌をいくつか追加,大型液晶テレビ,パソコンプリンタを購入した。
○言語系コース(英語)の教育活動の成果の間接的な証として,平成22年度の鳴門教育大学配属の連合大学院入学生4人の中,2人が英語コースの学生であることを挙げておく。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

○教員各自が自己の研究を遂行できるように、教員間で協力体制をとる。
○英語教育上必要と考えられる研究テーマを設定し、教員相互に協力して共同研究を進める。
○学部入学前期・後期試験の内容・実施方法に関しての見直しを行い,変更の可能性を探る。
○科学研究費補助金の申請を積極的におこなう。

 

(2)点検・評価

○教員が学会,研究会などの研究活動で出張する場合,他の教員が委員会代理出席などをすすんで引き受ける協力をした。
○特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)の成果をまとめ,「教育実践の省察力をもつ教員の養成―授業実践力に結びつけることができる教員養成コア・カリキュラム」(鳴門教育大学特色GPプロジェクト編著,協同出版, 2010年3月26日出版)の執筆・出版に協力した。
○一般教養英語教育の在り方を話し合うコース内研究会を開催した。公開講座の企画運営をコース全体で行った。
○学部入試の英語による口述試験実施方法の改善に関して調査検討中である。
○コース教員の中,4人が科学研究費補助金の申請を行いインセンティブ研究費を得た。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

○教員各自が担当する各種委員会等の職務を真摯に遂行し、大学運営に積極的に関与する。
○本コースの性格に鑑み、国際交流を支援し、特にコースに関係する分野において積極的に参加し協力する。

 

(2)点検・評価

○伊東人文・社会系教育部長を始め,言語系コース(英語)所属の教員全員が各種委員会等の職務を真摯に遂行し、大学運営に積極的に貢献した。
○フィンランドの小学校教員2人ずつ2回を招聘し,附属小学校と本学で小学校英語教育に関する研究会を行った。
○Ms Deborah Bryant(南オーストラリア大学非常勤講師)にアデレード大学で毎年行っている英語研修のオリエンテーションを兼ねて,オーストラリアの教育制度や文化について,研修参加希望者を対象に講演をしてもらった。
○教員研修員3名を受け入れた。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

○附属学校との連携については、授業での取り組みを中心に、附属学校への協力を図る。
○公開講座および教育支援講師派遣制度などを通して、地域との連携を強化する。
○海外の研究教育機関との共同研究・事業を推進する。

 

(2)点検・評価

○附属小学校で授業支援,また研究発表会で授業を行った。
○附属中学校で,LFタイムの講演を行った。
○「お遍路型研修」と銘打って,全国の小学校で英語教育を支援した。
○「教育実践フィールド研究」を柱に,付属小・中学校で実践的研究を行った。
○英語授業改善の支援をいくつかの高校(池田高校,富岡西高校,生駒高校,登美ヶ丘高校)で行った。
○小学校英語教育をテーマに教育文化フォーラムを開催した。
○フィンランドの小学校教員と小学校英語教育に関しての共同研究を行った。
○ウェスタンカロライナ大学の学生が授業の一環としてお遍路を体験するために来日した際、サポートを行った。
○北京首都師範大学の周琳博士を小学校英語教育に関して客員研究員として受け入れている。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

○兼重准教授が「ベストティーチャー賞」を受賞した。
○伊東教授が人文・社会系教育部長を務めた。
○小学校英語教育センターの活動が全国的に認知され,本学の知名度が上がった。
○小学校英語教育センターの活動実践が認められ,本学第2期中期目標の重要な柱になっている。

 

 

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経営企画戦略課
電話:088-687-6012