幼年発達支援コース

記載責任者 橋川喜美代

◇教員名簿

氏名 職名 専門分野 氏名 職名 専門分野
田村隆宏 教授 幼児心理学 橋川喜美代 教授 幼児教育学
浜崎隆司 教授 幼児心理学 塩路晶子 准教授 保育内容
木村直子 講師 児童福祉学

吉田耕平

(平成22年4月1日採用 平成23年3月31日退職)

助教授   

 

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。

 

◇自己点検・評価

1.学長の定める重点目標

1-1.大学院学生定員の充足

(1)目標・計画

ここ数年の動向として,本コースは定員15名の内,2,3名が埋められない状況を続けている。達成目標は当然の如く,不足している定員を何としても確保することにある。その具体的方策として,次のような方策を講じたいと考えている。
①看護系や福祉系関連の学部・学科を持った大学をコース独自に検索し,分担して訪問する。
②数年間,受験生を送ってもらっている大学には,在学中の院生の活動状況を報告するとともに,次年度の受験についても,卒業生に呼びかけてもらうように依頼する。
③徳島県下あるいは他県において実施する講演の際に,本大学院及び本コースの紹介を行い,受験を勧める。
④免許更新講習を通して,広報活動を行い,本コースの受験を勧める。
⑤学会を利用して,広報活動を行う。

 

(2)点検・評価

今年度は①~⑤による方策を講じて,前期・後期選抜試験実施直後に,15名の定員を埋め,目標が達成できたと喜んでいた。しかし最終的に1名の辞退者があったため,目標達成は叶わなかった。こうした事態をどのように判断するかは意見の分かれるところだと思うが,少しずつではあるが定員を埋めるための努力は結果に表れてきているものと考えている。力を抜くことなく,今後も広報活動に努めたいと思っている。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

教育・研究の支援に加え,学生・院生が直面する生活面での支援も積極的に行う。
①幼児教育専修では,ここ数年,留年が続くとともに,教員や保育士を目指す学生が減少している。
こうした状況を踏まえ,コースの教員・保育士採用試験受験者の増加を目指した学生の指導にあたる。
②卒業論文・修士論文の指導に関しては,学生が指導教員以外の教員の指導が受けられるような機会を設けながら,コース教員全員が協力し合って指導できる体制をとる。
③学生・院生の生活全般を支援するため,心理相談などとの協力体制をつくるとともに,学生が進路や悩みを気軽に相談できる体制を充実させていく。
④学生の教育実践力向上を図るため,附属幼稚園教員を特に保育内容に関わる講義の嘱託講師として登用し,保育現場により即した実践的指導力の養成を目指す。

 

(2)点検・評価

①今年度は教員・保育士を目指していた学部生がほぼ全員就職できた。
②ここ数年続いていた留年もなく,全員が卒業・修了することができた。
③心理相談などの協力体制ができ,退学する院生も出たが,次の進路を容易に見いだせるようになった。
④附属幼稚園教員による保育内容の授業,専修で実施している「自然プロジェクト」,附属幼稚園での実習は学生の実践的指導力の根幹ともいうべき子ども理解に大きく貢献した。
以上の点から,コースが学生・院生に対して実施した教育・研究の支援は評価してよいものと考える。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

コースの教員が各自,科学研究費の申請や研究充実のための環境整備に努める。
②コースでの共同研究をフレンドシップ事業等として立ち上げ,さらに研究を続ける。

 

(2)点検・評価

①幼年発達支援コースでは,すでに3名の教員が科学研究費補助金を取得しており,他の者も補助金申請を行った。
②コースでの共同研究をフレンドシップ事業として立ち上げ,その成果をまとめて報告した。
などから,コース全員で研究充実のための環境整備に努めたと評価している。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

①各自,大学運営の根幹となる各種委員会に出席し,職務を遂行する。特に,教務関係及び入試関係の運営に積極的に関わる。

 

(2)点検・評価

①各自,大学運営の根幹となる各種委員会に出席し,その職務を遂行した。特に,今年度は保育士養成カリキュラムの改定に伴い,新カリキュラムの作成に取り組んだ。また,大学院・学部ともに,試験班長としての任務をこなした。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

①附属幼稚園や協力園との連携を教育実践フィールドや共同研究,共同プロジェクト研究として深めるとともに,相互の教育・研究の発展に努める。
②教育支援講師・アドバイザーをはじめ,積極的に保育所・幼稚園等に出向き,助言等を行う。
③国外の留学希望者を積極的に受け入れる。
④コース学生の留学希望者が協定校へ留学できる案内や指導を行い,留学への準備を支援する。

 

(2)点検・評価

①附属幼稚園や協力園との連携を深め,教育実践フィールドや共同研究を推進した。
②教育支援講師・アドバイザーとして,積極的に保育所や幼稚園等依頼の講演をこなした。
③国外,特に中国の留学生を院生として受け入れ,修論指導を行った。
以上,4点の成果から判断し,本学に十分貢献したと考える。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

幼年発達支援コ―スは定員を1名欠けることになったが,今年度掲げた目標から判断し,教育・学生生活支援,研究,附属学校・社会との連携,国際交流等において十分な実績を残せたと考えている。

 

 

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