人間形成コース

記載責任者 木内陽一

◇教員名簿

氏名 職名 専門分野 氏名 職名 専門分野
木内陽一 教授 教育哲学, 教育思想史 伴 恒信 教授 教育社会学
山崎勝之 教授 発達健康心理学 梶井一暁 准教授 教育史
皆川直凡 准教授 教育認知心理学      

 

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。

 

◇自己点検・評価

1.学長の定める重点目標

1-1.大学院学生定員の充足

(1)目標・計画

本コースでは定員を上回る入学生を迎えることができている状態であるので、定員充足においてはこれまで通りの活動を維持することとする。達成目標は定員の15人である。そのための具体的な方策としては、教員による大学訪問、コース案内パンフレットの学外配布、心理学分野での資格取得のアピール等である。より具体的にいえば、下関市立大学での大学院説明会を先方の教員にお願いして今まで通り開催するとともに、毎回の大学院入試に際して、200部以上のパンフレットを送付して、受験生を集めたい。また、質の高い学生を集めるため、各教員がその研究成果を学外に広める活動(論文、書籍、講演)を加速させ、コース全体の研究活動の一般普及に心がけたい。

 

(2)点検・評価

言うまでもなく、本コースは今年度多数の受験者を集め、大学院の後期入試においては、定員5名のところへ第一志望者だけで21名(私費留学生1名含む)、第二志望者を合わせると30名、定員の6倍に及ぶ志願者が受験をした。コース内部で教育内容の質を維持するためにも定員を守るべしとの強い意見が出るなか、大学全体の定員充足に協力する形で後期入試で13名もの合格者を出し、本年度は前後期合わせて15名の定員ところに32名の合格者を出している。今後もコースの研究ならびに教育の質を確保し、このコースへの評価の高さを維持していくためにも、大学執行部には教員の定数および昇任等の面でのコースへの一層の配慮を要望したい。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

学生にとっての重要事の一つは、希望する進路に進むことであろう。そのため、本コースでは、一律の教育ではなく、各学生の進路ニーズにあわせた支援を実施したい。学生の進路は大きく、学校教員、博士課程進学、公務員等に分かれるが、各進路への指導においては学生の個性を考慮した支援を行いたい。本コースでは、多くの長期履修生が学んでいることに特に留意して支援したい。また、所属ゼミの変更プロセスを簡便かつ円滑にし、学生のニーズに鋭敏な対応を行う。

 

(2)点検・評価

本コースの専任教員は、教育学・心理学・社会学の多様な分野のなかで広範囲な社会活動を行っており、その結果として、学生達にも多様なニーズに合った研究や進路選択が可能となっている。また、コースのなかでも、学生の希望に沿うよう柔軟な研究室の選択の機会や変更を認めている。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

各教員は、その研究成果を内外に広く公表する姿勢を重視する。専門の学術雑誌はもとより、海外での学会講演・発表、一般・専門書籍の刊行、講演活動などを広く視野に入れる。共同研究も積極的に推進し、研究の視野の視野を広げることに努力する。公表活動の加速が同時に、各教員の研究を質、量ともに高めることが期待される。そして、これらの活動においては、国際的な視点を重視し、海外の研究者との交流を深めることに留意する。

 

(2)点検・評価

コースの教員は各自が国際的な学会や研究領域で活躍をしており、海外の研究者との交流も活発である。それに加え、本年度は、本学で開催された第四回日中教師教育学術研究集会の実施運営にも多大な貢献を行い、本学の国際交流にも大いに寄与した。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

大学運営においては、各自が所属する委員会、部会議、教授会等での参加・活動を責任をもって行うことを基本とする。そして、大学運営の改善点を積極的にコースとして提案し、実際の改善に結びつける意欲と実質的な活動を可能なかぎり行う。大学付属のセンターの運営に対しても、積極的にかかわる。

 

(2)点検・評価

本コースの教員は、多忙にもかかわらず、学部教務委員会、大学院教務委員会、大学院入試委員会など本学の教育に係る根幹的な委員会での委員として、各種教育改善のための重要な役割を果たした。また、新たな予防教育センターを立ち上げて、大学の活動範囲の拡充に貢献した。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

附属学校との連携は、助言指導等において各教員の専門性を生かして積極的にかかわる。また、徳島県を含めて全国視野をもって、学校の教育支援を実施したい。研究は社会に還元さえることが肝要で、この点では、社会との接点を多様かつ確実にもつことを目指す。また、国際交流では、教員が積極的に海外拠点との交流を深め、海外の学会や学術雑誌への研究公表を行う。

 

(2)点検・評価

本コースの教員は、それぞれの学問領域において付属学校や地域の学校ならびに教育委員会との連携協力に努め、各学校等から感謝された。また、研究においても、各領域での積極的な国際交流を勧め、その成果を全国・地域の教育関係者に還元してきている。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

先述の通り、本コースの教員は国際的な研究教育活動を通じて、本学の評価を高めることに広く貢献してきている。

 

 

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