幼年発達支援コース

記載責任者 田村隆宏

◇教員名簿

氏名 職名 専門分野 氏名 職名 専門分野
橋川喜美代 教授 幼児教育学 浜崎隆司 教授 幼児心理学
田村隆宏 教授 幼児心理学 木村直子 講師 児童福祉学
塩路晶子 講師 保育内容      

 

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。

 

◇自己点検・評価

1.学長の定める重点目標

1-1.コースの運営

(1)目標・計画

本コースでは,大学院・学部教育において,優れた保育実践力を持つ保育者養成を目的とした教育・研究に取り組むために必要な教育・研究環境を一層整えることを目標とした運営を志す。 具体的には,附属幼稚園,地域の公私立の幼稚園,保育所との連携をこれまで以上に密にし,現実の保育現場にある多くの問題,課題に対応できる保育者に必要な資質を育む教育・研究を可能にする。

(2)点検・評価

本コースの教員が附属幼稚園で月に2~3回開催される合同研修会に参加し,保育実践に関わる共同研究に加わり,その成果を附属幼稚園研究紀要にまとめている。 また本コースの教員が鳴門市子育て支援センター事業の教育相談カウンセラーとして,鳴門市内の公私立の幼稚園教育を積極的に支援した。これらの活動から得た保育現場の問題,課題を講義・演習の中で学生に対して投げかけ,どのように対応していくかを絶えず問いかけ,学生が保育者となったときにそれらの問題・課題に対応できる資質を育む教育・研究を行った。

1-2.大学院学生定員の充足

(1)目標・計画

コースの院生定員確保のため、次の方策を実施し,受験を勧誘する。

  1. コース独自に,幼児教育福祉等の学部・講座のある4年制大学のうち,修士課程の大学院が併設されていない大学を検索し,分担して訪問する。
  2. 数年間,受験生を送ってもらっている大学には,在学中の院生の活動状況を報告するとともに,次年度の受験についても,卒業生に呼びかけてもらうように依頼する。

(2)点検・評価

コースの院生定員確保のために,幼児教育福祉等の学部・講座のある4年制大学のうち,修士課程の大学院が併設されていない大学を検索し,教員が積極的に訪問した。 ここ数年間,受験生を送ってもらっている大学には,在学中の院生の活動状況を報告するとともに,次年度の受験についても,卒業生に呼びかけてもらうように依頼した。 これらの活動により数名の学生が本コースを受験した。 しかし,残念ながら最終的には定員充足に至らなかった。今後さらに活動を盛んにする必要があろう。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

教育・研究の支援充実に加え,学生・院生が直面する生活面での支援も積極的に行う。

  1. 教育・研究については,指導教員が各自責任を持って指導すると共に,授業改善に努める。
  2. 学生・院生の生活全般を支援するために,心理相談などとの協力体制をつくる。
  3. 学生の教育実践力向上を図るため,附属幼稚園教員を特に保育内容に関わる講義の講師として登用し,より保育現場に即した実践力の養成を目指す。

(2)点検・評価

教育・研究の支援充実については,指導教員が各自責任を持って指導すると共に,授業改善に努めた。 また学生の教育実践力向上を図るため,附属幼稚園教員を特に保育内容に関わる講義の講師として登用し,より保育現場に即した実践力を養成している。 学生・院生が直面する生活面での支援については,クラス担任やゼミ指導の教員を中心として学生・院生の生活全般を支援するために,相談に応じ,心理相談室などとの協力体制をつくっている。

2-2.研究

(1)目標・計画

コースの教員が各自,科学研究費の申請や研究充実のための環境整備に努める。

  1. 幼年発達支援コースは,構成員が5名と少なく,昼夜開講制大学院生の指導のため,夜間の勤務や各種委員会での負担も大きい。こうした不利益を相互の協力によって軽減し,研究できる体制づくりに取り組む。
  2. コースの共同研究をさらに積み上げ,研究成果を発表する。

(2)点検・評価

環境整備に関しては,科学研究費補助金2件,学内の教育支援プロジェクト経費1件,などの支援を受け教育・研究活動の環境を向上させている。 また,コース所属の教員の共同研究を実施し,既に論文が完成し,学内紀要に投稿予定である。 また21年度の科学研究費補助金申請も行い。現在進行中の2件に加えて,新たに2件の内定を得た。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

大学運営の根幹となる各種委員会,特に教務関係及び入試関係の運営に積極的に関わる。

(2)点検・評価

コース所属の教員はすべて,大学運営の根幹となる学部教務,学部入試,大学院教務,大学院入試,実地教育,就職関係といった委員会委員として大学運営に積極的に関わっている。 また,本コースの教員が教育研究評議会委員,次期中期目標検討委員,GP検討委員,日本教育大学協会代議員,として大学運営に積極的に関わっている。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  1. 附属幼稚園との連携を教育実践研究や共同研究,共同プロジェクト研究を通して深める。
  2. 教育支援アドバイザーや県教育委員会との連携を図るため,積極的に依頼を受ける。
  3. 国外の留学希望者を積極的に受け入れる。
  4. コース学生の留学希望者が協定校へ留学できる案内や指導を行い,留学への準備を支援する。

(2)点検・評価

附属幼稚園との連携については本コースの教員が積極的に共同研究に参加し,成果発表も盛んに行っている。 教育支援アドバイザーとしても,本コースの教員が積極的に依頼に応え,講演等を行っている。留学生に関しては,大学院に2名の受験生が合格して,積極的な受入が実現できた。 また本コースの留学希望者に対しては情報提供や指導を積極的に行っている。 また,文科省から委託された鳴門市教育委員会の子育て支援事業に対して,運営委員長やカウンセラーとして本コースの教員が積極的に貢献した。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

本コースの教員(浜崎教授)の尽力により,大学院入試の提携校として比治山大学との提携関係が成立した。 定員充足が急がれる大学院入試の新たな制度・システムを実現化させた活動として大学への貢献度が大きいと考えられる。

最終更新日:2010年02月17日

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