自己点検・評価報告書(幼年発達支援コース)  浜崎隆司

報告者 浜崎隆司

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての研究活動

(1)目標・計画
  • 従来からの研究テーマ(子育て支援,親子関係等)をまとめ,査読審査のある学会誌に投稿する。
  • 初心者向けの発達心理学のテキストや教材を編集執筆する。
  • 子育て支援をテーマとする全国規模の調査研究を企画し科研費究の申請を毎年行う。
(2)点検・評価
  • 従来からの研究テーマをまとめ,査読審査のある学会誌に投稿し2件採択され,1件審査中である。
  • 初心者向けの発達心理学のテキストを執筆編集中である。
  • 子育て支援をテーマとする全国規模の調査研究を実施した。科研申請は未採択であったが,学内研究プロジェクトに応募し,採択された。21年度その成果を発表する予定である。

1-2.教育大学教員としての授業実践

(1)目標・計画
  • 学生の意欲を引き起こし,基礎学力や応用力をしっかりと身に付けさせるために,講義だけでなく,保育現場の映像資料を随時用いて,興味関心を持たせ,自分自身の問題として討論を通じて,実習等でその知識が役立つようにする。
  • 学生の能力や努力を正当に評価し,学生のやる気を引き出すような適正な成績評価を実現するために,出欠の記録を厳格に行い,試験と出席状況の評価点の配分を事業開始時に開示する。
(2)点検・評価
  • 学生の意欲を引き起こし,基礎学力や応用力をしっかりと身に付けさせるために,講義だけでなく,保育現場の映像資料を随時用いて,興味関心を持たせ,自分自身の問題として討論を通じて,実習等でその知識が役立つように工夫した。特に昨年度は,授業の中で遊びの実習を入れるなど,実習や就職後にも役立つような内容を取り入れ,保育への学生の興味関心を高める工夫を行った。
  • 学生の能力や努力を正当に評価し,学生のやる気を引き出すような適正な成績評価を実現するために,出欠の記録を厳格に行い,試験と出席状況の評価点の配分を事業開始時に開示した。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画
  • 学生の授業への関心を高めるために,視覚教材,討論等を積極的に取り入れていく。
  • 心理学を専攻しているので学生の進路・悩み等についてゼミ生だけでなく,講義受講者にも相談事があれば,受け入れることを通知し,相談があれば積極的に応じる。
  • 顧問をしている同好会を課外活動認定団体に昇格させるためのアドバイスや支援を行う。
(2)点検・評価
  • 学生の授業への関心を高めるために,視覚教材,討論等を積極的に取り入れた。
  • 心理学を専攻しているので学生の進路・悩み等についてゼミ生だけでなく,講義受講者にも相談事があれば,受け入れることを通知し,相談があれば積極的に応じた。昨年は,学生より15件程度の相談を行った(人間関係,恋愛関係,友人関係,就職等)。
  • 顧問をしている同好会を課外活動認定団体に昇格させるためのアドバイスや支援を行う予定であったが,同好会の活動が停止しているために,具体的なアドバイスはできなかった。

2-2.研究

(1)目標・計画
  • 昨年までに得られた資料を査読のある研究雑誌に投稿する。
  • 積極的に全国規模の学会発表を行う(日本保育学会もしくは日本発達心理学会での発表を目標とする)。
  • 協同研究グループをつくり,子育て支援もしくは保育実習に関する研究を進める。
(2)点検・評価

 

  • 2008年度は,6編の執筆を行った(いずれも共著,査読論文は3編)
    1. 保育実習が保育者効力感,自己評価に及ぼす影響―実習評価を媒介した因果モデルの検討― 鳴門教育大学研究紀要 第23巻 121-127.
    2. 幼児期における父母のスキンシップと養育態度との関連 幼年教育研究年報第30巻23-31.
    3. 保育専攻短期大学生の保育者効力感と実習効果の関係―実習前の保育者効力感の高低の視点から― 応用教育心理学研究 第25巻,15-23.
    4. 高不安者における不眠傾向および運動習慣による睡眠改善効果に関する研究 厚生の指標 厚生の指標 55,7.9-14,(厚生統計協会 編/厚生統計協会)
    5. 保育実習が保育士志望および保育者効力感に及ぼす影響 旭川荘年報 39,1,32-37
    6. 保育育実習生の実習ストレスに関する研究 ストレスコーピングと実習満足感との関連から応用教育心理学研究
  • 学会発表は,2編
    1. 保育学生のストレスコーピングと実習満足感 日本保育学会第61回大会発表(共同発表)
    2. 保育学生の保育者効力感と対児感情の関係 日本保育学会第61回大会発表(共同発表)
  • 協同研究グループをつくり,子育て支援もしくは保育実習に関する研究を進めた。 岡山,東京,愛知,熊本,山口の研究者と全国規模の子育て支援についての調査を行った。

2-3.大学運営

(1)目標・計画
  • 各種の委員会委員として,本学の運営に貢献する。
  • 大学院定員充足のための大学訪問,説明会等に積極的に参加する。
(2)点検・評価
  • 各種委員会の委員(就職支援委員会,教育実習実施委員会等)として,本学の運営に貢献した。
  • 大学院定員充足のための大学訪問,説明会等に積極的に参加する 長崎県立大学,比治山大学で大学院説明会を実施 安田女子大学,活水女子大学,尚絅女子大学,ノートルダム清心女子大学の教員を訪問し大学院の説明を行った。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画
  • 附属幼稚園と連携を図りながら,共同研究等をさらに促進する。
  • 教育支援アドバイザーに登録し,依頼があれば優先して講演等の依頼を受ける。
  • 国外の留学希望者を積極的に受け入れる。
(2)点検・評価
  • 自然プロジェクト等の授業を通じて,付属幼稚園との共同研究を行った(鳴門教育大学学校教育研究2009,紀要23号, 29-35.  保育所をめざす大学生の「気づき」と実践的指導力 共著)。
  • 教育支援アドバイザーに登録し,鳴門市内の幼稚園(盛念幼稚園で子育てについて)で講演を行った。
  • 国外の留学希望者(中国)を21年度受け入れのために,事前に入学のためのアドバイスを行った。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  • 地域への貢献として,鳴門市教育委員会の依頼により講演依頼を2件,幼稚園での教育相談員としての委嘱を受け,月2回程度の教育相談を鳴門市内の幼稚園で行った。
  • 本学就職支援委員会として模擬授業,模擬面接員として教職をめざす学生へのアドバイスを行った。

 

最終更新日:2010年02月15日

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