学校臨床実践コース

記載責任者 山下一夫

◇教員名簿

氏名 職名 専門分野 氏名 職名 専門分野
山下一夫 教授 臨床心理学 小坂浩嗣 准教授 臨床心理学
佐藤 亨 准教授 臨床心理学 末内佳代 講師 学校臨床

 

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。

 

◇自己点検・評価

1.学長の定める重点目標

1-1.大学院学生定員の充足

(1)目標・計画

 教職大学院では、専攻の教員が協力し合いながら、教育委員会や大学訪問、公開講座開催(堺市)など、専攻全体の定員充足の取り組みを強める。学校臨床実践コースとしての独自の取り組みとして、特に以下のようなことを行い、宣伝や勧誘に努める。
①鳴門生徒指導学会を利用し、大学の学校教育コースの卒業生、大学院の生徒指導コースと教育 臨床コースの修了生と研究生に、本コース及び高度学校教育実践専攻の案内等を、送付する。
②大阪市で公開講座を行う。
③高知県教育委員会と協力し、臨床心理士養成コースの教員とともに、現職の教員やスクールカウ ンセラーらを対象にした研修会を開催する。

 

(2)点検・評価

 教職大学院全体として、そして学校臨床実践コースとして、計画通り取り組んだ。本コースの入学生は、20年度11人、21年度11人であったのが、22年度は13人と2人増えた。しかし、定員の15人を満たしていないので、今後とも定員充足に向け努力したい。
 なお、本コースの在校生である現職の教員に本コースを勧められて、本コースに入学した現職の教員が数人いる。このような、修了生や在校生の「口コミ」は、非常に重要であると考えられる。このような「口コミ」が、今後ますます増えていくように、コースの教育や運営を行っていきたい。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

 教職大学院には4つのコースが設置されているが、専攻の教員が一体となって講義、演習、実習等を行い、協力し合いながら教育成果を高めていくようにする。
 学校臨床実践コースとしては、20年度に引き続き、タコツボ型ではなくササラ型でコースの教育・運営を行っていきたい。具体的には、以下のような取り組みを行う。

 

(2)点検・評価

 計画通り行った。教員・院生が、バラバラのタコツボ型ではなく、また常に集団の一体行動を強制するダンゴ型でもない、ササラ型(丸山真男)でコースの教育・運営を行った。
 他コースの院生の中には、本コースの教員に相談に来たり、本コースの院生室に頻繁に出入りする者もいた。まさに、本コースの学習目標の一つである「教育相談」の機能が発揮されているように考えられる。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

 教職大学院のカリキュラム開発と教育成果の評価の在り方について、専攻として研究を行う。
 コースとしては、生徒指導に関係する学会に積極的に参加する。

 

(2)点検・評価

 教職大学院全体では、兵庫教育大学、上越教育大学との3大学連合GPの一員として、ティーム・ティーチングについて研究を行った。
 コースとしては、日本生徒指導学会に積極的に参加した。さらに、8月に徳島市で開催された鳴門生徒指導学会、及び2月に本学で開催された四国生徒指導学会を、本コースの教員と院生が中心になって準備した。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

 教職大学院の各種運営組織の活動にも、専任教員が参画する。そして、学内の各種会議に出席し職務を遂行する。

 

(2)点検・評価

 教職大学院の各種運営組織の活動に参画した。そして、学内の各種会議に出席し職務を遂行した。本コースは、教員が4人と少ないので、1人当たりの会議の分担が多くなり、多忙であった。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

 教職大学院の趣旨をふまえ、教育委員会、連携協力校等との協働関係を推進する。特に本コースとしては、各教員が、スクールカウンセラー、児童自立支援施設への援助、心と学習の支援教育などを行う。

 

(2)点検・評価

 計画通り行った。
 なお、生徒指導において事例検討会は非常に重要である。徳島市教育委員会や鳴門市教育委員会などと協力し、本コースの教員は各種の事例検討会に参加している。しかし、附属学校の事例検討会に参加したことがない。今後の課題であろう。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

 15人の定員を充足できなかったが、今年度は2人増え13人となった。

 

 

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