自己点検・評価報告書(山下一夫)
報告者 山下一夫
1.学長の定める重点目標
1-1.大学教員としての教育・研究活動①
(1)目標・計画
(2)点検・評価
計画通り実行できた。例えば、大学院の「子ども理解と生徒指導」では165人もの受講生がいたが、院生の自己紹介文を利用し、できるだけ教員と院生が双方向になるように努めた。この授業に対する院生の総合評価は、4.3と高いものであった。
1-2.大学教員としての教育・研究活動②
(1)目標・計画
19~21年度の科学研究費補助金を獲得しており、21年度は、その3年間の仕上げを行うとともに、22年度に向けて新たなテーマで申請を行いたい。
(2)点検・評価
21年度の科学研究費補助金を獲得したが、22年度は多忙のため、申請をする時間がなかった。その代わり、講演会の謝金を大学に外部資金として納めた。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
教育に関しては、1-1.目標・計画①に記述したとおりである。学生生活支援に関しては、学生の様々な悩みの相談に、随時応じたい。
(2)点検・評価
計画通り実行できた。学校臨床実践コースと臨床心理士養成コースとのダブル専任であったが、例えば、学校臨床実践コースの修士2年生3人、臨床心理士養成コースの修士2年生5人、1年生4人を個別指導した。なお、学部の教育は免除してもらった。
2-2.研究
(1)目標・計画
1-2.目標・計画②に記述したように、科学研究費補助金(19~21年度)の仕上げを行うとともに、新たなテーマで申請を行いたい。保護者と教員との連携について、論文にまとめ発表する。
(2)点検・評価
・科学研究費補助金の仕上げを行うとともに、その研究の一環として、下記の論文を発表した。
2010年3月 山下一夫・中野秀美・中津郁子 「乳幼児の関わりと心理臨床:臨床心理士養成のための保育実習のあり方」 鳴門教育大学研究紀要(教育科学編),25,65-72.
・保護者と教員との連携について、講演を行ったが、論文にまとめることはできなかった。しかし、スクールカウンセラーの専門性について下記の論文を発表した。
2009年12月 山下一夫 「学校臨床における基本姿勢」 日本臨床心理士会(編) 『臨床心理士の基礎研修:ファーストステップ・ガイダンス』 新曜社 pp.123-142.(全218頁 A5判)
・京都大学の客員教授として、京都大学で開催された下記のシンポジウムに出席した。
2009年5月 山下一夫 「三好先生の思い出-ご指導いただいた立場から-」 三好曉光先生追悼シンポジウム-沈黙と響き-
2010年2月 山下一夫 「専門と連携-タコツボ、ダンゴ、手のひら論」 第13回リカレント教育講座、シンポジウム・学校の成長と支援。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
前年に引き続き、学長補佐として、本学の運営に貢献する。
(2)点検・評価
学長補佐(教育連携担当)として、地域連携運営委員会委員長を務めた。その他、教育研究評議会評議委員、学校臨床実践コース長、大学院生による授業評価専門部会主査、教職共通・広領域コア科目検討部会主査、第4回日中教師教育学術研究集会・準備委員会委員長なども務めた。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
学会や教育委員会等の仕事を引き受けて、社会に貢献していきたい。他県において、公開講座を開催し、本学大学院の受験者増に貢献したい。
(2)点検・評価
昨年度に引き続き、日本生徒指導学会理事、日本臨床心理士資格認定協会評議委員、日本臨床心理士会理事などの活動を行った。また、日本生徒指導学会機関誌「生徒指導学研究」、雑誌「臨床心理学」(金剛出版)、各々の編集委員を務めた。公開講座を堺市で開催した。また、高知県において現職の教員やスクールカウンセラーを対象とした研修会を企画し、高知県教育委員会に主催者になることを引き受けてもらった。その研修会は全8日であるが、そのうちの2日を担当した。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
大学院生の指導をはじめとして本学の教育に多大の貢献をしたと自負している。さらに、大学運営、及び全国学会等において積極的に活動した。