人間形成コース

記載責任者 木内陽一

◇教員名簿

氏名 職名 専門分野 氏名 職名 専門分野
木内陽一 教授 教育哲学, 教育思想史 伴 恒信 教授 教育社会学
山崎勝之 教授 発達健康心理学 梶井一暁 准教授 教育史
皆川直凡 准教授 教育認知心理学      

 

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。

 

◇自己点検・評価

1.学長の定める重点目標

1-1.大学院学生定員の充足

(1)目標・計画

 昨年度本コースでは、定員を上回る入学生を迎えることができ、定員充足においてはこれまで通りの活動を維持することとする。つまり、教員による大学訪問、コース案内パンフレットの学外配布、心理学分野での資格取得のアピール等である。より具体的にいえば、下関市立大学での大学院説明会を先方の教員にお願いして今まで通り開催するとともに、毎回の大学院入試に際して、200部以上のパンフレットを送付して、受験生を集めたい。また、質の高い学生を集めるため、各教員がその研究成果を学外に広める活動(論文、書籍、講演)を加速させ、コース全体の研究活動の一般普及に心がけたい。

 

(2)点検・評価

 大変幸いなことに、本年度もまた定員を上回る入学生を迎えることができ、従来のコース教員の努力が報われていると感じている。とくに、コース案内パンフレットの学外配布、心理学分野での資格取得のアピール等が十分な効果を発揮していると分析できよう。大学院説明会は、種々の事情から開催することは出来なかったが、それでも各教員の研究成果を学外に広める活動(論文、書籍、講演)は十分な成果を得ることができ、コース全体の研究活動の一般普及の努力も評価されてよいであろう。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

 学生にとっての重要事の一つは、希望する進路に進むことであろう。そのため、本コースでは、一律の教育ではなく、各学生の進路ニーズにあわせた支援を実施したい。学生の進路は大きく、学校教員、博士課程進学、公務員等に分かれるが、各進路への指導においては学生の個性を考慮した支援を行いたい。本コースでは、多くの長期履修生が学んでいることに特に留意して支援したい。また、所属ゼミの変更プロセスを簡便かつ円滑にし、学生のニーズに鋭敏な対応を行う。

 

(2)点検・評価

 研究室決定については、従来通り、4月と5月の二回おこない、コース教官と十分な研究打ち合わせを出来る時間的ゆとりを確保した。また、4月末の修士論文中間発表会を4月末に設定し、各研究室の研究内容を知った上で、研究室決定が出来るようにしたこともよかったと思う。
 卒業生に関しては、10名の卒業生のうち、博士課程進学が1名、教員として就職した者が6名となっている。学生の就職に関する支援活動も、相当程度有効性を発揮している。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

 各教員は、その研究成果を内外に広く公表する姿勢を重視する。専門の学術雑誌はもとより、海外での学会講演・発表、一般・専門書籍の刊行、講演活動などを広く視野に入れる。共同研究も積極的に推進し、研究の視野の視野を広げることに努力する。公表活動の加速が同時に、各教員の研究を質、量ともに高めることが期待される。そして、これらの活動においては、国際的な視点を重視し、海外の研究者との交流を高めることに留意する。

 

(2)点検・評価

 各教員はそれぞれ国外の学会等に参加し、発表ないし議論に参加した。本学の紀要はいうまでもなく、各教員が所属する学会で活発に活動するとともに、理事等の学会運営の役割も担った。また、それらの研究活動は、社会貢献の度合いも高く、学校を中心に実益性のある研究とすることができた。
 本年度は、ファン・シャーク准教授(アメリカ)、ラインハルト・ウーレ教授(ドイツ)、マティアス・フォン・ザルデルン教授(ドイツ)が来学し、人間形成コース院生・教員と交流した。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

 大学運営においては、各自が所属する委員会、部会議、教授会等での参加・活動を責任をもって行うことを基本とする。そして、大学運営の改善点を積極的にコースとして提案し、実際の改善に結びつける意欲と実質的な活動を可能なかぎり行う。大学付属のセンターの運営に対しても、積極的にかかわる。

 

(2)点検・評価

 各教員とも委員会、部会等での職務を誠実に果たした。とくに山崎勝之教授は予防教育科学教育研究センター長として、センターの運営の重責を担った。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

 附属学校との連携は、助言指導等において各教員の専門性を生かして積極的にかかわる。また、徳島県を含めて全国視野をもって、学校の教育支援を実施したい。研究は社会に還元さえることが肝要で、この点では、社会との接点を多様かつ確実にもつことを目指す。また、国際交流では、教員が積極的に海外拠点との交流を深め、海外の学会や学術雑誌への研究公表を行う。 また、交流協定校からの留学生を積極的に受け入れ、指導する。

 

(2)点検・評価

 附属学校との連携においては、研究授業における助言指導や普段の教育の指導において積極的にかかわることができた。徳島県内外の講演も多数行い、各教員の研究や教員の活動を広く知らせることができた。 国際交流では、ドイツとタイから留学生を受け入れ、コース院生と交流し、本コースの教育活動を実り豊かなものにすることができた。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

 本学への大きな貢献は、コース定員を満たしていることと考えられる。また、山崎教授は、新設のセンターの運営に指導的役割を果たしている。また、国際交流という面でも、留学生を受け入れて、 大学全体の教育活動を活性化した。また、平成21年度後期より一年間、梶井一暁准教授は育児休業中である。本学始まって以来のことであり、男女共同参画に対する本学の積極的な姿勢を明らかにできた。人間形成コースはこうした側面でも、本学に貢献していると言えよう。

 

 

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