自己点検・評価報告書(木内陽一)
報告者 木内陽一
1.学長の定める重点目標
1-1.大学教員としての教育・研究活動①
(1)目標・計画
(2)点検・評価
本年度試みて成功した点は、留学生の「活用」ということだった。今までは、本学の学生を留学させ、外国の空気を吸ってきてほしいと願ってきたが、これは困難であると痛感している。そこで、むしろ本学に留学してきている外国人学生から刺激を得る、という方向に発想を転換させた。学部の「人間形成原論」では、自由課題ではあるが、発展的な課題として、外国人(留学生)とのインタビューを課してみた。おおよそのインタビューの課題をあらかじめ提示し、当該学生の国の教育課題などを聞き取り調査させ、提出させた。受講生には、なかなか大変な作業であったかもしれないが、鍛えられたと思う。 また、大学院の「教育哲学研究」では、ドイツ人留学生のマティアス・ドレーフス君に参加してもらった。ドレーフス君には、ドイツ語訳の『善の研究』を読んできてもらい、日本人受講生は日本語原典を読み、毎回、日本語と英語(!)のレジュメを作らせた。議論は、英語免許取得希望の三人に学生の力を借り、できるだけ英語でおこなった。大変有意義な経験であったと思う。
1-2.大学教員としての教育・研究活動②
(1)目標・計画
兵庫教育大学連合大学院の受託事業を行うことにより、外部資金を獲得したい。・他大学教員との共同プロジェクトを立ち上げ、科学研究費補助金を申請したい。
(2)点検・評価
科研費申請まで至らなかった。ただ、連合大学院のふたつのプロジェクトに加わり、任務を遂行した。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
鳴門教育大学フィハーモニー管弦楽団顧問として、学生生活を支援する。学校教育コース2年生の副担任として、学生生活を支援する。
(2)点検・評価
フィルハーモニー管弦楽団は、存亡の危機に立たされている。平成21年3月18日の学位記授与式に、一年ぶりで演奏することが出来た。団員を支援して、団の立て直しに努めたい。 学校教育コース2年生副担任として、学校教育実践Iの授業の一端を企画し、徳間城博物館の見学、ならびに、事前事後指導をおこなった。
2-2.研究
(1)目標・計画
外国人研究者との共同研究の成果の一部を、大学紀要に投稿する。具体的には、①ハンブルクの新教育に関する研究(ドイツ・グライフスヴァルト大学・アンドレアス・ペーンケ教授との共同研究)②カイルハウ・自由フレーベル学校の歴史に関する研究(ドイツ・ライムント・メフッェルト博士との共同研究)③教育辞書の研究(ブダペスト大学・アンドラーシュ・ネメット教授との共同研究)
(2)点検・評価
ハンブルクの新教育に関する研究(ドイツ・グライフスヴァルト大学・アンドレアス・ペーンケ教授、小林万里子福岡教育大学准教授との共同研究)を19世紀末・20世紀初頭におけるハンブルクの新教育」として、本学の研究紀要に発表した。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
学内の委員としての職務を遂行する。人間形成コースのコース長としての役割を演じる。
(2)点検・評価
学生支援委員会副委員長、人間教育専攻長、人間形成コース長として、活動した。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
2009年4月より、ドイツ・リューネブルク大学より交換留学生が来学する予定であるので、この学生の指導教員をつとめる。
(2)点検・評価
2009年4月より9月まで、ドイツ人留学生のマティアス・ドレーフス氏の指導教員を務めた。 7月9日、リューネブルク大学教授、マティアス・フォン・ザルデルン氏が本学を訪れ、学長表敬訪問、講演会をおこなったので、通訳として支援した。 11月30日、ラインハルト・ウーレ教授(ドイツ・リューネブルク大学)、ファン・シャーク准教授(アメリカ・バンダービルト大学)が本学を訪れ、学長表敬訪問、講演会をおこなったので、通訳として支援した。英語通訳は、初体験だった。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
特になし