学校臨床実践コース

記載責任者 小坂浩嗣

◇教員名簿

氏名 職名 専門分野 氏名 職名 専門分野
小坂浩嗣 准教授 臨床心理学 佐藤  亨 准教授 臨床心理学

末内佳代

(平成22年4月1日昇任)

准教授 学校臨床      

 

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。

 

◇自己点検・評価

1.学長の定める重点目標

1-1.大学院学生定員の充足

(1)目標・計画

専攻の全教員と連携協働して,市町村教育委員会や大学訪問等,専攻全体の定員充足活動に取り組む。
学校臨床実践コースとしては,以下に挙げるこれまでの独自な取り組みを継続し,昨年度のコース入学者の20%増を最低目標に宣伝や勧誘に努める。
①鳴門生徒指導学会及び同窓会を利用し,本学の学部学校教育コースの卒業生,大学院の生徒指導,教育臨床,臨床心理士養成,学校臨床実践コースの修了生と研究生に,本コース及び高度学校教育実践専攻の案内等を送付する。
②高知県教育委員会と協力し,臨床心理士養成コースの教員とともに,現職の教員やスクールカウンセラーらを対象にした研修会を開催する。
③修了生へ訪問等によるアフターサービスに取り組む。

 

(2)点検・評価

①については,平成22年度の鳴門生徒指導学会及び同窓会の案内時に,コース紹介を同封して900名強に郵送した。
②については,3名の教員がそれぞれにスクールカウンセラー等研修講座の講師を務め,現職教員を含む延べ約120名の参加者があった。
③については,3名の修了生に延べ5回の学校訪問をして,現況の聞き取りをしたり直面している問題の相談に応じたりしてフォローアップに努めた。
以上の取り組みにコースを挙げて取り組んだが,目標の20%増を達成することはできなかった。しかし,②③の取り組みは参加者や修了生に好評であったことからも,今後継続していきたいと考える。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

4つのコースの独自色を維持しながら,専攻全体の教育効果を高めるために,専攻の全教員が協働してカリキュラム内外での活動に積極的に取り組むように努める。
学校臨床実践コースとしては,平成20年度からの基本的教育・運営方針である「タコツボ型ではなくササラ型で」本年度も教員が一丸となって教育活動に努める。具体的には,以下のような取り組みを継続する。
①基本的に全授業科目において,原則として毎回,コースの全教員が出席するTTに取り組む。
②コースの教育活動や運営において,院生からの意見も尊重するように努める。
③教員間,院生間,教員と院生間の交流を促進するように,教員の定例コース会議を毎週1回昼食を共にしながら開催する。 また,教員と院生との定例コース連絡会を毎月1回昼食を共にしながら開催する。

 

(2)点検・評価

①については,共通科目3科目,専門科目3科目に3名の教員が授業参加して取り組んだことに対して,受講者の授業評価において4.0以上の高い評価を得た。
②については,主に③にある定例の連絡会を通して院生から意見を聴取した。その内,構想発表会や中間発表会のリハーサル,学修判定会の会場設営などに院生主体で取り組みプレゼンテーションの効果を上げることができた。
③については,定例のコース会議や連絡会を開催することにより教員間および教員と院生間や院生間の意思疎通を図れたとともに連帯意識を高めることもでき,教育への効果要因となった。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

教職大学院の特徴である実践実習に関して,本コースとしては,一つ目に現場に役立つ効果ある実践研究の在り方について研究に取り組む。具体的には以下のような取り組みを計画している。 3年目を迎えた本年度には,
①院生の実践実習について,引き続き院生や現場教員の意見を聴取・分析する。
②院生の実践実習にかかわって,実践方法の開発,改善とその検証をする。
③実践をまとめた報告書スタイルの検証と開発・改善に取り組む。
二つ目に,本コースが関わる共通科目,専門科目,実習科目の体系化について取り組みたい。学校現場のニーズに応えるために,学校と大学との連携協働の形態として学校臨床の知見を現場に役立たせていくための学校現場での事例検討会に取り組みたい。

 

(2)点検・評価

一つ目の現場に役立つ効果ある実践研究の在り方について,①では指導教員が実習先の訪問を通して現場教員との対話や研修会等での声を拾うように努めたが,現場のニーズを十分に掴むまでには至らなかった。②では,個人ゼミに加えてコース独自に合同ゼミを開いて実習の計画,進め方,検証に取り組んだが,院生一人ひとりの実習内容を交流することはできたが,より具体的内容に検討を深めるまでには至らなかった。③では現場教員に読んで分かり易い様式にすることを目的にを報告書執筆マニュアルを作成していたが,その改善にまでは至らなかった。今後も継続的に取り組みたい。
二つ目については,授業での事例研究を参考に実習先での事例検討会を開催した機会が増えた。また,参加した現場教員からは実践に役立つとの感想を得られ,効果を感じ取ることができた。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

大学全体の運営に加えて,教職大学院の運営に関しては,コース教員の共通理解に努め,共通認識の上に積極的に参画するとともに,職務の遂行に努める。そのために,
①教員間の意思疎通と共通理解を図るため,定例コース会議を毎週1回開催する。
②教員個々の健康維持に努める。

 

(2)点検・評価

①については,毎週1回の定例コース会議を概ね予定通りに開くことができ,授業や実習に係わる院生指導など,コース運営を円滑に進めることができたとともに,教員個々のメンタルヘルス維持にも効果的であった。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

①これまでの教育委員会との連携関係を推進・深化するとともに連携協力校との関係維持に努める。また,新たな連携協力校並びに連携協力機関等との協働関係の推進に努める。
②コース教員が携わっているスクールカウンセラー,児童自立支援施設への援助,心と学習の支援などの研究・実践活動を基盤にして,学校教育や社会との直接・間接による連携協働の推進に努める。

 

(2)点検・評価

①については,教員が連携して組織的に取り組むまでは至らなかったが,個々の教員がスケジュール調整に努めて実習先となった連携協力校並びに連携協力機関等を訪問し,協働関係の形成に努めた。
②については,3名の教員がそれぞれに専門分野に関連したスクールカウンセラー,児童自立支援施設への援助,心と学習の支援に取り組み,各学校や機関の円滑な業務に寄与することができた。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

 

 

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