自己点検・評価報告書 (生活・健康系(家庭)教育講座) 福井典代

報告者 福井典代

1.学長の定める重点目標

1-1.大学の活性化を目指す教育活動

(1)目標・計画

  1. 学生による授業評価の集計結果をもとに授業内容を見直し,修正を加える。
  2. 学生の意欲を引き起こすために,講義科目でも積極的に実験・実習を取り入れて,学習内容の定着を図る。
  3. シラバスに掲載する成績評価の内容を具体的に示す。

(2)点検・評価

  1. 学生による授業評価の結果をもとに,評価の低かった「受講生に授業への参加を促す」項目について,積極的に授業に参加できるように実験を取り入れた授業内容とした。
  2. 学部「初等家庭科教育論」の授業では180名以上の受講者数であったが,2クラスに分けて隔週ごとに実験・実習を行い,学習意欲を引き起こすとともに基礎的な学力の定着を図った。大学院「衣生活学研究」の授業においても,同様に実験を実施した。
  3. シラバスに成績評価の内容を具体的に示し,かつ初回の授業時にも評価の内容を学生に提示してから授業を実施した。

1-2.学生支援、地域連携活動

(1)目標・計画

就職指導の学生支援
  1. 学部1年次の授業内で,教員採用試験の内容に沿った学習を取り入れる。
  2. 教員採用試験1次合格者に対して,実習指導を行う。

(2)点検・評価

  1. 被服に関する教員採用試験の問題を授業中に取り上げ,学生に取り組ませた。採用試験の内容を知ることにより,早めに受験対策を取る必要性を感じさせた。
  2. 受験する県に適した被服実習の内容について,基本的な縫製技術を指導した。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  「自立と共生」という基本概念と「実践的・体験的授業」という家庭科教育の基本方針を堅持し,学生の指導にあたる。

(2)点検・評価

  家庭科教育の基本概念・基本方針に則り,学生の指導に当たった。

2-2.研究

(1)目標・計画

  1. 従来からの研究テーマ「学生の主体的な学習を支援する織物の組織と織柄教材」をまとめ,日本家庭科教育学会誌に投稿する。
  2. 科学研究費補助金の申請を行う。

(2)点検・評価

  1. 「生徒の主体的な学習を支援する『織物の組織と織柄』教材-ギンガムの織柄を題材とした教材の実践-」という研究論文をまとめ,家庭科教育実践研究誌第6号(2007)に掲載された。
  2. 科学研究費補助金の申請を行ったが,補助金を得ることはできなかった。来年度も積極的に申請する予定である。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  前年に引き続き,大学院教務委員会委員として,本学の運営に貢献する。

(2)点検・評価

  大学院教務委員会委員,学術研究推進委員会委員の業務に加え,遠隔教育準備室の室員として,本学で遠隔教育を始めるための基盤作りに参加した。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  1. 講座として附属学校と連携して教育支援プロジェクトを立ち上げる。
  2. 教育支援講師・アドバイザーに登録し,地域・社会との交流・連携を行いたい。

(2)点検・評価

  1. 講座として「家庭科支援ネットワーク」に取り組み,12月に徳島県の小・中・高等学校の家庭科教員を対象とした研修会を実施した。
  2. 教育支援講師・アドバイザーとして,徳島市小学校教育研究会家庭科部会より依頼を受け,徳島市の小学校家庭科教員を対象とした研修会(参加者約40名)を実施した。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  1. 教育支援講師・アドバイザーとして,徳島市小学校教育研究会家庭科部会より依頼を受け,徳島市の小学校家庭科教員を対象とした研修会を実施した時に,大学院としての本学への受験を呼びかけた。
  2. 研究に対して学会誌に1本掲載された。
最終更新日:2010年02月17日

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