自己点検・評価報告書 (生活・健康系(家庭)教育講座) 西川和孝

報告者 西川和孝

1.学長の定める重点目標

1-1.大学の活性化を目指す教育活動

(1)目標・計画

  1. 学部1年生から概論科目等で教職への動機付けを行う。教員採用試験(過去問等)を意識して、授業内容・授業方法等の改善を図る。
  2. 学生の能力や努力を正当に評価するため、シラバスに添った成績評価を実施し、第3者にも説明できるような評価を行う。

(2)点検・評価

  1. 学部、大学院の担当する授業等を通して教職への動機付けを行った。特に、講義形式の授業は、教員採用試験(過去問等)を意識して行い、改善を図った。
  2. 評価に関しては、シラバスに添った成績評価を実施した。担当する授業評価は、学部・大学院ともに全体的によい結果であった。

1-2.学生支援、地域連携活動

(1)目標・計画

  学生の「人権」を尊重し、「自立と共生」を促す支援を行う。

(2)点検・評価

  1. 今年度も学生が望む活動を支援した。学生の「人権」を尊重し、「自立と共生」を促す支援を行った。特に、担当ゼミ生の就職支援、卒業・修了研究支援を行った。
  2. 病気で入院されていた先生の代理(就職委員)で、教員採用試験の面接対策等を行った。また、担当のゼミ生全員(3人)が教員採用試験一次試験に合格した。その内、1名がマスコミへ進路変更し、テレビ局レポーターに内定した(競争率約20~30倍の地元放送局に就職)。残り2名は教員となった(学部卒業生は徳島県小学校教員、修了生は兵庫県高等学校教員に就職)。
  3. 地域連携活動として、来年度の公開講座の登録(「親子ではじめてのパン作り」)を行った。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  1. 「自立と共生」という基本概念と「実践的体験的授業」という教育の基本方針を堅持し、学生の指導にあたる。
  2. 卒論、修論の指導に当たっては、学生の希望を優先する。

(2)点検・評価

  1. 今年度も学生が望む活動を支援した。担当ゼミ生として修士課程2名、学部4年生2名、3年生1名の修士論文及び卒業論文の指導を行った。特に、学生の希望する内容で、授業実践的な内容を中心に指導した。また、長期履修学生の大学院生1名を新たに引き受けた。
  2. 卒業論文の指導として鳴門市立鳴門中学校にて3コマ2クラス分、合計6コマ分の食物領域の授業を行った(郷土料理の調理実習を行った。)。
  3. 今年度から開講された教養基礎科目「人口と食糧問題」(全学で86名登録)の5回分を担当した。
  4. 担当する授業評価は、全体的によい結果であった。

2-2.研究

(1)目標・計画

  1. 民間や法人からの外部資金を獲得するため積極的に応募する。
  2. 科学研究費補助金に申請を行う。
  3. 査読有りの学術論文(少なくとも1報)を投稿する。

(2)点検・評価

  1. 採択された科学研究費補助金の研究を実施した。
  2. 査読有りの学術論文を1報投稿した。学会発表を2回行った。
  3. 連合大学院(博士課程)の本学当該講座のメンバーとして関与した。
  4. 外部の博士研究員に日本学術振興会特別研究員に応募してもらった。(1次通過、面接後補欠)
  5. 産業技術総合研究所の食品分野における四国5大学の連携資金獲得のメンバーに登録した。
  6. 科学技術振興機構(JST)の重点地域研究開発推進プログラム(シーズ発掘試験)に応募した。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  1. 学内の各種委員会に出席し、職務を遂行する(大学院入試委員会、安全管理委員会等)。加えて、病気で休まれる先生の代理出席を積極的に行う。
  2. 講座会議、部会議を通じて問題点や提案を講座主任、部長に行う。

(2)点検・評価

  1. 学内の各種委員会に出席し、職務を遂行した(大学院入試委員会、安全管理委員会、知的財産室会議委員会、国際交流委員会等)。加えて、病気で休まれる先生の代理出席を積極的に行った。また、大学院生獲得のため、講座で300部以上募集要項を送付し、個人的に関西の3大学へお願いに伺った。さらに、センター試験の監督を2年連続引き受けた。
  2. 講座会議、部会議を通じて問題点や提案を講座主任、部長に行った。
  3. 講座のHPの更新を行い、大学院入試情報等を発信した。
  4. 知的財産室の相談員として、徳島大学、四国TLOとの協定に関与した。これに関係する出張に積極的に参加した(4~5回)。
  5. 文部科学省の「小学校教員資格認定試験」に協力した。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  1. 附属小学校教諭と連携し、食物に関する授業を行う。
  2. 卒業生、修了生及び徳島県内の家庭科の現職教諭に対する研修会にて食物分野の研修を行い、大学院への入学を呼びかける。
  3. 外国人研究者、留学生の希望者があれば受け入れる。

(2)点検・評価

  1. 附属小学校の依頼により、大学教員による食物に関する授業を2コマ3クラス分、合計6コマ12月に実施した。
  2. 卒業生、修了生及び徳島県内の家庭科の現職教諭に対する研修会にて食物分野の研修(「食事摂取基準と食事バランスガイド」について)を行った。また、現職教員へ本学大学院の入学を呼びかけた。
  3. 教育実践研究にて附属小学校教諭とともに大学院生の指導を行った。
  4. 留学生に対する1泊2日の研修旅行(2006年11月広島、山口)に同行し、留学生の支援を行った。
  5. 外国人研究者、留学生の希望者はなかったが、宿泊研修旅行で知り合った留学生に対し、支援した。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  1. 教育面では、新設の科目を担当し、全ゼミ生の卒業・修了研究及び就職支援を行い全員就職した。
  2. 研究面では、学会誌1報、学会発表2回行った。
    入院している先生の代わりに就職委員を引き受け、教員採用試験の面接対策等行った。
  3. 国際交流委員として、留学生の宿泊研修旅行に同行し支援した。
  4. 附属小学校からの依頼により、授業を6コマ分実施した。
  5. 知的財産室の相談員として、徳島大学、四国TLOとの協定に関与した。
  6. 文部科学省の「小学校教員資格認定試験」に協力した。
  7. 総合的に、教育、研究および大学全体への貢献を幅広く実施した。
最終更新日:2010年02月17日

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