自己点検・評価報告書 (生活・健康系(保健体育)教育講座) 乾信之

報告者 乾信之

1.学長の定める重点目標

1-1.大学の活性化を目指す教育活動

(1)目標・計画

  所属学生の教職就職率を向上させるために,授業を工夫する。

(2)点検・評価

  1. 近年,年ごとに,講義,演習,実技は教科教育的内容を豊富に取り入れるようになった。授業中の採用試験を意識した発言も年ごとに増えてきた。
  2. 試験は不合格とせず,合格できるまで再試を繰り返した。

1-2.学生支援、地域連携活動

(1)目標・計画

  1. 学生のレポートの添削を充実させる。
  2. レポートする本と抄録を作る文献の選択には,学生の興味とレディネスを考慮する。

(2)点検・評価

  1. 講義で課したレポートの添削を行った。
  2. 鳴門高校の創立記念講演を行った。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  1. 学生を主体的に講義に参加できるように,“発問”を増やす。
  2. 「初等中等教育実践基礎演習」等いくらかの授業では受講生に文献の抄録とその発表を課し,文章と発表の表現を指導する。

(2)点検・評価

  1. 講義では具体例を豊富に挙げ,発問を増やした。
  2. 演習では受講生に文献の抄録とその発表を課し,文章と発表の表現を指導した。

2-2.研究

(1)目標・計画

  1. 少なくとも2篇の論文(発話と手の運動の相互作用,タイミングと力の制御の独立性と相互作用)を雑誌に投稿する。
  2. 少なくとも2つの学会発表を行う。

(2)点検・評価

  1. 国内と米国の出版社から執筆依頼があり,「運動行動の学習と制御」(大修館)が出版され,“ Simple reaction times and timing of unimanual and bimanual serial actions in adolescents with mental retardation, autism, and Down syndrome” in E. B. Heinz (ed.) Mental retardation research advances, Nova Science Publishers, Hauppauge, NYが印刷中である。また,“ Interaction of speech and manual move-ment in a syncopated task” Perceptual and Motor Skills と「綜説:手指運動のタイミングと力の制御における独立性と相互作用」(体力科学)を執筆し,投稿した。
  2. 日本体育学会第57回大会(弘前市)と第61回日本体力医学会(神戸市)で発表を行った。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  委員会委員として,本学の運営に貢献する。

(2)点検・評価

  1. センター運営委員会と衛生委員会に出席し,特に,定期健康診断と大学の飲料水の管理に関して提言した。また,学部入試と大学院入試の監督と面接官を行った。
  2. 連合大学院では保健体育の世話人として資格審査に携わった。また,連合大学院の「教育学実践論集」の査読を2件行った。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  1. 学術雑誌の査読を行う(社会連携)。
  2. 海外の研究者と論文の交換を行う(国際交流)。

(2)点検・評価

  1. 大学院の運動学演習の一環として,付属養護学校の高等部の生徒のタイミングと力の微調整を実験的に検討した。
  2. Perceptual and Motor Skills (USA) の査読を1件行った。
  3. カナダのピアニストの動作分析の研究者や米国の両手動作の研究者から論文請求があった。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  授業では採用試験を意識した内容と発言を増やした。
  研究論文では運動の制御と学習の基礎研究を行ってきたが,著書として出版する際には運動学習の視点から,学校体育の教授-学習過程に対する提言を行った。さらに本年度のトピックとして,過去,付属養護学校で行ってきた系列動作のタイミングの制御と学習の研究が米国の出版社から出版されることである。
  学内事務では委員会活動を通して日常気づいていることを提言した。
  連合大学院の活動では査読有資格者が少ないために,査読件数が増えた。
最終更新日:2010年02月17日

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