自己点検・評価報告書(人間形成講座) 皆川直凡

報告者 皆川直凡

1.学長の定める重点目標

1-1.大学の活性化を目指す教育活動

(1)目標・計画

  1. 授業では,液晶プロジェクターを積極利用し,講義内容の視覚的提示を工夫するとともに,学生の積極的反応を誘発するワークシートを配付し,両者の有機的結合によって学生の理解を促し,知識の定着をはかる。また,学生による発表や課題提出の機会を随時設定し,授業内外の自主学習を促す。
  2. 学生の授業への積極的取り組み態度を正当に評価するとともに,日頃の学習成果を忠実に反映する試験問題を作成する。 平常点と試験の得点を総合し,学生の能力と努力に見合った成績評価を行う。

(2)点検・評価

  授業では,講義内容の視覚的提示の工夫と,学生の積極的反応を誘発するワークシートの配付を行い,両者の有機的結合により学生の理解促進と知識定着をはかった。また,学生による発表や課題提出の機会を随時設定し,授業内外の自主学習を促した。また,学生の授業への積極的取り組み態度を正当に評価するとともに,日頃の学習成果を忠実に反映する試験問題を作成した。平常点と試験の得点を総合し,学生の能力と努力に見合った成績評価を行った。しかしながら,学生による授業評価の結果,上記の内容に関する満足度は7割程度であったので,いっそうの工夫を要する。

1-2.学生支援、地域連携活動

(1)目標・計画

  本講座が推進する心理学系3資格(臨床発達心理士,学校心理士,健康心理士)の取得を,児童・生徒の心理支援に秀でた教師の育成につながるものと位置づけて指導体制の確立をはかり,次年度において資格認定試験に合格させるための基礎を築くことを本年度の重点目標とする。具体的には,これらの資格取得を希望する研究指導学生を対象に,課題研究以外に週あたり1校時程度の時間を設定し,専門知識・技能(対人コミュニケーション能力を含む)の着実な習得・向上を支援するための講習会を開催する。

(2)点検・評価

  本講座が取得を推進する心理学系3資格のうち,当報告者の研究指導学生が実際に取得を希望したのは,臨床発達心理士と学校心理士の2資格であった。当該学生について,課題研究(ゼミ)の時間以外に週あたり1校時程度の時間を設定し,専門知識・技能(対人コミュニケーション能力を含む)の着実な習得・向上を支援するための講習会を開催した。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  1. 授業では,講義内容の効果的な視覚提示と学生の積極的反応を誘発するワークシートの有機的結合によって理解を促すとともに,学生の発表や課題提出の機会を随時設定し,授業内外の自主学習を促す。
  2. 研究指導では,ゼミ生の関心と能力を把握したうえで,質の高い課題研究を行うことができるように指導・支援していくことを目指す。そのため,定期的なゼミに加え,必要に応じて個別面談や補習を行う。同時に,ゼミにおける協同的活動を活性化させ,互いに支え合う中で生活が健全なものになるよう支援する。

(2)点検・評価

  1. 授業では,講義内容の効果的な視覚提示と学生の積極的反応を誘発するワークシートの有機的結合によって理解を促すとともに,学生の発表や課題提出の機会をほぼ毎回設定し,授業内外の自主学習を促した。しかしながら,学生による授業評価の結果,上記の内容に関する満足度は7割程度であったので,いっそうの工夫を要する。
  2. 研究指導では,ゼミ生の関心と能力を把握したうえで,質の高い課題研究を行うことができるように指導・支援することを目指した。そのため,定期的なゼミに加え,必要に応じて個別面談や補習を行った。同時に,ゼミにおける協同的活動を活性化させ,互いに支え合う中で生活が健全なものになるよう支援した。

2-2.研究

(1)目標・計画

  1. 人間の精神的所産(文章,音楽,絵画など)に対する認識の深化と発達の過程に関する研究を中心に据え,人間の五感に基づく認知機能とそれを基盤とするコミュニケーション機能について,実証的方法を用いて探究する。そこから「知性と感性を結び,発達を導く教育」への展開を目指す。
  2. 本年度は,上述の目標に応じた研究を実施する。また,前年の研究成果を基礎系と応用(教育)系,それぞれ一つ以上の心理学会において口頭発表する。さらに,2本以上の学術論文の執筆と投稿を行う。

(2)点検・評価

  1. 人間の精神的所産(文章,音楽,絵画など)に対する認識の深化と発達の過程に関する研究を中心に据え,人間の五感に基づく認知機能とそれを基盤とするコミュニケーション機能について,実証的方法を用いて探究した。その成果をもとに,「知性と感性を結び,発達を導く教育」のプログラムを作成した。
  2. 本年度は,上述の目標に応じた研究を実施した。また,前年の研究成果を基礎系と応用(教育)系,それぞれ一つの心理学会において口頭発表した。さらに,2本の学術論文の執筆と投稿を行った。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  1. 委員として学内の各種会議に出席し,職務を遂行する。
  2. 第一部所属教員として部会議に出席し,職務を遂行する。

(2)点検・評価

  1. 鳴門教育大学振興会理事ならびに鳴風会幹事として学内の各種会議に出席し,職務を遂行した。
  2. 第一部所属教員として部会議に毎月出席し,職務を遂行した。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  1. 本学教育支援講師・アドバイザーに登録するとともに,各方面からの要請に応じ,附属学校,公立小・中学校等に出向き,また,各校・各機関からの来訪を受け入れ,助言等を行う。
  2. 徳島県庁からの委嘱に基づき,心理学の専門家として,県立看護学院看護学科(定時制ならびに通信制)の講師を務め,働きながら看護師の資格取得を目指している人たちを支援する。
  3. 教育職に就いた修了生・卒業生と共同研究を行い,教育現場への研究成果の還元に努める。

(2)点検・評価

  1. 本学教育支援講師・アドバイザーに登録するとともに,要請に応じて公立小学校に出向き,助言を行った。
  2. 徳島県庁からの委嘱に基づき,心理学の専門家として,県立看護学院看護学科(定時制ならびに通信制)の講師を務め,働きながら看護師の資格取得を目指している人たちを支援した。
  3. 教育職に就いた修了生1名と共同研究を行い,教育現場への研究成果の還元の準備を行った。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  講座全体として大学院入学定員を充足し,その過半数が自ら推進し情宣活動に取り組んだ心理学系資格取得希望者であり,7名の研究指導教員を務めていることから,この点での貢献度は高いと考えられる。 大学の活性化を目指す教育活動,学生支援・地域連携活動,教育・学生生活支援,および研究の目標達成度は高いが,大学運営ならびに附属学校や社会との連携・国際交流等の目標達成度はやや低いので,いっそうの向上を期したい。

最終更新日:2010年02月15日

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