自己点検・評価報告書(人間形成講座) 山崎勝之
報告者 山崎勝之
1.学長の定める重点目標
1-1.大学の活性化を目指す教育活動
(1)目標・計画
- 授業外でも、学生の研究力を高めるために、研究会を定期的に開催する。
- 国際的研究レベルにふれることの少ない学生に、その機会を提供する。
- 博士課程の学生と修士課程ならびに学部学生との交流をはかり、全体の学術的雰囲気と水準を上げる。
(2)点検・評価
- 学内外の学生、研究者を対象に、感情リサーチ研究会を定期的に開催し、授業の枠にとどまらない国際的水準の研究にふれさせることがでた。
- 授業内外で、アメリカの心理学会の活動状況等を、現地の写真をふんだんに見せながら紹介する機会を設けることができた。この試みから、学生への目を海外に向け、研究意欲を高めることができた。
- 博士課程の存在を強調し、博士課程の学生と他学生との交流をはかることができた。
- 成績評価においては、定期試験のみならず、普段の活動状況を十分に考慮した評価とし、学生の積極的参加度にも重点を置いた評価となり、学生の評価への満足度を高め、やる気を引き出すことができた。
1-2.学生支援、地域連携活動
(1)目標・計画
- 学校の教員を中心に研究会を定期的に開催し、地域と密接に連携した実践的教育を遂行する。
- 学校の授業に積極的にかかわり、児童生徒の適応をはかる教育の推進を現場の教員とともに実践する。
(2)点検・評価
- 学校の児童生徒の適応をはかるための研究会を現場の教員(徳島、香川、大阪、和歌山)と定期的に開催し、共同研究ならびに共同で教育を推進することができた。
- 小学校において、児童の向社会性を伸ばすために、児童同士のピア・リレーションを駆使した恒常的読書教育を開発・実践した。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
- 授業においては、最先端の視聴覚機器を駆使し、最先端の学問内容をわかりやすく伝えることに努める。
- 学生生活において不適応状態にある学生に、積極的にカウンセリングを施し、適応への積極的援助を行う。
(2)点検・評価
- 授業において、インターネット上のソフトを利用し、授業外においても積極的な討議を導き、授業時間を超えての充実した授業を展開することができた。
- 学生の適応上の相談に積極的にかかわり、学生の生活適応上の支援をすることができ、今後の系統だったカンウセリングの下地となった。
2-2.研究
(1)目標・計画
- 海外の学術雑誌への投稿を加速させる。
- アメリカの心理学関係の学会での発表を加速させる。
- 科学研究費補助金を得た研究の代表者として、2年目の研究を充実せせる。
(2)点検・評価
- 審査のある論文(A論文)では、海外の学術雑誌に2本出版、2本印刷中、国内の雑誌に3本出版、1本印刷中となった。
- その他の論文を合わせて合計8本の論文が出版され、3本が印刷中となった。
- アメリカの2学会に参加発表することができた。
- これまでの研究成果から生活習慣病にかかわる書籍を出版した。
- 科学研究費補助金を得た研究の代表者として、2本の介入研究を遂行することができた。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
- 何らかの委員会に所属し、本学の運営に貢献する。
- 前年に引き続き、大学から 徳島県内と徳島県教育委員会との連携に関する協議会(生涯学習ネットワーク部会)委員として派遣され、責務を果たす。
(2)点検・評価
- 入試委員総括班委員としての責務を果たした。
- センター運営委員会委員としての責務を果たした。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
- 附属小学校の研究会の指導助言を行う。
- 附属小学校の保健関係の授業の構成と実施について指導を行う。
(2)点検・評価
- 附属小学校の研究会の指導助言者として協力した。
- 附属小学校の保健関係の授業についての助言と指導を随時実施した。
- その他、徳島県はもとより、熊本県、愛媛県、香川県、石川県他の教育委員会主催の講演を行った。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
- 心理学の3つの資格(臨床は発達心理士、学校心理士、健康心理士)の講座での取得環境を整え、その広報に努め、受験生を確保し、最終的に講座定員を超える入学生を出すことに貢献することができた。
- 研究論文と学会発表ともに、アメリカを中心として展開し、海外に本学の存在をアピールすることができた。また、各地への講演においては、受験生を増やすべく、鳴門教育大学をアピールできたものと考える。
最終更新日:2010年02月15日