自己点検・評価報告書(人間形成講座) 木内陽一

報告者 木内陽一

1.学長の定める重点目標

1-1.大学の活性化を目指す教育活動

(1)目標・計画

  1. 重要な内容をプリント資料として配布し、講義をよりよく理解できるようにする。
  2. 筆記試験の内容を検討し、厳正な評価に努める。

(2)点検・評価

  1. 授業方法において、プリントを配布するとともに、OHPを使って、重要な事項が、視覚的にわかりやすくした。
  2. 重要項目を穴埋め問題として出題し、厳正な評価ができるようにした。

 

1-2.学生支援、地域連携活動

(1)目標・計画

  鳴門教育大学フィルハーモニー管弦楽団顧問として、学生の課外活動を支援する。

(2)点検・評価

  2004年以来、平成18年度も顧問として、団員の活動を支援するとともに、ヴァイオリン奏者として、3月11日の演奏会に出演した。自分自身の学生オーケストラ時代の友人たちをみても、市民オーケストラなどで活動している人は多いが、大学オーケストラの顧問になり、しかも学生とともに演奏している人は知らない。ひそかに自慢していることでもある。ただ、これは自分自身の楽しみとしてやっているのであって、点数を稼ごうとは思っていない。だが、他に特記する活動がないので、あえてここに掲げておきたい。 地域連携活動としては、第7回脇町高校一日総合大学(6月14日)に講師として招かれ、「教育は「なぜ」問題となるか?」というテーマで公開授業をおこなった。参加生徒は43名であった。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  講座内の他研究室と共同ゼミ合宿を行い、学生の勉学や生活の幅広い方面にわたって、共同指導していきたい。

(2)点検・評価

  6月7日ー8日に指導院生と梶井准教授とそのゼミ生とともに、四国遍路第二十一番札所・太龍寺を訪れ、空海についての知見を深めた。また、7日には、元ゼミ生で、阿南の郷土史研究をライフワークとしているK氏に講話をしてもらった。

2-2.研究

(1)目標・計画

  1. ドイツ人教育学者との共同研究の成果の一部をまとめ、大学紀要に共著論文として投稿する。
  2. 現職教員との教育実践研究の共同研究の成果の一部をまとめ、大学のセンター紀要に共著論文として投稿する。

(2)点検・評価

  1. 木内陽一、A.ペーンケ、大関達也:社会民主主義教育の伝統は1948年の東ドイツにおいて完全に孤立した(『鳴門教育大学研究紀要』第22巻、2007、1-9頁)
    木内陽一、L.ヴィガー、梶井一暁:20世紀ドイツの人間形成論と人間形成研究(『鳴門教育大学学校教育研究紀要』、21号、2006、1-12頁)
    木内陽一、R.メフェルト、梶井一暁:フリードリッヒ・フレーベルの教育理念と現代の学校ー自由な、考える自立的な人間(『鳴門教育大学学校教育研究紀要』、21号、2006,13-20頁)
  2. 梶井一暁、木内陽一、片山純州:村落における青年団の活動とその人間形成―徳島県Y町での聞き取りを通して(『鳴門教育大学学校教育研究紀要』、21号、2006,37-46頁)

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  第一部副部長、教育研究評議会委員、人間形成講座主任、国際交流委員会委員として、本学の運営に貢献する。

(2)点検・評価

  各種委員として職務に取り組み、責務を果たした。なお、国際交流委員会では、副委員長を務めた。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  外国人教育学者の講演会を開催し、本学学生の国際理解に資するとともに、本学の国際化に寄与する。

(2)点検・評価

  ライムント・メフェルト博士講演会(9月7日、地域連携センター多目的教室)を開催し、フレーベル教育学や自由フレーベル学校について、知見を深めた。通訳をつとめた。
10月27日―29日には、カール・ノイマン教授(ドイツ・ブラウンシュヴァイク工科大学)が来学され、修了生を含めて、交流した。ノイマン教授の来学は二度目である。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  10月16日の特別公開授業「学校と人間形成」の反省会の場で、ある教員から、いわゆるFDはもちろん大切であるが、木内はサークル活動を学生とともにおこなっているのだから、そうした事をさらに続けて、学生を支援してほしい、という大変うれしいご意見を賜った。今後も続けてゆきたいと思う。
  また、国際交流については、思いがけなく、二人のドイツ人学者を迎え、学生(院生、修了生)に刺激をいただくことができて、喜んでいる。今度とも、とくにドイツとの交流に寄与したい。そして、進みつつある共同研究の成果も公開していきたい。

最終更新日:2010年02月12日

お問い合わせ

経営企画戦略課
企画・評価チーム
電話:088-687-6012