5.附属学校部

 附属学校部は,幼稚園,小学校,中学校,特別支援学校によって構成され,附属学校園における教育・研究及び管理運営に関する校務を総括するとともに,大学と附属学校園との連絡調整に当たることを目的として,毎月定例の附属学校部会議【専任の附属学校部長(大学教員),校園長(附属学校教員)と附属学校事務室長(企画総務課大学事務職員)によって構成】を開催している。
 本年度の附属学校部会議は,附属学校園における教育研究活動状況の評価や計画の見直し,各学校園における校務に関わる情報交換等を行うとともに,大学における各種委員会会議報告や大学運営の現状に関する報告を行うなど,大学と附属学校園間の情報共有や連携協力を密にする連絡調整を効果的に推進できるように勤めた。また,本年度は次年度から小学校で実施予定である34人学級実施に向けて,「幼稚園と小学校,小学校と中学校間の連絡進学に関する申し合わせ」を制定(学長裁定)した。さらに幼稚園,小学校,中学校及び特別支援学校における連携教育をより一層推進するため,これまでの各附属学校間の問題点,課題等について検討し,「鳴門教育大学附属学校間連携協議会」規程を整備し,協力体制の充実を図った。一方,附属学校としての,教育関係機関や社会のニーズを踏まえた教育研究の在り方に関するついて,検討した結果,「鳴門教育大学附属学校教育研究連携協議会」の規程を整備・研究推進計画を策定し,実施した。それらの業務を推進した。
 また,本大学の重点教育の一つである「予防教育科学教育研究センター」主導による昨年度から附属小学校で実施していた「予防教育授業」は,大きな成果(公的にその成果を発表される予定)をあげ,9月末で終了し,今後は,附属中学校で実施される予定である。
 上記の管理運営体制のもと,附属学校園教員による大学学部授業の担当や大学教員による附属学校での授業支援,新任大学教員の附属学校園における研修等,附属学校園と大学との連携を深める各種の事業を積極的に実施した。さらに研究面においては,附属学校園と大学との共同研究体制を整備・充実させ,それらの成果を研究発表会において報告し,拠点校としての役目を果たした。
 各附属学校園には,教育・研究活動における重点目標に関する達成度を概評する鳴門教育大学附属学校園関係者評価委員会(児童又は生徒の保護者及び育成に関わりがある者,大学教員,学校関係者によって構成)が設置されている。各附属学校園は,鳴門教育大学・附属学校との連携を強化し,中期目標・中期計画・本年度計画などの実現に努めながら,教育目標の具現化を図るために数点の重点目標を掲げ推進した。それらの評価結果を以下に示す。
 詳細については,本学ウエブページ(http:/www.kinsch.naruto-u.ac.jp)に掲載。。


1)附属幼稚園
  4段階評価中の「A 十分達成されている」と判断された。
2)附属小学校
  4段階評価中の「A 十分達成されている」と判断された。
3)附属中学校
  4段階評価中の「A 十分達成されている」と判断された。
4)附属特別支援学校
  4段階評価中の「B 達成されている」と判断された。

  以上,平成22年度の附属学校部の主な取り組みについて述べた。各附属学校園の詳細な取り組みについては,それぞれの項で詳述することにする。
附属学校部長 今倉康宏
 
最終更新日:2011年9月5日

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