自己点検・評価報告書(内田香奈子)

報告者 内田香奈子

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての授業実践

(1)目標・計画

①授業内容 平成23年度より開講予定の授業内容について、現在開発中の予防教育プログラムの精度を高め、授業内容に反映させる。
②授業方法 講義、ディベート、グループワークなど、様々な方法を用いたい。また可能であれば実際の教育現場における学外活動も取り入れる予定としたい。
③成績評価 相対的な評価ではなく、本人の努力や意欲等が反映される形の質的な評価を目指したい。

(2)点検・評価

平成22年度は開講授業がなかったため、間接的なものとなるが、以下のような点検・評価を行った。
①授業内容 平成23年度より開講予定の授業内容を高めるため、予防教育プログラムの精度の開発に邁進し、その精度を高めることができた。
②授業方法 講義、ディベート、グループワークなど、様々な方法について模索した。
③成績評価 相対的な評価ではなく、本人の努力や意欲等が反映される形の質的な評価について模索した。

 

1-2.大学教員としての社会貢献

(1)目標・計画

4月より携わっている概算要求事業「学校において子どもの適応と健康を守る予防教育開発・実践的応用研究事業」における研究・教育活動は、子どもの心身の健康と適応の維持向上を目指している。この点において、社会に大きく還元する活動であると考えている。本事業の推進活動を円滑に進めるため、①現場における教育活動、②学会等を通じた本事業の流布、③小中高等学校教員への研修活動、を行う予定としている。

(2)点検・評価

上記概算要求事業における研究・教育活動は、科学的な観点からも一定の効果をあげることに成功した。この活動が、子どもの心身の健康と適応の維持向上に努めた点において、十分に社会へ貢献したものと思われる。また、本事業の活動を円滑に進めるために教育活動、学会での活動、そして研修についても、それぞれ予定通り実施され、一定の成果をあげた点で、本活動の成功をより高めるものとなった。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

①様々なニーズを持つ学生の要望をさぐり、次年度開講授業の内容に反映させたい。
②概算要求事業にボランティア等で携わる予定の学生に対しては、できるだけ現場への 参加を促し、将来の教育者を育成する好機を増やしたい。
③②に関連し、社会において必要となる礼儀作法等の指導を行いたい。

(2)点検・評価

本年度は、予防教育プログラム開発に携わるアルバイト学生との交流を通して、彼らの様々なニーズを探った。その結果、予防教育にかかわる様々な体験を希望することが分かった。そこで、実際に附属小学校での予防教育授業に参加させた。これにより、将来の教育者に現場を体験する機会をつくることが出来た。また、国内・国際会議にも参加させ、最先端の予防教育に触れる好機を設けた。そして、すべてにおいて礼儀作法の指導を行った。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

①概算要求事業にかかわる研究を国内外の学会において公表する。
②概算要求事業にかかわる研究成果をまとめ、学会誌に投稿する。
③科学研究費補助金「正負感情の相対比と表出抑制が健康と生活満足感に及ぼす影響についての予測・介入研究(研究代表者:山崎勝之)」の連携研究者として、県外大学での調査を行う予定である。

(2)点検・評価

①については、海外での学会発表において3本、国内での学会において1本が公表された。また、国内におけるワークショップにおいて、話題提供を行った。②については、英文雑誌を2本を投稿した。また英文雑誌1本、和文雑誌1本がそれぞれ受理された。③科学研究費補助金「正負感情の相対比と表出抑制が健康と生活満足感に及ぼす影響についての予測・介入研究(研究代表者:山崎勝之)」の連携研究者として、県外大学での調査を行った。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

本学の第2期中期目標の中核の1つである、概算要求事業に邁進し、学校教育に寄与することで、大学への評価向上の点から、本学の運営に貢献できればと考えている。

(2)点検・評価

本学の第2期中期目標の中核の1つである、概算要求事業の推進に尽力した。国内外の研究者・教育者に対し、本センターにおける予防教育プログラム開発や実践を知っていただく多くの機会を得ることができ、大学への評価向上の点から、本学の運営に貢献できたのではと考える。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

附属小・中学校において、概算要求事業に関わる予防教育プログラムを推進し、その教育内容の開発を通して連携を行う予定である。また、鳴門市内の小中学校においても同様の活動を行う予定である。国際交流については、5月にアメリカ・ボストンにおける学会において、海外の研究者と交流を図る予定の他、概算要求事業に関わるシンポジウムにおいても国内外の研究者と交流する予定である。

(2)点検・評価

附属小学校において、概算要求事業に関わる予防教育プログラムを推進し、その教育内容の開発を通して連携を行った。また、鳴門市内の小学校においても同様の活動を行った。国際交流については、5月にアメリカ・ボストンにおける学会において、海外の研究者と交流を図った。また、概算要求事業に関わる国際専門家会議を2度開催し、国内外の研究者と意見を交換した。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

 

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