自己点検・評価報告書(佐々木恵)

報告者 佐々木恵

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての授業実践

(1)目標・計画

平成22年度については授業担当がないが、平成23年度開講予定の新規授業科目「予防教育科学」の授業内容・授業方法・成績評価について、平成22年度中に吟味する。本授業は学生にとって全く新しい領域であるため、その理論的背景、用いられている教育法、そして実際の授業実践について、基礎から応用への連続性を十分理解できるよう配慮しながら授業を展開する。また、受講生数を考慮した上で、可能であれば、教職を目指す学生が予防教育について実感として理解できるよう、学校教育現場で行われている予防教育を体験可能な授業形態についても検討する。

(2)点検・評価

平成23年度開講予定の大学院新規授業科目「予防教育科学」の授業内容・授業方法・成績評価について検討し、シラバスを完成した。また,後年に開講予定の学部新規授業科目「予防教育科学と学校教育」についても併せて、授業内容・授業方法・成績評価について検討済みである。予防教育科学の基礎から応用までを網羅し、受講生が体験的に学べる授業を展開する予定である。

 

1-2.大学教員としての社会貢献

(1)目標・計画

いじめ、不登校、暴力問題、ストレス、抑うつ、生活習慣の問題、危険行動(物質乱用等)など、予防教育の対象は多岐にわたっている。本務として、子どもたちのこれらの問題を予防し、さらに健康や適応を 促進する教育実践活動が主となるが、まずはこれらの践そのものが社会貢献につながると考えられる。さらには、これらの教育実践を通じて明らかとなった課題の解決策を検討し、さらにより良い予防教育実践の実現に発展させていくことが、さらなる社会貢献の一端を担うものと考えられる。

(2)点検・評価

子どもたちの適応・健康を促進するための予防教育を複数の学校において実践した。この教育実践そのものが、地域の児童・生徒、保護者、学校関係者への貢献を果たしたと考えられる。また、今年度の実践で明らかになった課題を来年度に向けて解決していくことが、さらなる社会貢献につながると考えられる。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

①平成23年度開講予定の新規授業科目「予防教育科学」の授業内容・授業方法・成績評価について吟味する。
②大学構内での様子などから、支援が必要と推察される学生には、積極的に声をかける。
③社会人としての礼儀(挨拶・言葉遣いなど)について手本となるよう、学生の前での言動に留意する。

(2)点検・評価

①平成23年度開講予定の新規授業科目「予防教育科学」の授業内容・授業方法・成績評価について吟味した。
②大学構内での様子などから、支援が必要と推察される学生には、積極的に声をかけた。
③社会人としての礼儀(挨拶・言葉遣いなど)について手本となるよう、学生の前での言動に留意した。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

①予防教育に関する知見について、本学紀要をはじめ学会誌等に投稿するとともに、学会発表にて国内外の研究者と活発に意見交換を行う。
②科学研究費補助金基盤研究Cの研究課題において、研究代表者山崎勝之教授(人間形成コース)の連携研究者として、予防教育に関わる調査研究を実施する。

(2)点検・評価

①予防教育に関する知見について、本学紀要をはじめ学会誌等に投稿するとともに、学会発表にて国内外の研究者と活発に意見交換を行った。
②科学研究費補助金基盤研究Cの研究課題において、研究代表者山崎勝之教授(人間形成コース)の連携研究者として、予防教育に関わる調査研究を実施した。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

予防教育科学教育研究センター専任教員として、センター運営のさらなる円滑化へ向けて尽力する。

(2)点検・評価

予防教育科学教育研究センター専任教員として、センター運営のさらなる円滑化へ向けて尽力した。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

①附属小・中学校の教員と連携し、予防教育プログラムの実践・効果検証を行う。(附属学校)  
②地域の学校と連携し、予防教育プログラムの実践・効果検証を進める。また、地域から予防教育に関する活動の要請があった場合には、積極的に協力していく。(社会連携)
③日本で開催予定の国際会議にて、予防教育における国際的な研究者らとともに、予防教育の今後のあり方について議論し交流を深める。(国際交流))

(2)点検・評価

①附属小・中学校の教員と連携し、予防教育プログラムの実践・効果検証を行った。(附属学校)  
②地域の学校と連携し、予防教育プログラムの実践・効果検証を進めた。また、地域から予防教育に関する講演の要請があったため、積極的に協力した。(社会連携)
③日本で開催した国際会議にて、予防教育における国際的な研究者らとともに、予防教育の今後のあり方について議論し交流を深めた。(国際交流))

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

平成22年度の目標・計画は全体として充分達成され、本学が目指している役割や活動において、総合的に貢献し得たと考えられる。

 

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