自己点検・評価報告書(豊成 哲)
報告者 豊成 哲
1.学長の定める重点目標
1-1.大学教員としての授業実践
(1)目標・計画
②鳴門市の小学校と連携を密にし、自らが授業を行ったり、現場が抱えている問題に積極的に関わったりすることによって、 生きた研究となるように努める。
③音楽科教育学を基盤としながら、小学校教師として必要不可欠である学級経営力、生徒指導力、協働力の研究を意欲的に行う。
(2)点検・評価
①教職大学院の実務家教員として4年間の勤務を終えたが、現場で必要とされている教師の力量形成について、研究者教員と連携しながら、理論と実践の統合を図ることができるように研究活動を行うことができた。
②鳴門市第一小学校、林崎小学校、撫養小学校、明神小学校を中心に、自らが授業を行ったり、ティームティーチングを行ったりすることによって、現場が抱えている問題に積極的に関わることができた。
③小学校教師として不可欠である学級経営力、生徒指導力、協働力について、自らの専門分野である音楽科教育学を基盤としながら、研究を深めることができた。
1-2.大学教員としての社会貢献
(1)目標・計画
①教員養成特別コースの院生がお世話になっている鳴門市の小学校と連携を密にし、現場の教師が大学側に求めている生の声を聞き、実習の改善に努める。
②実習先で自ら授業を行い、授業改善の方策を提案する。
③教育支援講師・アドバイザーとして、現場の小・中学校の研修会に進んで関与する。
④合唱指導者として県、市町村等が企画する音楽事業に参画し、地域・社会に貢献する。
(2)点検・評価
本年度は昨年度以上にメンターとの連携を密にすることができた。現場の教育ニーズは、各学校で様々であったが、個別に対応することによって、その学校に応じた教育ニーズに応えることができた。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
①学生の相談への対応がスムーズに行えるように、e-mailを活用する。
②講義時間内に限らず、学生の質問や相談にいつでも気軽に応じることができるように努める。
③本学で行われる模擬授業、個人面接、集団面接に積極的に関わるようにする。
(2)点検・評価
①学生の指導がスムーズに行えるようにメーリングリストを有効に活用した。
②授業の前後を利用し、学生からの質問にていねいに答えることができた。
③就職支援行事として行われた個人面接、集団面接、模擬授業等に積極的に関わることができた。
2-2.研究
(1)目標・計画
①学校教育における教育課程開発や授業開発に関する研究を積極的に行う。
②教育実践力の向上をめざす学生たちのための評価のあり方を検討する。
③音楽科の授業理論と実践に関する研究を進め、学会、研究会等に積極的に参加する。
(2)点検・評価
①コースの教員と絶えず情報を交換、共有し、教育課程の再編、授業開発に関する研究を積極的に行った。
②学生がどのような課題と問題意識をもっているのか、授業はもちろん、個別に授業以外の時間を使って指導を行った。その結果、整合性のある評価のあり方について深く考えることができた。
③学会、現場で行われる研究会等に積極的に参加し、音楽科の授業理論と実践に関する研究を深めることができた。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
部会議、教職大学院設置準備室会議等での運営に参画し、その任務内容を推進する。
(2)点検・評価
本年度は本学での勤務が4年目ということもあり、学内の組織をより理解するために、進んで参加することができた。特に教職大学院のコース会議においては、教員養成特別コースの授業内容の検討、広報活動等に意欲的に取り組み、任務内容の推進にあたることができた。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
①附属小・中学校の研究活動に参画し、事前研究会や研究大会に積極的に参加する。
②NHK合唱コンクール、アンサンブルコンテストに向け、附属小学校合唱部の指導にあたる。
③教育研修、教育事業の企画・運営を進んで行う。
④鳴門市の小学校を中心とした教育支援活動を積極的に行う。
⑤第九指導者、合唱指揮者として、音楽文化の向上に努め、社会に貢献する。
(2)点検・評価
①夏期休業日、代休等を利用し、附属小学校合唱部の合唱指導を精力的に行った。本年度もNHK合唱コン、クール徳島県大会金賞、四国大会優良賞の獲得に貢献することができた。
②徳島県小学校教育研究会音楽部会、岩国市音楽部会、中国・四国音楽教育研究部会等と連携を図り、教育研修、教育事業の企画・運営を進んで行った。
③鳴門市第一小学校、林崎小学校、撫養小学校、明神小学校で合唱指導、総合的な学習において、年間を通して教育支援活動を意欲的に行った。
④本年度も第九指導者、合唱指揮者として、社会に貢献することができた。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
この4年間、本学のために自分なりによく貢献できたと思う。特に、教員養成特別コースの実務家教員として、実習でお世話になっている学校に対して、自らが年間を通した授業実践をして、大学と実習校における良好な関係づくりに貢献してきた。徳島県教育委員会との期限付き交流人事であったが、誠心誠意、本学のために取り組むことができた。