自己点検・評価報告書(香西 武)

報告者 香西 武

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての授業実践

(1)目標・計画

教育実践を念頭に置いた専門分野の授業を行う。そのためには,授業内容がどの校種のその内容と関わるかについて学生に伝えながら,観察,実習等も取り入れながら授業を行う。成績評価に関しては,講義内容に即した多様な観点からの評価を行う。

(2)点検・評価

小,中,高等学校の内容と関連させながら授業内容を構成した。さらに,野外での観察も学部授業で2日,野外巡検で3日,大学院の授業でも3日程度実施した。座学に偏らない授業で学部生,大学院生から好評であった。また,成績に関しても,出席,レポート,野外での観察等多様な評価を行った。

 

1-2.大学教員としての社会貢献

(1)目標・計画

教育研究活動を社会に還元していくという観点での最たるものは,質の高い教員を輩出することであろう。そのためには,学生の適不適をしっかりと見極め,指導したい。その他に,学校現場との連携により,助言・指導,共同研究等を通して社会への還元をはかっていく。 

(2)点検・評価

徳島市立大松小学校はじめ5校で,松山市中学校理科教員研修会での助言,城南高校SSHなどで教育現場との連携をはかった活動を行った。また,日常的に小学校教員との連携をはかり,定期的に会合をもって,情報交換,指導助言等を行った。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

出口保障として,就職指導に関して担当学生や指導を希望する学生に対して小論指導,面接指導などを行い,学生の就職活動を支援する。

(2)点検・評価

4月から9月まで週2-3回,11名に対して模擬授業,面接,小論等の指導を行った。その結果,11名中9名が教員採用試験に合格した。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

専門的研究に偏らず,教育実践に関わる研究,国際貢献に関わる研究も行っていく。

(2)点検・評価

学会において10回の研究発表(内7回は国際学会)を行い,5編の論文を出版した(内国際紙3編)。また,啓林館中学校理科教科書を執筆した。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

学校現場との連携をはかり,本学が教育現場と緊密な連携を図っていることを草の根で伝えられる活動をしていく。また,教育実践演習,モデルコアカリキュラム開発チームの一員として,その開発に協力する。

(2)点検・評価

教育実践演習,モデルコアカリキュラム開発チームの一員として,その開発に協力した。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

国内貢献:教育研究団体主催の研究会での助言や研究指定校での助言などを通して,研究成果の社会貢献をはかる。
国外貢献:JICAの研修に積極的に参加し,研究成果に基づく研修を実施する。また,可能な限り現地での指導を通して,国際貢献をはかる。

(2)点検・評価

本学附属小学校研究会,高知大学附属小学校研究会で助言を行った。また,徳島県,愛媛県での研究会においても指導助言を行った。
国外貢献としては,フランス語圏アフリカ研修,アフガニスタン研修,エチオピアカウンターパート研修等で研修指導を行った。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

本年度は学生の出口保証として教員採用試験対策に力をいれ,理科コースの学生の80%が教員採用試験に合格することができた。

 

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