自己点検・評価報告書(林 秀彦)

報告者 林 秀彦

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての授業実践

(1)目標・計画

将来,教師を目指す学生の「質保証」のための基盤となる部分を情報教育等の観点から取り組む。すなわち,学生があらゆる課題に多角的に根気強くチャレンジできるように,情報教育等を通して情報活用能力を育成する授業実践を展開し,高度な教育の専門性と教育実践力を養成することを目指す。授業実践では,特に次の3点において創意工夫する。
①授業内容について:
自らが考えて課題を解決できるようにして,単に操作方法を学ぶ内容とならないようにする。
②授業方法について;
情報環境を学生が主体的に活用できるように授業方法を工夫する。また講義ではプレゼンテーションソフトを効果的に活用し,理解を促進させる。
③成績評価について:
学習管理システムLMSの効果的な活用によって,課題解決に到る過程も含めて評価に反映できるようにする。

(2)点検・評価

将来,教師を目指す学生の「質保証」のための基盤となる部分を情報教育等の観点から取り組んだ。授業実践では,特に次の3点において創意工夫した。
①授業内容について:
受講者が試行錯誤しながら考えて取り組めるように教材を用意し,段階的に解決できる課題を設定することで,単にコンピュータ操作のみにならないように配慮した。
②授業方法について;
主体的に活用できる教材作成と学習管理システムLMSの活用によって授業方法を工夫した。また講義ではプレゼンテーションソフトを効果的に活用し,理解しやすくした。
③成績評価について:
学習管理システムLMSの効果的な活用によって,課題解決に到る過程も含めて,適宜コメントをフィードバックして,評価に反映できるようにした。

 

1-2.大学教員としての社会貢献

(1)目標・計画

自己の専門分野の知識・技能を活かし,本年度は国際社会における学術交流に寄与する。具体的には、以下を計画している。
1.英文による著書を執筆する。
2.国際会議IEEE ICIS2010の特別セッションをオーガナイズし,また研究成果を発表する。
3.国際会議KES2010の招待セッションにおいて研究成果を発表し,またLNCSに掲載する。 

(2)点検・評価

自己の専門分野の知識・技能を活かし,本年度は国際社会における学術交流に寄与した。具体的には、以下のように計画通り,実行した。
1.英文著書を執筆した。
2.国際会議IEEE ICIS2010の特別セッションをオーガナイズし,また研究成果を発表した。
3.国際会議KES2010の招待セッションにおいて研究成果を発表し,またLNCSに掲載できた。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

本年度は,学術情報コンピュータシステムの更新をはじめ,学生宿舎のネット利用環境,プリンター利用環境,キオスク端末・シンクライアント端末の増設,セキュリティロッカー設置等,学生を対象とした情報環境による教育・学生生活支援に限っても多岐に及ぶ更新・増強が見込まれている。各部分のシステムの安定稼働だけに絞っても,あらゆる改善事項が出現する可能性があるため,これらの案件処理をセンタースタッフ等と協力して円滑に進めることで支援する。

(2)点検・評価

学術情報コンピュータシステムの更新をはじめ,学生宿舎のネット利用環境,プリンター利用環境,キオスク端末・シンクライアント端末の増設,セキュリティロッカー設置,ウィルス対策等,情報環境に関して様々な案件があった。限られた人員と予算において,これらの案件処理をセンタースタッフ等と協力して円滑に進めることができた。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

本年度は,国際会議のセッションをオーガナイズしたり,研究成果を公表したり,積極的な国際社会への貢献を行う予定であり,これまで進めてきた研究テーマの発表を計画している。また,科研費申請が採択された場合に,そちらの研究も継続して遂行していきたい。

(2)点検・評価

本年度は,国際会議のセッションをオーガナイズしたり,また研究成果を査読のある論文誌や国際会議,英文著書において公表したり,留学生を受入れたり,様々な研究活動において積極的に国際社会に貢献できた。また,地域社会においては,e-とくしま推進財団による調査・研究事業に採択され,ソーシャルメディアの活用による学びの場の構築を目指した研究・調査を実施できた。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

大学運営においては,新たに情報の基盤を支える情報基盤センターの果たす役割を認識し,業務が効果的に進められるように,しっかりサポートすることで,間接的に本学の運営に貢献する。

(2)点検・評価

大学運営においては,新たに情報の基盤を支える情報基盤センターの果たす役割を認識し,業務が円滑に進められるように,しっかりサポートすることで,間接的に本学の運営に貢献した。また今年度は学部教務委員を担当した。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

①附属学校園の情報環境サポートをセンタースタッフと協力することで連携を深める。(附属学校)
②大学と地域・社会との交流・連携を積極的に行い,社会に貢献する。 (社会連携)
③国際会議に参加して,国際間の交流を積極的に深める。(国際交流)

(2)点検・評価

①附属学校園の情報環境をセンタースタッフと協力してサポートし,連携を深めた。(附属学校)
②e-とくしま推進財団による調査・研究事業に採択され,大学と地域・社会との交流・連携を積極的に行い,社会に貢献した。 (社会連携)
③国際会議IEEE ICISやKESに参加して,国際間の交流を積極的に深めた。(国際交流)

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

平成22年度「e-とくしま推進プラン」協働目標の実現に向けた調査・研究事業(「ソーシャルメディアの活用による学びの場の構築」)に採択され,外部資金を獲得できた。また事業内容の特徴から地域社会にも積極的に貢献でき,これに関連して学生が賞を受賞した。

 

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