自己点検・評価報告書(田中弘之)

報告者 田中弘之

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての授業実践

(1)目標・計画

①授業内容について,生理科学で取り扱う自然科学領域の内容についてさらなる精選を進めるとともに,受講者の理解度を一層高めるために,実習や演習的内容を適宜付加する。
②授業方法について,視聴覚教材を豊富に提示するとともに,自学自習を促進させるための簡単なフィールドワークを伴うような課題を提示し,人体の構造と機能に関する理解をさらに高めさせる。
③成績評価について,授業への出席の状況,受講態度や授業への積極的な参加度,レポートの提出状況,期末試験等による多面的な評価を実施する。

(2)点検・評価

学生による授業評価の平均値は4.6であり,『健康に豊かに生きていくための基礎を学びました。』『他の教授の方より,はるかに分かりやすかった。』等,総合評価においても全員が5と判断していることから,所期の授業目的は概ね達成されたと考えられる。しかし,『授業の進む速さは,適切であった。』について,1の評価があり,『丁寧に教えてくれたので,生理学を勉強する意欲が生まれた。』という意見との乖離は著しく,受講学生の学力差の問題については,継続して検討を要する課題である。

 

1-2.大学教員としての社会貢献

(1)目標・計画

①教育的内容については,教育実践学研究等の学術雑誌への投稿の他,講演活動や教育支援講師・アドバイザー等としても積極的に公表し,社会への還元に努める。
②研究的内容については,専門的学術雑誌への投稿の他,学会活動等によって積極的に公表し,社会への還元に努める。 

(2)点検・評価

教育実践学論集第11号に教育実践に関する論文が掲載されたほか,講演活動や教育支援講師・アドバイザー制度による派遣活動を通して,教育学的な研究成果の社会への還元に努めた。また,学術的な研究成果については,電子情報通信学会技術研究報告等の学術誌に発表を行った。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

①学生の「自己実現」が補完できる体制をさらに整備し,主体的な教育・研究活動に積極的に取り組む。
②さらなる授業改善に取り組むとともに,学生の評価を積極的に受け入れ,改善のための方途について考究する。

(2)点検・評価

課外での指導において,ゼミ生に対して,例年通り,週2回のランチョンセミナーを通して就職支援対策を行い,今年度の卒業生も大半が第1志望の職種に正式採用された。また,ラグビーフットボール部の指導でも四国地区大学総合体育大会において,5年連続で準優勝を果たすなどの成果を収め,サッカー部,創作ダンス部の活動状況等も総合的に判断して,所期の教育・学生生活支援目標は概ね達成されたと考えられる。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

①学外者との共同研究をさらに推進するとともに,外部資金の導入に努める。
②教育・研究活動における成果の公表に努める。

(2)点検・評価

外部資金の獲得は果たせなかったが,専門とする体力医科学領域の研究において,学外者との共同研究の成果は,電子情報通信学会技術研究報告等の学術誌に発表を行った。 また,教育実践学領域における成果については, 教育実践学論集第11号に教育実践に関する論文の発表を行った。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

①各種委員会の委員等として,大学運営の分掌に努める。
②大学運営に関する問題点・発案等について,積極的に提言する。

(2)点検・評価

芸術・健康系教育部長として,総務委員会,教育研究評議会,人事委員会等の活動を通して,大学運営の分掌に努めた。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

①附属学校学校関係者評価委員会委員長等の経験を活かし,大学と附属学校園との連携を推進し,相互の教育・研究活動のさらなる活性化に努める。
②教育支援講師・アドバイザーなどとして,積極的に学校現場,地域主催研修会等に出向き,指導・助言を行うよう努める。
③教育委員会,学校など,学外における諸委員会の委員を積極的に引き受け,社会貢献に努める。

(2)点検・評価

附属幼稚園依頼に応じて「教育講演会」の講師を担当した。また,徳島県教育委員会,鳴門市教育委員会関連の委員をはじめ,各種の研究会,講演会等において,シンポジストや講師を積極的に務め,指導および助言等を行った。
鳴門市が推進している「子どものまちづくり」に関連する協議会や委員会の会長および委員長として,地域との連携に努めた。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

1)正課の授業およびゼミ所属の学生の教育に努め,本人が希望する進路を達成するための支援を積極的に行い,相応の成果をおさめた。
2)課外活動の充実に努め,競技成績の向上を達成した。
3)地域社会における委員会での役職等を積極的に務め,連携の強化を推進した。
4)附属学校園の依頼に積極的に応じ,教育活動の充実に尽力した。

 

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