自己点検・評価報告書(梅津正美)

報告者 梅津正美

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての授業実践

(1)目標・計画

①自ら開発した授業実践力の内容をとらえるルーブリック(「授業実践力評価スタンダード」)を活用し,それにもとづく作業課題と評価基準を設定し,目標-授業-評価の一体化した学生に教育実践力が体系的に身に付くような授業内容の編成を考え実践する。
②教育実践力の育成に結びつく具体的な作業課題にもとづいて,講義・演習・模擬授業実践・討論等の方法により授業を展開していく。また,教科専門・教科教育・附属及び公・私立学校教員の協働による授業を展開する。
③明確な到達目標をかかげて学期末試験を実施し,それに演習課題の達成度や出席状況を加味した適正な成績評価を実現する。

(2)点検・評価

・後期学部コア科目「初等中等教科教育実践Ⅱ」において,「授業実践力評価スタンダード」を活用し,それにもとづく作業課題と評価基準を設定し,目標-授業-評価の一体化した学生に教育実践を展開した。

・後期学部授業「初等中等教科教育実践Ⅱ」「中等社会科教育論」において,教科専門・教科教育・附属及び公・私立学校教員の協働による授業を展開した。

・前期学部科目「初等社会」(選択必修:受講者130名),後期学部授業「中等社会科教育論」(必修:受講者27名)において,評価規準を明示し学期末試験を実施し,それに演習課題の達成度や出席状況を加味した適正な成績評価を実施した。

 

1-2.大学教員としての社会貢献

(1)目標・計画

・附属小・中学校の実習及び研究会に積極的に参加・支援する。

・小・中・高の学校教員との共同研究を積極的に推進していく。

・教育支援講師,10年次研修講座,県及び郡市の教科教育研究会等における助言・講演などを通じて,地域の教育関係機関との連携を深めていく。

(2)点検・評価

・教育支援アドバイザーとして,徳島県下の中学校社会科授業研究を支援した(前期4回・後期1回)。

・静岡県総合教育センタープロジェクト研究「授業づくり規準の活用と校内研修を支援する訪問指導の 在り方」の研究指導者(顧問)に任命され,研究内容に関する講演・助言を行った。

・徳島県・島根県・山口県・静岡県・岐阜県の教育センターあるいは教科研究会主催の社会科授業力向上研修で講師を務めた(平成22年度実績:13件)。

・附属小学校22年度学校教育研究大会で社会科担当の指導助言者を務めた。

・日本教育大学協会教育政策特別委員会委員を務め,教員養成政策に関する提言をまとめた。

・平成24年度版中学校歴史的分野教科書編集委員・著者を務めた。

・大塚国際美術館の高校生向け学習材「ヒストリーメイト」の開発に監修者として参加し,助言した。

・全国社会科教育学会理事、日本社会科教育学会評議員、社会系教科教育学会理事・幹事・学会誌編集委員を務めた。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

・教育実践力育成の到達目標を明確にした授業の構成と実践に努める。

・卒業論文・修士論文・博士論文の指導に関して,学生の興味・関心を生かしながら,質の高い論文を完成できるようきめ細かい指導・支援を行う。

・社会系コース配属の学生を中心に,留学生が本学で充実した研究生活を送ることができるよう,支援する。

(2)点検・評価

・学士課程1名,修士課程5名,博士課程3名(副指導教員)の論文指導を行った。修士課程2名,博士課程2名が修了し,それぞれの学位を取得した。

・社会系コース所属学生の教員採用試験における模擬授業対策講座を,伊藤直之准教授,井上奈穂講師と協力して実施した(2010年8月2日)。

・担当するすべての授業を,到達目標と評価基準を学生に明示して実践した。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

・連合大学院基準に準拠した学術論文を著す。

・全国学会で研究発表を行う。

・国際学会で研究発表を行う。

・教育実践力の育成をめざした教師教育プロジェクト研究の成果を上げ,論文を著す。

(2)点検・評価

・全国社会科教育学会『社会科研究』第73号(連合基準A論文)に単著論文「規範反省能力の育成をめざす社会科歴史授業開発」が掲載された(2010年11月)。

・鳴門社会科教育学会『社会認識教育学研究』第26号(連合基準B論文)に共著論文「中学生の社会認識の発達に関する調査的研究」が掲載された(2011年3月)。

・広島大学心理学会『広島大学心理学研究』第10号(連合基準B論文)に共著論文「中学生の批判的思考力と社会的事象に対する関心・意欲および社会的態度」が掲載された(2011年3月)。

・教師教育に関する国際学術論文集The Policy Making and Theoretical Construction of Qualification System for Teachers,Beijing Normal University Publishing Group,514p,に単著論文“Cultivating Teachers with Reflection on Educational Practices”が掲載された(連合基準A論文)(2010年7月)。

・社会科教育に関する大学テキスト『中学校社会科教育』(責任編集者,共著,学術図書出版)を刊行した(2010年9月)。

・日本社会科教育学会第60回全国研究大会(筑波大学)で研究発表(共同)を行った(2010年11月)。

・第4回日中教師教育学術研究集会(鳴門教育大学)で研究発表(単独)を行った(2010年12月)。

・2件の科研費補助金研究に研究分担者として参画した。

・連合大学院プロジェクト研究(I)「社会系教科目の授業実践を支援する学習材の開発」の最終年度の研究を推進し,報告書をまとめ公表した。

・先導的大学改革推進事業「教科専門と教科教育を架橋する教育研究領域の構成案」(上越教育大学)の研究分担者として参画した。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

・所属委員会やワーキング会議に出席し,職務を確実に遂行していく。

・大学改革に関する提言を積極的に行う。

(2)点検・評価

・学部教務委員会委員として職務を遂行した。

・カリキュラム・ポリシー策定専門部会主査を務め,本年度に本学のカリキュラム・ポリシーをまとめた。

・先導的大学教育改革事業に係るモデルコアカリキュラム調査研究委員会委員を務め,事業を推進した。

・第4回日中教師教育学術研究集会準備委員会委員(連絡調整班長)を務め,会の運営に尽力した。

・教育実践基礎演習実行委員会運営チームメンバーとして,職務を遂行した。

・連合大学院社会系教育連合講座副議長として講座の運営に尽力した。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

・附属小・中学校の実習及び研究会に積極的に参加・支援する。

・附属小・中学校教員との共同研究を積極的に推進していく。

・教育支援講師,10年次研修講座,県及び郡市の教科教育研究会等における助言・講演などを通じて,地域の教育関係機関との連携を深めていく。

・留学生の研究活動を支援する。

・日中教師教育学術研究集会や東アジア教員養成国際シンポジウム等への参加を通じて,本学の教師教育改革の成果を発表するとともに,外国研究者との交流を深める。

(2)点検・評価

・教育支援アドバイザーとして,徳島県下の中学校社会科授業研究を支援した(前期4回・後期1回)。

・静岡県総合教育センタープロジェクト研究「授業づくり規準の活用と校内研修を支援する訪問指導の在り方」の研究指導者(顧問)に任命され,研究内容に関する講演・助言を行った。

・徳島県・島根県・山口県・静岡県・岐阜県の教育センターあるいは教科研究会主催の社会科授業力向上研修で講師を務めた(平成22年度実績:13件)。

・附属小学校22年度学校教育研究大会で社会科担当の指導助言者を務めた。

・日本教育大学協会教育政策特別委員会委員を務め,教員養成政策に関する提言をまとめた。

・大塚国際美術館の高校生向け学習材「ヒストリーメイト」の開発に監修者として参加し,助言した。

・第4回日中教師教育学術研究集会(鳴門教育大学)で研究発表(単独)を行った(2010年12月11日)。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

・カリキュラム・ポリシー策定専門部会主査を務め,本年度に本学のカリキュラム・ポリシーをまとめた。

・先導的大学教育改革事業に係るモデルコアカリキュラム調査研究委員会委員を務め,事業の推進に尽力した。

・第4回日中教師教育学術研究集会準備委員会委員(連絡調整班長)を務め,会の運営に尽力した。

・教育実践基礎演習実行委員会運営チームメンバーとして,当該授業の企画と実践に尽力した。

・日本教育大学協会教育政策特別委員会委員を務め,教員養成政策に関する提言をまとめた。

 

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