自己点検・評価報告書(授業実践・カリキュラム開発コース・自然系コース(理科)) 香西武

報告者 香西武

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての研究活動

(1)目標・計画

専門的領域に関する内容について,国際学会で発表し,国際誌に投稿する。

(2)点検・評価

  2008年8月の国際学会にて2件,11月の国際学会で2件,計4回の発表を行い,国際誌に1編投稿し,2編投稿準備中である。

1-2.教育大学教員としての授業実践

(1)目標・計画

  1. 授業内容に関して,専門領域では小・中・高等学校の学習内容との関連をはかりながら,授業内容を改善する。教科教育に関しては,教育実践意識し授業を行う。
  2. 授業方法に関して,座学のみに陥らないよう,学生自ら研究を発表したり,意見を交換する場をできるだけつくる。
  3. 評価に関して,学習への参加状況を厳密に評価し,テスト,レポート,パフォーマンスなどで評価するよう工夫する。

(2)点検・評価

  専門領域の授業に関して,小学校,中学校,高等学校の学習内容と関連づけ,15回の授業を構成した。授業では,具体物にふれながら,学習内容が教師として生かせることを念頭に,授業を行った。評価に関しては,計画通り実施した。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  就職指導に関して,担当学生や指導を希望する学生に対して小論指導,模擬授業指導などを行い,学生の就職活動を支援する。

(2)点検・評価

  就職指導に関して,教職を希望する担当学生や指導を希望する学生15名に対して小論指導,模擬授業指導などを行った。担当学生2名とも希望の都道府県,職種に合格し,その他の学生の6割が採用試験に合格した。

2-2.研究

(1)目標・計画

  専門的研究に偏らず,教育実践に関わる研究,国際貢献に関わる研究も行っていく。

(2)点検・評価

  徳島県阿南市中学校理科教員,徳島県内の小学校理科教員グループ,香川県高松市中学校理科教員と教育実践に関わる研究を行った。国際貢献に関わる研究は,エチオピアでの共同研究を論文にし投稿した。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  学校現場との連携をはかり,本学が教育現場と緊密な連携を図っていることを草の根で伝えられる活動をしていく。
  それがひいては,本学の運営に影響してくるものと思う。

(2)点検・評価

  高知県香南市立野市小学校の校内研究の助言を行い,定期的に学校を訪問した。また徳島県阿南市立阿南中学校において,校内研究会で研究授業を行った。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  国内貢献:教育研究団体主催の研究会での助言や研究指定校での助言などを通して,研究成果の社会貢献をはかる。
  国外貢献:JICAの研修に参加し,研究成果に基づく研修を実施する。また,現地での指導を通して,国際貢献をはかる。

(2)点検・評価

  徳島県宍喰小学校,附属小学校,附属中学校での研究会・研修会で助言を行った。城南高校のSSH事業での指導,高知県香美市での講演会,アスタムランドでのサイエンスフェアなども行った。国内の研究会での助言や研究指定校での助言,講演等,本年度12回行った。
  国外貢献に関しては,中東地域小学校理数科教育改善研修,エチオピアにて,授業研究についての現地指導,南アフリカムプマランガ州理数科教育改善研修,フランス語圏アフリカ研修,アフガニスタン教員研修,エチオピア教育改善研修などに関係し,講演等行った。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  JICA四国と協力し,様々な発展途上国の教育向上支援を行った。また,本年度はエチオピアJICAで始まった,教育プロジェクトと協力し,国内研修者の選定を行い,3週間の研修を実施した。その過程で,JICA本部との関係,研修に関わって高知県教委,香美市教委,学校現場との関係を密にすることができた。エチオピアJICAプロジェクトとは,現在も良好な関係にあり,本年度も本学にカウンターパート研修者を送ってくれる予定である。

最終更新日:2010年03月12日

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