自己点検・評価報告書(生活・健康系コース(技術・工業・情報)) 木下凱文

報告者 木下凱文

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての研究活動

(1)目標・計画

自らの研究活動についての全体構想
  得られた研究結果が社会に還元できるような研究に取り組む。

  1. 工学的な研究活動

    ターボ機械の性能改善や運転限界の拡大改善に関する研究をこれまで通りに推進する。

  2. 教育的研究活動

    中学校技術・家庭科(技術分野)のエネルギー・環境分において,石油に代わるエネルギーとして環境に易しいバイオマスエネルギーとそのエネルギー変換に関する教材開発を行う。

(2)点検・評価

  1. 工学的な研究活動

    ターボ機械の性能改善や運転限界に関する研究を行い,その成果をSALシンポジウム2008と産業技術教育学会四国支部で発表した。

  2. 教育的研究活動

    中学校技術・家庭科(技術分野)のエネルギー・環境分野並びに初等総合分野において,バイオマスエネルギーと太陽熱エネルギーを用いた教材開発を行った。

1-2.教育大学教員としての授業実践

(1)目標・計画

  1. 学部

    3年生や4年生の卒業論文の指導において,授業実践を前提とした環境にやさしいバイオマスエネルギー教材の開発を行う。

  2. 大学院

    エネルギー変換機械に関する教材開発を行い,授業実践に役立つ講義を行う。

(2)点検・評価

  1. 学部

    3年生や4年生の卒業論文の指導において,授業実践を前提とした環境にやさしいバイオマスエネルギーや太陽熱エネルギー(ソーラークッカー)を利用した教材の開発を行った。

  2. 大学院

    栽培したゴマから抽出した油を,作成した蒸気機関車やスターリングエンジンの燃料として動かすエネルギー変換の教材開発を行い,実践教育に役立てた。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

学部の講義では,力,仕事(エネルギー),動力等の基本的な力学的な概念とエネルギー変換に関する知識と応用力を身に付けさせたい。
大学院の講義では,エネルギー工学や計算流体工学について,より専門性の高い内容を教授することに勤めたい。
就職支援では,学部生と院生に対し教員採用や就職についてアドバイスや指導を行う。

(2)点検・評価

学部の講義

  • エネルギー変換工学の講義では,演習を重視した講義を行い,力,仕事(エネルギー),動力等の基本的な力学的な概念とエネルギー変換に関する知識と応用力を身に付けさせることに勤めた。

大学院の講義

  • エネルギ工学研究や同演習ならびに計算流体工学や同演習では,基本的な考え方と実例を示して,実践教育に役立つより専門性の高い内容を講義することに勤めた。

就職支援

  • 学部生や院生に対し,教員採用や大学院進学に関してアドバイスや指導を行った。その結果,学部生は大学院進学を,院生は愛知県工業高等学校に採用される成果を得た。

2-2.研究

(1)目標・計画

  1. 従来からの研究テーマをさらに進め,学会発表等に勤める。
  2. 研究テーマに新しく着手する。
  3. 科学研究費補助金に応募する。

(2)点検・評価

  1. 従来からの研究テーマをさらに進め,第28回SALシンポジウム2009と産業技術教育学会四国支部において研究発表を行った。
  2. 新たに太陽炉およびゼオライトを利用したクッカーやクーラー,冷蔵庫を開発し,初等・中等におけるエネルギー・環境教育教材開発の研究を開始した。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

昨年に引き続き,知的財産室産学担当委員として本学の運営に貢献する。 各種委員として本学の運営に貢献する。

(2)点検・評価

今年度から,知的財産室副室長として,本学の運営に貢献した。 また,予算・財務委員会委員として本学の運営に貢献した。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  1. 今年度も徳島県技術移転連絡会議,四国5国立大学と産業総合研究所との包括連絡協議会に委員として出席し,社会との連携(産官学連携)に貢献する。
  2. コアカリキュラムを通じて附属中学校との連携を図る。
  3. 徳島産学官連携戦略委員会委員として,徳島県内の大学,高専と連携して,徳島地域の広域的な産学官連携と文部科学省産学官連携戦略展開事業に係る連携協力について活動する。

(2)点検・評価

  1. 今年度も徳島県技術移転連絡会議,四国5国立大学と産業総合研究所との包括連絡協議会に委員として出席し,社会との連携(産官学連携)に貢献した。
  2. コアカリキュラムを通じて附属中学校との連携を図った。
  3. 徳島産学官連携戦略委員会委員として,徳島県内の大学,高専と連携して,徳島地域の広域的な産学官連携と文部科学省産学官連携戦略展開事業に係る連携協力について活動した。
  4. 徳島県立鳴門第一高等学校の評議委員を務めた。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

JSTのコーディネーターとして[シーズ発掘試験A]に応募し,195万円の補助金を受けた。

最終更新日:2010年03月12日

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