自己点検・評価報告書(社会系コース) 梅津正美

報告者 梅津正美

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての研究活動

(1)目標・計画

  • 連合大学院基準に準拠した学術論文を著す。
  • 全国学会で研究発表を行う。
  • 国際学会で研究発表を行う。
  • 教育実践力の育成をめざした教師教育プロジェクト研究の成果を上げ,著書・論文を著す。

(2)点検・評価

  • 社会系教科教育学会誌第20号に単著論文「歴史教育における規範反省学習の授業構成」が審査を経て掲載された(連合大学院基準A論文)。
  • 共著論文「比較授業研究としての「教育実践研究(社会科)」の構想と展開」『鳴門教育大学授業実践研究 第8号』を著した。
  • 全国社会科教育学会第57回全国研究大会(宮崎大学教育学部,2008年10月)においてシンポジストとして「規範反省能力を育成する社会科授業」を題目とする発表をした。
  • 第2回教員資格制度国際シンポジウム(北京師範大学,2008年4月)において招待シンポジストとして発表し,その内容をプロシーディングにまとめた。
  • 第3回中日教師教育学術研究集会(北京師範大学,2008年11月)において,「授業実践の省察力育成」を題目として発表した。
  • 平成20年度独立行政法人教員研修センター委嘱事業として「10年経験者研修モデルカリキュラム」を開発し,報告書を執筆した。

1-2.教育大学教員としての授業実践

(1)目標・計画

  • 自ら開発した授業実践力の内容をとらえるルーブリック(「授業実践力評価スタンダード」)を活用し,それにもとづく作業課題と評価基準を設定し,目標-授業-評価の一体化した学生に教育実践力が体系的に身に付くような授業内容の編成を考え実践する。
  • 学生の教育実践力育成のために,教科専門・教科教育・附属及び公・私立学校教員の協働による授業を展開する。
  • 明確な到達目標をかかげて学期末試験を実施し,それに演習課題の達成度や出席状況を加味した適正な成績評価を実現する。

(2)点検・評価

  • 自ら開発した授業実践力評価スタンダードをもとに作業課題と評価基準を設け,授業実践の自己省察を組み込んだ教育実践を,学部コア科目「初等中等教科教育実践Ⅱ」,教職大学院前期開設授業「授業実践の分析と改善」において実施した。学部授業の成果について,「平成20年度特色GPシンポジウム」(2008 年12月,2009年3月)において発表した。
  • 学生の教育実践力育成のために,担当する学部授業「初等中等教科教育実践Ⅱ」,「中等社会科教育論」,大学院「教育実践研究」を,教科専門・教科教育・附属及び公・私立学校教員の協働により展開した。附属小学校教員と協働で展開した「教育実践研究(社会科)」の内容と成果を,『鳴門教育大学授業実践研究 第8号』に発表した。
  • すべての担当授業科目について明確な到達目標をシラバスに記載し,それをふまえた試験・評価と単位認定を行った。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  • 教育実践力育成の到達目標を明確にした授業の構成と実践に努める。
  • 卒業論文・修士論文・博士論文の指導に関して,学生の興味・関心を生かしながら,質の高い論文を完成できるようきめ細かい指導・支援を行う。
  • 留学生・教員研修留学生が本学で充実した研究生活を送ることができるよう,支援する。

(2)点検・評価

  • 本年度担当した学部・大学院(修士課程)のすべての授業において,教育実践力育成のための到達目標を明示し,シラバス・授業内容・方法の一貫性に意を尽くして展開した。
  • 学部3年生4名,学部4年生1名,大学院修士2年2名の主指導教員として論文指導にあたった。また,連合大学院博士課程学生1名の副指導教員として課題研究を担当した。修士院生2名が提出した論文は,『社会認識教育学研究 第24号』(鳴門社会科教育学会誌)に審査を経て掲載された。
  • 西村公孝教授,草原和博准教授と協力して,社会系コース所属の学部生・院生の教員採用二次試験対策として「授業カンファレンス-模擬授業対策講座-」を実施した(2008年8月)。

2-2.研究

(1)目標・計画

  • 連合大学院基準に準拠した学術論文を著す。
  • 全国学会で研究発表を行う。
  • 国際学会で研究発表を行う。
  • 教育実践力の育成をめざした教師教育プロジェクト研究の成果を上げ,著書・論文を著す。

(2)点検・評価

  • 社会系教科教育学会誌第20号に単著論文「歴史教育における規範反省学習の授業構成」が審査を経て掲載された(連合大学院基準A論文)。
  • 共著論文「比較授業研究としての「教育実践研究(社会科)」の構想と展開」『鳴門教育大学授業実践研究 第8号』を著した。
  • 全国社会科教育学会第57回全国研究大会(宮崎大学教育学部,2008年10月)においてシンポジストとして「規範反省能力を育成する社会科授業」を題目とする発表をした。
  • 第2回教員資格制度国際シンポジウム(北京師範大学,2008年4月)において招待シンポジストとして発表し,その内容をプロシーディングにまとめた。
  • 第3回中日教師教育学術研究集会(北京師範大学,2008年11月)において,「授業実践の省察力育成」を題目として発表した。
  • 平成20年度独立行政法人教員研修センター委嘱事業として「10年経験者研修モデルカリキュラム」を開発し,報告書を執筆した。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  • 所属委員会やワーキング会議に出席し,職務を確実に遂行していく。
  • 大学改革に関する提言を積極的に行う。

(2)点検・評価

  • 国際交流委員として会議に出席し,職務を遂行した。
  • 特色GP実行委員会委員として,20年度計画の事業を実施した。その成果を,「平成20年度特色GPシンポジウム」(2008年12月,2009年3月)において発表した。
  • 大学院コア・カリキュラム運営委員会(専門職GP)委員として,20年度計画の事業を実施した。その成果を,専門職GP報告書『教育の専門職養成のためのコアカリキュラム』(2009年3月)にまとめた。
  • 10年次経験者研修プログラム開発事業(独立行政法人教員研修センター委嘱事業)推進委員として職務を遂行し,その成果を,報告書『10年経験者研修モデルカリキュラム開発』にまとめた。
  • 教職実践演習専門部会委員として,当該授業の目標・内容・方法・評価について提言した。
  • 第3回中日教師教育学術研究集会実行委員会副委員長として,大会(北京師範大学,2008年11月開催)の準備と運営に当たった。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  • 附属小・中学校の実習及び研究会に積極的に参加・支援する。
  • 附属小・中学校教員との共同研究を積極的に推進していく。
  • 教育支援講師,10年次研修講座,県及び郡市の教科教育研究会等における助言・講演などを通じて,地域の教育関係機関との連携を深めていく。
  • 留学生・教員研修留学生の研究活動を支援する。

(2)点検・評価

  • 専門職GP推進プログラムの一環で,附属小学校教員と協働で展開した「教育実践研究(社会科)」の内容と成果を,『鳴門教育大学授業実践研究 第8号』に発表した。
  • 徳島県学力向上プログラム指定校である県立池田高校からの依頼により,思考力育成の地理歴史科授業の開発に取り組んだ。その成果となる実験授業を2009 年2月に実施した。
  • 徳島県教員3年次研修(5月),10年次教員研修(8月),社会科授業力向上研修(8月)において講師を務めた。この他に,教育委員会,教科授業研究会,校内研究会等で8回の指導助言を行った。
  • 第3回中日教師教育学術研究集会実行委員会副委員長として大会を準備・実行し,中国の教師教育研究者とのフォーラムの構築に尽力した。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  • 特色GP実行委員会委員
  • 大学院コア・カリキュラム運営委員会(専門職GP)委員
  • 10年次経験者研修プログラム開発事業(独立行政法人教員研修センター委嘱事業)推進委員
  • 第3回中日教師教育学術研究集会準備委員会副委員長
  • 教職実践演習専門部会委員

上記委員の職務を遂行することにより,大学運営・教員養成教育改革に尽力した。

最終更新日:2010年03月29日

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