自己点検・評価報告書(社会系コース) 立岡裕士

報告者 立岡裕士

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての研究活動

(1)目標・計画
  目下の研究課題は日本近世~近代における空間認識における連続と断絶とについて考えることにある。具体的には

 

  1. 担当する講義における資料呈示装置として,電子機器の活用をさらに進める。
  2. 担当する全ての授業において学生がコンピュータを利用する機会を作り,かつ必要に応じてソフトウェアの使用法に関する指導を行う。
  3. 三つの講義において学期末試験のほかに課題を課することにより,成績評価のための材料(機会)を増やす。
予定である。
(2)点検・評価
  1. 阿波国風土記に関する2本の論文を発表し,また筑波大学附属図書館所蔵資料を調査した。
  2. 皇国地誌については東みよし町所蔵の史料を調査したにとどまった。
  3. 新聞附録地図の資料整理は行えなかった。
  4. 近世地誌研究の一環として,
    • 林羅山の「本朝地理志略」について研究し,口頭発表した。
    • 総国風土記について研究し,口頭発表した。
    • 『新撰類聚往来』・易林本『節用集』所載の国別地誌について論文を発表した。

1-2.教育大学教員としての授業実践

(1)目標・計画
  教員を志向する学生にとって必要なのは,「即実戦力」といった類の軽佻浮薄な「力」ではなく,永続的に教員でありうる知識・知力およびそうした知性を志向する態度である。また2007年度のFDにおいて指摘された点をふまえて,学生の活動を重視すべき必要もある。したがって,

 

  1. 授業内容においては自他の啓発にも繋るような,より根底的な事項を重視する
  2. 授業方法においては学生が調査し発表する機会をなるべく設ける
  3. 成績評価においては期末試験のみならず上記のような活動をも考慮する
ように心がける。
(2)点検・評価
  1. 「地理学研究II」において,講義に取り上げた問題をなるべく広汎な視点から論ずるように心がけた。
  2. 3.特に「地誌学特論」の講義において学生に調査課題を2度課し,かつ授業時間にその成果を報告させた。また「地誌学概論」においては試験のほかに課題を課した。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画
  これまでと同様に,授業において呈示する資料を,web上に公開して学生の利用の便を図る。
(2)点検・評価
  これまでと同様に,授業において呈示する資料を,web上に公開して学生の利用の便を図った。

2-2.研究

(1)目標・計画
  • 近代における地誌編纂に関する論文を書き投稿する。
  • 新聞附録の地図に関する発表を行う。
(2)点検・評価
  • 近代地誌に関する研究のうち「阿波国風土記」に関する研究は予定通りに行った。
  • 新聞附録の地図に関する研究は当面中断している。
  • 近世地誌に関して,口頭発表2回,論文発表1本を行った。

2-3.大学運営

(1)目標・計画
  課せられた仕事を行う。
(2)点検・評価
  課せられた仕事を行った(院教務委員)。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画
  • 徳島地理学会を通して徳島県下の地理学・地理教育の振興を図る。
  • 教員免許更新講習を行う。
  • 遍路プロジェクトを分担する。
(2)点検・評価
  • 徳島地理学会を通して徳島県下の地理学・地理教育の振興を図った。
  • 教員免許更新講習には登録したが講習は割り当てられなかった。
  • 遍路プロジェクトを分担した。
  • 教育実践研究を通して附属学校との連携を図った。
  • 附属小学校において社会科の授業を行った。
  • 鳴門西小学校において「夏休みの地図教室」を開催した。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

最終更新日:2010年02月17日

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