自己点検・評価報告書(言語系コース(国語)) 赤松万里

報告者 赤松万里

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての研究活動

(1)目標・計画
  1. 従来の研究テーマである和歌研究についてのまとめを行い成果を公表する。
  2. 作年度から2年間科学研究費基盤研究(C)を交付されたので,研究代表者として取り組んでいる。
  3. 画像情報についての研究成果をまとめ,公表する。
  4. 和歌文学についての研究成果をわかりやすい形にして公表する。
  5. 今後の科学研究費等の外部資金の獲得に勤める。
(2)点検・評価
  1. 和歌研究についてのまとめについては,進行中である。追加された研究成果の整理にやや時間を必要としているが,研究成果の公表には万全を期さなければ意味が無く,単に出版物を世に送り出しただけの成果主義の公表には疑問を感じるので,研究者として納得出来る形にするため万全を期している所である。
  2. 作年度から2年間科学研究費基盤研究(C)を交付されたが目標・計画については遂行した。成果公表について最終的な詰めの段階である。
  3. 画像情報・和歌文学についての成果の公表を遂行中である。

1-2.教育大学教員としての授業実践

(1)目標・計画
  1. 学生が教科内容の研究発表をするとき,発表に授業案を必ず付し,その割合を5:5とする。
  2. 授業では,学生の発表について,その内容に加えて,常に,初歩的なことではあるが,発声,板書,態度について注意喚起し,教員としてふさわしい態度を身に付けさせる。
  3. 教科の専門的な事項を,教育現場(教室等)での授業に密接に関連付けることを,授業の基本とする。
  4. 学生が1人の教員として理想を胸に秘め,自立した高い人格を有するとともに,実践力を備えた,信頼出来る指導者となりうるように,日々の授業において,教員自身(私)の人間性を陶冶して,学生の指導に当たることを肝に銘じている。
(2)点検・評価
  上記の目標・計画に沿ってほぼ実行できたと考える。
  学生の教育については,日常的に最も配慮した。教育現場(教室等)での授業に密接に関連付けることを,授業の基本として,日々の授業を行ったと考えているが,まだまだ新しい課題が見つかったように思われる。特に,学生が1人の教員として理想を胸に秘め,自立した高い人格を有する事が出来るように,また実践力を備えた,信頼される指導者となりうるように,教員自身(私)の人間性を陶冶して,学生の指導に当たることについてはさらなる工夫も必要である。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画
  1. 学生の教育については,日常的に最も配慮している事である。学生が自己の研究を遂行し,豊かな学生生活を本学で送ることが出来るように心を砕いている。
  2. 授業を実践的な内容とすることにより,学生がより意欲を持つことが出来ると考えるので,実践的研究を行っている。
(2)点検・評価
  • 学生の教育については,日常的に最も配慮した。学生が自己の研究を遂行し,豊かな学生生活を本学で送ることが出来るように心を砕いた。
  • 授業を実践的な内容とすることにより,学生がより意欲を持つことが出来ると考えるので,実践的研究を目標としてかなりな程度に目標を遂行出来たと思う。

2-2.研究

(1)目標・計画
  • 博士論文の成果を基に,そこから発展的に構想される研究領域を開拓する。
  • 現在行っている出版と文学の関係についての研究領域を深め将来的に出版により世公表する事を目指す。
  • 名所図会などを通して地域研究を進化させ,地域と連携して研究を進める。
(2)点検・評価
  上記の三点についてほぼ当初の目標・計画を実行出来たと考える。
  すなわち,○博士論文の成果を基に,そこから発展的に構想される研究領域を開拓する。○現在行っている出版と文学の関係についての研究領域を深め将来的に出版により世公表する事を目指す。○名所図会などを通して地域研究を進化させ,地域と連携して研究を進める,の各項目について本年度それぞれの領域において新しい地平を開拓出来たと考える。

2-3.大学運営

(1)目標・計画
  1. 大学院学校教育研究科教務委員会委員としての職務を遂行することにより本学の運営講座の発展のために貢献しているところである。
  2. 講座の教員として2年生の担任として様々な機会に2年生の修学上の問題に相談に乗り,定期的に面接を行うなど指導している。
これらを通して大学運営に貢献している。地道であるが重要な貢献であると考えている。
(2)点検・評価
  上記の目標についてほぼ遂行出来たと考える。
  FD推進事業については,主査として各委員,事務方に助けていただきながら,認識をより深め新しいアプローチが出来たと考える。
  また附属図書館の展示などの実行を通して学内に小さな貢献が出来たと考えている。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画
  1. 附属学校との定期的な研究協議会を通じて,小学校・中学校の国語教育について様々な角度から研究を行い,授業を実際に行って報告論文を本学の紀要に報告するなどの努力をする。
  2. 社会との貢献は現在委嘱されている教育委員会等の委員として貢献する。
  3. また大学共同利用機関国文学研究資料館の調査員として,古典籍の研究及び資料収集のために貢献する。
(2)点検・評価
  上記1.から3.について遂行出来たと考えている。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  大学には貢献したいという思いは常に熱く抱いているところです。
  本年はFD推進事業で新たなパースペクテイブを開け,勉強させて頂く事が出来ました。貢献といえるほどのものではありませんが,自身の情熱を傾けたつもりです。
  附属図書館の展示物などについて,非常に熱心な図書館の職員の方々と,検討出来たことは小さな貢献だったかと思います。
最終更新日:2010年02月17日

お問い合わせ

経営企画戦略課
企画・評価チーム
電話:088-687-6012