自己点検・評価報告書 (芸術系(音楽)教育講座) 西園芳信
報告者 西園芳信
1.学長の定める重点目標
1-1.大学の活性化を目指す教育活動
(1)目標・計画
- 所属学部学生の教職就職率60%以上を達成するために、授業内容と教員採用試験との関連について注意を喚起し、学生の採用試験についての意識を高める。
- 大学院の定員充足100%を確保するために、講座と関連する私立大学を訪問したり学会等を通じ、本講座の特徴を宣伝する。
(2)点検・評価
- 教員採用に必要な教職の内容について、授業を通して指導することなどによって、採用率60%を達成することができた。
- 私立大学を訪問したり、学会に参加したりしたときに本学への受験を呼びかけた。
1-2.学生支援、地域連携活動
(1)目標・計画
卒業生・修了生と在学生による学外演奏会について、卒業生・修了生の参加を増やすと共に、この演奏会の内容を地域の子どもや住民にも宣伝する。
(2)点検・評価
学外演奏会「音楽の杜」の活動を徳島県の先生方に様々な機会を通して宣伝した結果、幾分かは効果があった。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
- 学部の第2コア授業となる「初等中等教科教育実践Ⅰ」の内容について、教科専門、教科教育、教育実践の連携の観点から改善を図る。
- 学部の授業「初等音楽科教育論」について、グループによる表現の体験を取り入れ等によって、る学生が積極的に授業に参加するように改善を図る。
(2)点検・評価
- 学部の第2コア授業となる「初等中等教科教育実践Ⅰ」の内容について、FDとして公開し、これの研究会を通して、教科専門、教科教育、教育実践の連携について協議し改善を図った。
- 学部の授業「初等音楽科教育論」については、音楽科の内容(わらべうた・鑑賞・トガトン・リズムアンサンブル)のグループをつくり、表現の体験を取りいれたところ、授業評価でも効果が確認された。
2-2.研究
(1)目標・計画
- 研究テーマ「デューイ芸術的経験論にみる芸術の形式の生成過程についての研究」のデューイ学会誌に投稿する。
- 懸案の「教育実践学を中核にした教員養成コア・カリキュラム―鳴門プラン―」 の出版を完成させる
- 連合博士課程の研究プロジェクト「教育実践の観点から捉える教科内容学の研究」について、初年度の計画を推進する。
(2)点検・評価
- 「デューイ芸術的経験論にみる芸術の形式の生成過程についての研究」をデューイ学会誌への投稿は、研究不十分でできなかった。本年度、投稿する計画である。
- 「教育実践学を中核にした教員養成コア・カリキュラム―鳴門プラン―」 については、2006年3月に暁教育図書から出版し、公表することが出来た。
- 研究プロジェクト「教育実践の観点から捉える教科内容学の研究」について、初年度の計画、すなわち教科内容の構成原理について各教科の問題点の整理を行い所期の目的を達成した。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
- 前年に引き続き、改革推進委員会 教員養成専門職大学院検討部会の副主査として、本学の運営に貢献する。
- 前年に引き続き、21世紀の教員養成・教員研修等に関する検討会議 カリキュラムの点検・評価専門部会主査 として貢献する。
- 学長補佐として、GP等研究開発に関して貢献する。
(2)点検・評価
- 改革推進委員会 教員養成専門職大学院検討部会の副主査として、教職大学院構想案の作成等に携わり、一定の目的を達成した。
- 21世紀の教員養成・教員研修等に関する検討会議 カリキュラムの点検・評価専門部会主査として学部コア科目の授業評価の資料を基に、改善のポイントを学外委員と協議した。
- 学長補佐として、GP等研究開発に関して、学部カリキュラム改革の提案が特色GPに採択された。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
附属学校や地域の教員と連携し、コア・カリキュラムのコア授業の展開の仕方について共同研究を進める。
(2)点検・評価
コア・カリキュラムのコア授業の展開の仕方についての附属教員との共同研究は、時間がなく出来なかった。本年度の課題である。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
- 改革推進委員会 教員養成専門職大学院検討部会の副主査として、構想案の作成等に携わり、一定の目的を達成した。
- 本学学部カリキュラム改革の基礎となる「教育実践学を中核にした教員養成コア・カリキュラム―鳴門プラン―」 について、2006年3月に暁教育図書から出版し、公表することが出来た。
- 学長補佐として、GP等研究開発に携わり、学部カリキュラム改革の提案が特色GPに採択された。
最終更新日:2010年02月17日