自己点検・評価報告書 (言語系(国語)教育講座) 余郷裕次

報告者 余郷裕次

1.学長の定める重点目標

1-1.大学の活性化を目指す教育活動

(1)目標・計画

  数年来、絵本とその読み聞かせによる国語教育の改革に取り組んでいる。これを国語教育の改革にとどめず、教育の改革に結びつけるために、学内外で積極的な活動を行う。学内の授業はもちろん、公開講座、児童図書室の活動、研修、講演活動等あらゆる機会に、絵本とその読み聞かせによる教育の改革を訴える。

(2)点検・評価

  平成18年度は、「絵本とその読み聞かせ」について、学外で約60回の講演・講座・研修・授業等を行った。県内の学校が中心であるが、高知県、香川県、愛媛県他、滋賀県、広島県にも出張して、研修等を行った。さらに、徳島家庭裁判所や高知家庭裁判所においても、調査官を対象とした研修を行った。学内では、講義等はもちろん、公開講座、児童図書室の活動、オープンキャンパスの体験授業等、あらゆる機会に、「絵本とその読み聞かせ」の教育的効果の宣伝に努めた。

1-2.学生支援、地域連携活動

(1)目標・計画

  • 徳島県下の小・中学校に「絵本のその読み聞かせ」研修に、積極的に出向く。
  • 地域のボランティアの読み聞かせのサークルの研修に、積極的に出向く。

(2)点検・評価

  • 徳島県下の保育所・幼稚園・小学校・中学校・高等学校合計約20校に出向き、「絵本とその読み聞かせ」について、授業や研修を行った。
  • 地域のボランティアサークル等に5回出向き、絵本の読み聞かせ活動について指導・支援を行った。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  • 教員就職を促し、教員採用試験についてのあらゆる相談に積極的に対応する。
  • 個人的に依頼された面接指導、模擬授業の指導等に積極的に応じる。
  • 小論文指導については、希望者に対して添削指導を行う。

(2)点検・評価

  教員就職を積極的に促した。学部4年生のゼミ担当学生は2名だったが、1名は神奈川県の小学校教諭として正規採用された。1名は、徳島県の採用試験を受けたが不合格となり、本学大学院に進学し、教員を目指している。大学院2年生のゼミ担当学生は、4名であった。1名は現職派遣であった。1名は、徳島県の小学校で講師をしている。1名は、沖縄県の高等学校で講師をしている。1名は、姫路市役所で臨時職員をしている。面接指導・模擬授業の指導・論文指導が学部中心となり、大学院生の正規採用が無かった点について、指導の不足を感じた。

2-2.研究

(1)目標・計画

  数年来取り組んでいる「絵本とその読み聞かせ」の教育的効果の研究継続し、全国学会での発表と論文執筆を目指す。

(2)点検・評価

  「絵本とその読み聞かせ」について、全国大学国語教育学会で発表した。(10月1日)また、日本国語教育学会の学会誌『国語教育研究』に「絵本モンタージュの研究―絵本『にゃーご』の分析を中心に―」が掲載された。(6月)

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  児童図書館の充実・発展のために努力し、大学の地域貢献に資する。

(2)点検・評価

  児童図書室の活動「絵本のワークショップ」(10月16日)を担当するなど、児童図書室の充実・発展のために努力した。しかし、児童図書室長として十分な成果をあげたとは言えない。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  • 国語科学部附属連絡協議会の活動を継続する。
  • 附属小学校・中学校で授業を行う。
  • 京仁教育大学と国語教育の国際セミナーを開催する。

(2)点検・評価

  • 国語科学部附属連絡協議会を5月12日(第29回)、11月22日(第30回)の2回開催した。
  • 附属小学校において、実験授業「バムケロたんけんたい」を実践した。また、附属中学校において、選択授業を附属中学校教員と共同で担当した。
  • 第5回日韓国語教育国際セミナーを開催した。(7月3日、本学)

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  特色ある大学教育支援プログラム「教育実践力の省察力をもつ教員養成―教育実践力自己開発・評価システムを組み込んだ教員養成コア・カリキュラムの展開を通して―」の申請に協力した。
最終更新日:2010年02月17日

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