自己点検・評価報告書 (授業開発講座) 小野瀬雅人
報告者 小野瀬雅人
1.学長の定める重点目標
1-1.大学の活性化を目指す教育活動
(1)目標・計画
所属学部生の教職就職率60%を達成させるため、ゼミ指導において教職試験対策を行う他、講座内教員と協力しながら教職就職支援を進める。
(2)点検・評価
- 教員採用試験は、ゼミ所属の学部生2名中2名の現役合格100%を出し、当初の目標を達成できた。
- この成果は、ゼミ生本人の努力も大きいが、今年度のゼミ指導で採用した、教員採用試験の直前対策指導の結果であると考えられる。ゼミ生からはこの直前対策について好評を得たので、今後も継続したい。
1-2.学生支援、地域連携活動
(1)目標・計画
大学院においては定員充足100%確保のため、講座の教員と協働で対策に取り組むほか、個人でも学会や研修会等で本学への受験を呼びかける。
(2)点検・評価
- 講座での取り組みや個人で学会等で本学受験を呼びかけたが、大学院の合格者は、定員15名のところ9名で、60.0%(前期・後期試験)であった。したがって、目標は達成できなかった。
- 今後、更に講座の教員と協働で対策を行う必要がある。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
- 学生が主体的に参加できる討論、実習、模擬授業を取り入れた授業を行う。
- 学生の進路や就職等についての相談に随時応じる体制づくりをする。
(2)点検・評価
- 学部授業・大学院授業において討論、実習、模擬授業を取り入れた授業を行った。その結果、学生の評価も得られた。
- 学生(学部生)の進路・就職相談には昼休みにオフィスアワーを設け、相談に随時応じた。
2-2.研究
(1)目標・計画
- 学習指導に関する学校心理学的支援についての研究成果を学会誌等で発表する。
- 科学研究費補助金(基盤研究(B)(1))「書字行為と言語能力の発達との関係に関する経年的研究」の研究分担者として調査を進め、その成果をまとめる。
- 学内外の研究助成の公募に申請し、学外資金を調達する。
(2)点検・評価
- 学習指導に関する学校心理学的支援に関する調査を行い、論文にまとめ学会誌に投稿した。
- 科研費の研究分担者として徳島県内の小学校で調査を行い、報告書にまとめた。
- 学内外の研究助成の公募については、応募資料作成時期に多忙であったため達成できなかった。次年度はより早期から準備を進める必要がある。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
前年に引き続き、改革推進委員会・教員養成専門職大学院検討部会委員として、本学の運営に貢献する。
(2)点検・評価
本年度も、改革推進委員会・教員養成専門職大学院検討部会委員として、本学の運営に貢献できた。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
- 附属学校教員と連携し、生活学習分野について協同研究を進める。(附属幼稚園・附属小学校)
- 大学と地域・社会との交流・連携を積極的に行い、社会に貢献していきたい。(社会貢献)
(2)点検・評価
- 附属学校教員(木下教頭・森田教諭)と連携し、生活学習分野について協同研究を進めた。
- 社会貢献として徳島県看護師協会の研修支援、石川県加賀市山代小学校における研究活動支援、所属学会である日本教育心理常任理事・理事・学会誌編集委員、日本学校心理学会・副理事長・学会誌編集委員、日本応用教育心理学会・理事・学会誌副編集委員長、日本教材学会理事として、学会の活動を支えた。
以上より、目標は達成できたと考える。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
- 重点目標である学生の就職指導では、就職支援委員会副委員長として、大阪(市・府)、京都(市 ・府)の教育委員会を訪ね、教員採用に関わる情報収集を行う他、教員採用試験に向けた対策として、学部3年次合宿研修や課外活動で模擬授業・模擬面接等を実施する等により、本学の就職支援活動に貢献した。
- 附属小学校への授業支援として、2007年3月6日に2年生全クラスで「はぐくみ総合」の授業を3時間分担当し、「昔のあそび」というテーマで、コマ作りの実習を含む授業を行った。
最終更新日:2010年02月16日