自己点検・評価報告書 (学校改善講座) 佐竹勝利

報告者 佐竹勝利

1.学長の定める重点目標

1-1.大学の活性化を目指す教育活動

(1)目標・計画

  1. 意欲的に受講できるように,問題の所在やそれに対する当該授業の意義を説明する。
  2. 学生が理解しやすいような語りかけを心がけ,また学生間の討議も取り入れたい。
  3. 時々小課題を出して書かせ,それを評価し,コメントも加えて返すことにより,学生のまとめる力や表現力をつけたい。

(2)点検・評価

  1. 各授業のオリエンテーションにおいて,当該授業で展開する課題や意義について説明した。
  2. 学部生にはわかりやすい口調でゆっくりと語りかけた。課題を5回出し,添削し,返却し,数例の紹介も行った。熱心に書き,コメントを楽しみにする受講生がいる一方,効果の見られない受講生もあった。彼らの意識を高めることが課題である。受講生が155人の授業で1度グループディスカッションを行ったが,学生は予想以上によく取り組んだ。
  3. 院生の授業では頻繁に討議を行い,受講生間の情報交換の場となり,好評であった。

1-2.学生支援、地域連携活動

(1)目標・計画

  特に重点的に取り組む活動よりも,それらのいずれについても,機会があれば誠意をもって対応する。

(2)点検・評価

  1. 就職指導については,ストレート院生のゼミ生の採用試験向け小論文指導や受験心得を指導した。
  2. 地域貢献については,公開講座や県からの講師依頼などに協力した。
  3. 国際協力については,アフガニスタン教師教育プロジェクトの依頼に応じ,「学校経営・学級経営」の授業例の紹介を行った。受講生は大変熱心で,質疑応答の場面が多かった。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  1-1に示したほか,機会があれば学生の相談に応じたり,社会人としてのマナーについても注意を向けるよう指導したい。

(2)点検・評価

  1. 学部「教職論」は複数担当であり,その代表としてスケジュールや内容の調整を行ったほか,ある受講生が評価結果について疑念を訴えたので,他の分担者に確認した上で,数回にわたり丁寧に説明し,最終的には納得したと思われる。指導教員にも連絡をとり,報告もした。
  2. ストレート院生に折に触れ言葉遣いや文章表現などについて助言した。

2-2.研究

(1)目標・計画

  1. これまで必要に迫られてその都度進めてきた研究を少し整理してみたい。
  2. 自身や分担者としての科学研究費補助金申請が採択されれば,調査研究にも取り組みたい。

(2)点検・評価

  1. 教員評価についての研究について若干の協力者に調査を行ったが,まとめるには至らなかった。また,同研究課題について,出版者からの依頼により,専門書の編集を行ったが,情報や資料の収集を行い,まとめるなどした。
  2. 時間が取れず,自身では科学研究費補助金の申請はできなかった。他大学の教員との共同研究で採択された研究に取り組んだ。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  1. 第一部部長としての初年度であり,まずは部の構成員の声に耳を傾けることに努める。
  2. 教育研究評議会など重要な会議に多く出席することになるが,積極的に発言することを心がけたい。

(2)点検・評価

  1. 部会議などにおいて,部の構成員の声に十分耳を傾けた。また,年2回の懇親会が低調気味であったので,これの回復に努めた。幹事講座は熱心に取り組んでくれ,幾分効果が見られるようになった。
  2. 教育研究評議会などにおいて,部会議の意見を尊重して,またその意向を慮って発言した。
  3. 年度後半は昇任や移行の人事が多く重なり,調整や選考活動に忙殺されたが誠実に対応した。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  1. 附属学校部長や附属中学校長としての経験を生かして,後任者の相談を受けるなど協力したい。
  2. 県教育委員会の審議会委員や研修講師,個別学校への支援などにできるだけ応じる。

(2)点検・評価

  1. 後任中学校長や後任附属学校部長の相談に応じた。特に中学校長には細かい質問や悩みの相談に丁寧に対応した。
  2. 県立総合教育センターの研修講師,兵庫県教育センターの機関誌原稿依頼,徳島県教育会からの教育論文審査などに協力した。
  3. 前述のようにアフガニスタン教師教育プロジェクトに協力した。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  他に以下の点で貢献した

  1. 当面の課題についての調査委員会に指名され,調査及び報告書作成を担当した。
  2. 大学や教育委員会の友人・知人を訪ねて,大学院受験生の確保に努めた。数名の手応えがあったが,自コースに1名,他コースにも数名の受験生があり,合格した。
  3. 学会誌等の論文審査を数件担当した。
  4. 連合大学院5年目の指導学生(退職中学校長)について根気よくその指導にあたったが,年度末には学位を取得できた。
最終更新日:2010年02月15日

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