自己点検・評価報告書(学校改善講座) 岩永定

報告者 岩永定

1.学長の定める重点目標

1-1.大学の活性化を目指す教育活動

(1)目標・計画

  1. 学部の授業では,1・2年次生に対しては教職教養の基礎を提供したい。
  2. 3・4年次生については,教員採用試験を意識した授業内容を構成し,小テストによる実践的授業を展開したい。
  3. 特に,「学校制度と教育法規」では厳格な試験を実施し,教員採用試験で求められる最低限の知識は獲得させたい。

(2)点検・評価

  1. 教育制度・経営論(2年次)では,講義資料を配付したが,授業に対する態度に一部問題がみられた。
  2. 学校制度と教育法規では,徹底した教員採用対策で授業内容を構成し,小テストも毎回実施した。
    最終テストは150問に及ぶ内容を作成し,徹底して知識の獲得を図った。受講生によって濃淡はあるが,6月末段階では,教採に必要な力は獲得している。

1-2.学生支援、地域連携活動

(1)目標・計画

  1. 学部学生・長期履修生の教員採用をめざして,独自の学習会を,連休明けより週1回のペースで開催する。
  2. この10年間ほど関わりを持ってきた徳島県公立小中学校事務職員研究会と更なる共同研究体制を組みたい。
  3. 本学において実施される社会教育主事講習に協力する。

(2)点検・評価

  1. 大学院生・長期履修生・学部生を学年と理解度によって3グループに分けて,毎週90分の教採の勉強会(教職教養,小学校全科)を,年間で約25回から30回ほど実施した。受講生の理解度にはかなり差があるが,受験までの日程を考え,計画的に自己学習を進めるように指導している。
  2. 徳島県公立小中学校事務職員研究会のメンバーと,教育実践研究に取り組み(1回3時間程度),事務職員の組織改革の方向性を検討した。
  3. 社会教育主事講習の副班長を務めた。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  1. 大学院の授業では,現職主体の授業内容から長期履修生を意識した授業内容への転換を図る。学部の授業を基礎に,より深い視点で教育現象を把握し,説明できるような力を培いたい。
  2. 演習では,論文購読と事例分析を中心にして,討論を活発化させ,現職教員の実践的力量の向上に寄与したい。
  3. 指導学生の生活状態の把握を含め,学業に集中できるような援助を行いたい。

(2)点検・評価

  1. 授業内容の転換は図ったが,まだ現職と長期履修生の用語理解の差が大きく,授業効果という点では問題を残した。
  2. 演習では,モデル校における学校と家庭・地域の連携促進プログラムの開発のための諸条件の分析を行った。討議はきわめて活発であったが,長期履修生(2年次)は発言を抑え気味であった。
  3. 指導学生の状況は概ね把握している。健康上の問題,事故等の相談にも対応をした。

2-2.研究

(1)目標・計画

  1. 科学研究費補助金の最終年度にあたるので,研究代表者として研究を更に進め,報告書にまとめる。
  2. 学外代表の科学研究費補助金(2件)が採択されれば,研究分担者としてとしての役割を果たす。
  3. これまで研究を進めてきた学社連携に関する教育委員会調査に関して,学会において発表する。

(2)点検・評価

  1. 科学研究費補助金基盤研究(C)の報告書を作成した(全104ページ)。
  2. 科学研究費補助金基盤研究(B)の分担者として,研究会に参加した。
  3. 計画通り日本教育行政学会において研究成果を発表した。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  1. 部会への参加はもとより,会議において積極的に発言する。
  2. 学校教育コース長(内定)の職務を果たし,学部学生の教育に支障をきたさないよう配慮する。
  3. 割り当てられた委員会に出席し,職務を遅滞なく遂行する。

(2)点検・評価

  1. 部会には毎回出席し,疑問点や問題点について積極的に指摘したが,部会全体としては議題が少なくなり,活発な討論にはなっていない。若手の発言が期待される。
  2. 学校教育コース長として,部会終了後,定期的にコース会議を開催し,各学年の学生の様子を担任から報告を受け,教員全体で共有するように努めた。
  3. 予算・財務管理委員として会議に出席し,毎回部会で詳細を報告するとともに,教員の意見・要望を吸い上げ,委員会に反映した。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  1. 学校等からの講演依頼があれば,本務に支障をきたさない範囲で積極的に応じたい。
  2. 引き続き,全国公立小中学校事務職員研究会の全国大会に協力したい。

(2)点検・評価

  1. 徳島市・名東郡教頭研修会,津田中学校PTA研修会の講師を務めた。
  2. 大分県事務職員研修会,阪神地区事務職員研修会,広島市事務職員研究部研修会の講師を務めた。
  3. 全国公立小中学校事務職員研究会からの助言依頼はなかった。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

特になし。

 

最終更新日:2010年02月15日

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