4-4-3.地域連携センター

記載責任者 地域連携センター所長 吉本佐雅子
<芸術・健康系教育部 教授>

 

1.概要

 

2.教員名簿

氏 名職 名氏 名職 名
<センター所長>
吉本佐雅子.pdf(102KB)
教授 <教育連携コーディネート分野>
阪根健二.pdf(114KB)
教授
<教育情報コミュニケーション分野>
藤原伸彦.pdf(105KB)
准教授

※教員氏名は,当該教員の自己点検・評価報告書へリンク

※上記教員の他,センター事務員,国内客員研究員,外国人客員研究員在籍

 

3.活動報告

 本センターでは,平成20年度から組織改革に着手し,センター教員配置については,学内の各教育部・専攻から,兼務(併任)する形式となった。また,平成22年度からは,“社会連携(地域連携)”を主に,“教育連携コーディネート分野”及び “教育情報コミュニケーション分野”の2部門となり,現在に至っている。本センターは,他の大学における教育実践センター組織とは異なり,教育臨床部門,教育工学部門,実地教育部門等は,学内の他の専門センターで対応しており,この2分野は,生涯学習センター的な要素を持ちつつ,学校教育への支援を行うといった特徴を有している。なお,地域連携の要である「公開講座」等は,本学では地域連携委員会(全学組織)で運営しているが,本センター業務の一環として,その庶務・渉外を担当している。事務関係では,公開講座,教育支援講師派遣,教員免許状更新制度,教育相談対応など多方面での担当を,事務担当チームで運営している。
 以下,年間活動状況等について,分野別に記載する。

(1)教育連携コーディネート分野

ア.本学地域連携委員会との連携(事業の企画,渉外)

 第37回鳴門教育大学教育・文化フォーラム(平成25年7月30日 東みよし町立足代小学校 共催:東みよし町教育委員会)を実施した。テーマは「ICT教育の今とこれから -東みよし町の実践より-」,参加者は現職教員及び一般市民(79名)であった。
 第38回鳴門教育大学教育・文化フォーラム(平成25年8月8日 鳴門教育大学 共催:鳴門市教育委員会)を実施した。テーマは「防災を考える -今,学校で何が出来るのか-」,参加者は現職教員及び一般市民(329名)であった。

イ.学校・地域連携

(ア)教育委員会等行政機関や諸団体と連携し,学校現場における今日的な課題の解決のため,各種の調査研究で連携した。
(イ)県及び市教委との連絡,各種団体との連絡調整(アドバイザー)を行った。
(ウ)香川県東かがわ市土曜授業運営事業に参画する。東かがわ市立白鳥小学校で,自習・スポーツ支援,ブロック遊び支援を行った。(平成25年5月から平成26年3月までの10回;参加学生のべ426名)
(エ)おもちゃ王国との産学共同研究として,岡山県玉野市おもちゃ王国での現地実習を行った。(12月26日:参加学生19名参加)
(オ)徳島県知事部局との連携として,防災実習を行った。(平成26年1月25日:学生73名参加)
(カ)鳴門市教育委員会との連絡調整を図り,地域連携センター国内客員研究員制度を継続・発展させ,教育研究の充実を図った。特に,客員研究員との共同実践研究として,土曜授業運営,防災教育に取り組んだ。また,学校安全ノートを作成した。(平成26年3月発行:1000部)
(キ)センター広報誌「あわ教育ネットワーク通信」第22号を発行(平成26年3月11日発行:東日本大震災から3年特別号)。鳴門市内公立小・中学校教員を中心に県内教育関係者に配布した。
(ク)社団法人「教育支援人材認証協会」における教育支援人材育成業務として,パートナー講座,サポーター講座の実施と認証業務の支援を行った。(のべ約93名参加)
(ケ)鳴門市教委教育論文審査を行った。(平成26年2月)

ウ.対外的事業等

(ア)徳島県教委における「大学・学校間連携部会(高大教育内容接続事業)」の委員として連携事業を推進した。(年間3回)
(イ)徳島県教委,香川県教委,岡山県教委の各種委員会に委員として参画する。(年間20回程度)
(ウ)教育支援講師・アドバイザーとして,県内小中高校で出前授業を実施(年間10回)
(エ)各教育委員会関係での講演活動(年間30回程度)
(オ)毎日新聞四国版の教育コラムを連載(毎週土曜日:継続中)
 

(2)教育情報コミュニケーション分野

ア.学校・地域におけるICTを活用した実践の支援

(ア)本分野はICTの活用に関する鳴門市との連携の窓口となっており,鳴門市教育の情報化推進協議会のメンバーとして以下の支援を行った。

1.鳴門市教育委員会教育支援室及び鳴門市小学校と連携し,鳴門市幼稚園・小学校・中学校におけるICTの活用の支援や助言を行った。

2.鳴門市教員のコンピュータ活用の力量向上支援を目指し,DVD「教育の情報化実践録」の編集とデジタルコンテンツの企画・開発を行った。

3.引田小学校(香川県引田市)からの依頼を受け,授業におけるICT(特に電子黒板)の活用に関して指導・助言を行った。

(イ)附属幼稚園との連携

1.附属幼稚園と連携して,科研費研究「幼稚園における教育実習生・新任教員の力量形成のための保育データベース開発研究」を遂行した。特に,昨年度,附属幼稚園で蓄積された遊誘財に関する知見や映像,実践記録をWebで閲覧できるシステム『遊誘財データベース』を構築したので,それを活用した学生や初任者の養成について検討した。 

イ.学校・地域連携

(ア)大学開放事業として,鳴門市,大塚国際美術館,大学の三者連携による子ども向け美術鑑賞ワークショップ「N*CAP」の企画・推進を行った。
(イ)県内の小学校教諭や,学生,一般ボランティアとの協同により,鳴門教育大学 教育と学校を考える会 子ども歩き遍路」を企画,実施した。
(ウ)地域連携センター主催行事として、平成26年2月15日(日)に鳴門教育大学学校と教育を考える会との共催で研究会「徳島の教育資源を考える~自然・文化・教育~」を,地域連携センター多目的教室で開催した。(参加者は,現職教員及び一般市民) 

ウ.対外的事業等

(ア)徳島県e-とくしま推進協議会教育分野委員として,県内でのICT活用に関するアドバイスを行った。
(イ)徳島県内の大学と徳島県教育委員会との連携に関する連絡協議会のメンバーとして,県総合教育センターの保有するテレビ会議システムを活用した高大連携に関する企画に携わった。
 

(3)その他の活動

ア.学校教育研究紀要の発行

従来の継続事業として,学校教育研究紀要第28号を発行した。(平成26年2月)

イ.地域連携委員会との連携事業

(ア)公開講座,なるっ子わくわく教室(大学開放推進講座)

1.公開講座は,大学における教育研究の成果を広く社会に公開し,社会人の教養を高めることなどを目的に開設し,その実施の実務(事務)を担当した。

2.なるっ子わくわく教室は,地域開放,地域連携という観点から主にこども達向けの体験活動等を提供するものであり,その実施の実務(事務)を担当した。

(イ)教育支援講師・アドバイザー等派遣事業
学校教員,児童・生徒,保護者を対象にして,教育支援講師・アドバイザー等(校内研修会,授業実践,指導方法や課題解決の助言,専門的活動等)を組織し派遣するため,その実施の実務(事務)を担当した。その他,社会連携課社会連携チーム職務との連携などを行った。
(ウ)国外客員研究員の研究支援
国外客員研究員(2名)の招聘と研究環境の支援を行った。

 

 以上,社会連携においては,限られた人員にもかかわらず,各教育委員会や学校現場への教育支援活動,外部資金(競争的資金)等の獲得など,活動は年々充実している。今後の本学の地域連携の充実のため,適切かつ迅速なコーディネートに取り組んでいきたい。

 

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最終更新日:2014年12月26日