6.その他組織に関するもの

  本学の教育研究を推進するに当たり,必要に応じて,教育支援組織及び研究支援組織を設置している。

(1)就職支援室

就職支援活動状況

  1. 教員就職支援行事
    【学部4年次・大学院2(長期履修3年含む)対象】
    1. 教員採用試験対策説明会 21.4.10  受講者(189名)
      平成22年度教員採用試験に向けて,支援行事,教員採用審査方法・審査内容,学習の方法,注意事項等についての説明と質疑応答
    2. 教採対策ガイダンス(実践編)の実施 21.4.10~21.6.25 受講者(延べ1,049名)
      教職教養,教育法規,学習指導要領,人権教育等の講義 延べ11コマ
    3. 教育委員会による教員採用試験説明会の実施 21.4~21.5 受講者(延べ320名)
      教育委員会の採用試験担当者等が,本学において,平成22年度実施教員採用試験の内容について説明(大阪府・大阪市・堺市・神奈川県・横浜市・川崎市・京都府・京都市・兵庫県・神戸市・岡山県・徳島県の各教育委員会)
    4. 教員採用模擬試験の実施 21.4.25 受験者(111名)
    5. 教採実技ガイダンス(個人)(集団)の実施 21.5.30,  6.20  受講者(延べ188名)
      模擬授業・個人面接及び模擬集団面接
    6. 教採対策ガイダンス(直前編)21.7.1~7.9 受講者(延べ153名)
      神奈川県,大阪府・大阪市,兵庫県・神戸市,徳島県直前対策特別ガイダンス
    7. 教採二次対策ガイダンス 21.7~21.8 受講者(延べ120名)
      一次試験合格者に対する二次試験対策ガイダンス(模擬授業・個人面接等)の実施
    【学部3年次・大学院1・2年次(長期履修)対象】
    1. 教採対策ガイダンス(準備編)の実施 21.7.22 受講者(106名)
      教育実習と教員採用試験との関連性・学習方法ならびに教員採用試験対策説明
    2. 学部3年次生合宿研修(国立淡路青少年交流の家) 21.10.29~10.30(参加学生数98名)
    3. 大学院就職説明会 21.11.4 受講者(119名)
      就職支援行事の説明,自己分析と自己PRの方法,教採合格者の講演等
    4. 教採対策ガイダンス(基礎編)の実施  21.11.4~22.3.3 受講者(延べ784名)
      教育改革の理念と改革の重点,教員の服務,教員倫理,学習指導要領・教育要領,法規教育,人権教育,特別支援教育,心の教育,生徒指導,教養教育,学級担任の役割と学級経営,学習指導と評価,特別活動,へき地教育,福祉教育,国際理解教育,環境教育,情報教育,健康・安全教育,図書館教育,キャリア教育,生活科と総合的な学習,一般教養,時事 (延べ13コマ)
    5. 教採対策ガイダンス(論作文編)の実施 21.11.11,  12.16,  22.2.17 受講者(延べ176名)
      論作文指導 (延べ3コマ)
    6. 教採実技ガイダンス(個人)(集団)の実施  21.11.28,  22.3.6 受講者(延べ153名) 模擬授業・個人面接及び模擬集団面接
    7. 本学出身教職関係者との情報交換会 22.1.20 参加者(64名)
    8. 教員採用模擬試験の実施 22.3.6 受験者(90名)
    【その他教員就職支援関係】
    1. 各教育委員会訪問  21.11 ~ 22.2
      教員採用情報収集及び臨時講師依頼のために次の教育委員会を訪問し,その状況等について把握(岡山県・山口県・広島県・広島市・大阪府・大阪市・堺市・京都府・京都市・香川県・愛媛県・高知県・愛知県・名古屋市・兵庫県・神戸市・東京都・神奈川県・横浜市・長崎県)徳島県(21.4))
  2. その他就職支援行事等
    1. 公務員ガイダンス 21.11.11,  22.2.10  受講者(延べ39名)
      東京アカデミー,人事院四国事務局,高松国税局,徳島労働局,徳島少年鑑別所,鳴門教育大学経営企画本部
    2. 就職ガイダンス(企業)21.11.4 受講者(16名)
      企業への就職活動 リクルート
    3. 就職ガイダンス(面接マナー)21.11.4 ~ 21.12.21  受講者(延べ239名)
      面接試験対策講座 5回
    4. その他
      教員採用試験を主とする就職相談・指導等(於:就職支援室)21.4 ~ 22.3
      相談学生数(延べ約1,930名) H20 1,407
      利用件数(延べ約10,542名) H20 8,994

 

自己評価等

  • 教員就職支援チーフアドバイザー,大学院生就職支援アドバイザー,就職委員会及び教職員が一体となって就職支援行事,就職相談・指導,個別の模擬面接指導,論文指導等を実施したことにより,平成20年度卒業生の教員就職率が65.5%を達成し,全国国立教員養成系大学中5位(平成19年度卒業生に引き続いて)となった。。
  • 就職委員会,教員就職支援チーフアドバイザー,大学院生就職支援アドバイザー,指導教員,就職支援チームが連携して,模擬授業・個人面接を2回,模擬集団面接を2回開催し,指導を行うなどの全学的取り組みを行い,学生の教員採用試験対応力の向上を図った。
  • 教員採用試験一次試験合格者を対象に,二次対策ガイダンス(模擬授業・個人面接等)を延べ33回実施し,120人が参加した。
  • 10月に3年次生合宿研修を,1月に本学出身教職関係者との情報交換会を実施し,教員採用試験に合格した4年次生や本学出身現職教諭6名による教職に関する講演を実施し,教員採用試験対策の支援を行った。
  • 徳島県,徳島市,鳴門市教育委員会及び板野郡内等の学校現場からの学習支援,学校活動支援ボランティアの派遣要請により,学部生及び大学院生が幼稚園,小学校,中学校の各教育現場において学級担任等による指導の補助及び学校行事・活動の支援にあたった。

(2)教職キャリア開発支援オフィス

1 職員名簿

オフィス長(兼務) 渡邉廣二
准教授(兼務) 木村正邦
長期履修学生支援チーフアドバイザー 渡邊 謙
長期履修学生支援アドバイザー 榊  博
長期履修学生支援アドバイザー 阿部美佐子

 

2 オフィスの活動概要

  教職キャリア開発支援オフィスは,平成20年4月に長期履修学生(学校教員養成プログラム受講者)の修学支援を行うことを目的に設置された教育支援組織である。
  長期履修学生制度は平成17年4月に発足し,平成20年3月に第1期生が修了した。この学生たちに対しては専従教職員による支援体制が整っていなかったために,履修指導や学生生活全般にわたる支援が十分になされなかった。
  平成19年度から特任教授1名を配して長期履修学生の修学支援に当たることになり,さらに平成20年度から当「教職キャリア開発支援オフィス」を立ち上げ,教員5人,教務担当職員1人の充実した陣容で支援する体制が整った。
  長期履修学生制度を利用した3年制の修士課程に入学した学生を大別すると2つに分かれる。その1つは,出身大学ですでに何らかの教員免許を取得している学生が,本プログラムにおいて新しい教員免許を上乗せしようとして入学するケースである。このパターンで最も多いのは,中学校および高等学校免許を取得した学生が,本学で小学校教員免許状を取得しようとするものである。
  もう1つのケースは既得免許のない学生である。このパターンの学生の中でも,課程認定を受けた免許単位を取得しているために,本学での履修科目数が比較的少なくて済む学生と,逆にほとんどゼロの段階から免許科目を履修する必要のある学生など千差万別である。
  このような事情から長期履修学生に対しては,きめ細かなアドバイスが必要であり,オフィス内でも日々,種々検討し,指導体制の改善に努めている。
  本オフィスが直接的に支援している対象は1,2年次生である。1年次生は修士課程における専攻コースの科目は取らず,もっぱら免許関連科目の履修に専念することを義務付けている。したがって教職キャリア開発支援オフィスのプロパーの業務としては1年次生の支援活動に主力を置いている。
  2年次になると学生は各専門コースのゼミに所属することとなるが,6~9月に実施される観察実習,主免教育実習ならびにその事前・事後指導の一部は,オフィスによる修学支援の業務に位置づけられている。
  具体的な活動状況は以下の通りである。
  1. ホームルーム
      オフィスでは,密着した学生指導を実施するためにホームルームを編成している。ホームルームは,5人の職員が担任となり,1年次の間,修学指導や学生生活全般にわたって支援した。開催時期は,前期4回,後期1回の計5回であった。
      なお,後期に開催された最後のホームルームでは全体会を実施し,3年次生の教員採用試験合格者から採用試験へ向けての体験を語ってもらい,今後に向けての意識付けをするとともに,オフィス支援行事等の意見交換なども行い,次年度の業務改善に役立てた。
  2. 教職キャリア開発講座(通称「KC講座」)
      多種多様な大学から入学してきた長期履修学生に対し,一日も早く教師としての基本を身に付けさせることを目的に開設した講座であり,以下の3点に重点を置いている。(具体的内容は下表のとおりである。)
    ア 教職科目に対する初年次教育
    イ 後に記述している「教職キャリア開発演習(通称:「KCゼミ」)」に向けた一般教養科目の実力確認
    ウ 教育実習生に対する実習支援(補講)

     

    回数 開催日 内    容 講   師
    第1回 5月13日(水) 教職について(小学校) 榊       博
    第2回 5月20日(水) 教職について(中学校) 阿  部 美佐子
    第3回 5月27日(水) 学校関係の法規について 麻 生 多 聞
    第4回 6月  3日(水) 教育の思想と歴史 木 内 陽 一
    第5回 6月10日(水) 教師に求められる基礎学力 渡  邊   謙
    第6回 6月24日(水) 苦手教科の確認講座(1) オフィス教員
    第7回 7月15日(水) 苦手教科の確認講座(2) オフィス教員
    第8回 7月22日(水) 指導案の作成と模擬授業(1) オフィス教員
    第9回 7月29日(水) 指導案の作成と模擬授業(2) オフィス教員
    特別講座 10月 8日(水) 指導案の作成と模擬授業(3) オフィス教員
  3. 教職キャリア開発演習
      「教職キャリア開発演習」は,一般教養,特に苦手教科の克服を目的とし,社会,数学,理科,英語の4教科について後期に実施した。実施は後期を前半と後半に分け,学生が複数教科を受講出来るよう配慮した。
  4. 教育実習
      長期履修学生が履修する教育実習(ふれあい実習・附属校園観察実習・主免教育実習)について,地域連携センター実地教育担当教員との連携のもとで指導にあたった。
      なお,主免教育実習については,板野郡内の3町(松茂町,北島町,藍住町)の小学校10校,中学校4校で実施されており,その連絡調整等は全て,本オフィス職員が担当した。
      また,主免教育実習終了後には,各町教育長及び各学校の実習担当教員を招いて意見交換会を開催し,平成21年度の反省と次年度への検討課題を話し合った。
  5. 履修指導
      オフィスでは,長期履修学生の履修指導を行っている。長期履修学生の履修指導は,前にも述べたように学生ごとに異なり,非常に複雑である。このようなことから,従来,学生に必要以上の不安を与えることも見られたので,オフィスでは学生の不安や誤解を解消する目的で,個人ごとのカルテを作成した。写しは学生に配布し,原本をオフィスで保存することとしている。なお,原本は,複数人でチェックする体制を整えている
  6. オフィスミーティング
      教職キャリア開発支援オフィスの運営方針を決定するために,月1回オフィスミーティングを開催した。
  7. オリエンテーション
      長期履修学生対象のオリエンテーションを入学式前日に実施し,大学生活を送る上での注意事項等を説明した。
      具体的内容は,以下のとおりである。
    ・教職キャリア開発支援オフィスの職員紹介
    ・長期履修学生制度及び教職キャリア開発支援オフィスについて
    ・学部授業科目の履修について
    ・教育職員免許状の取得について
    ・質疑応答
    ・ホームルーム及び関連施設の案内
最終更新日:2010年12月17日

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