5.附属学校部

  附属学校部は,幼稚園,小学校,中学校,特別支援学校によって構成され,附属学校園における教育・研究及び管理運営に関する校務を総括するとともに,大学と附属学校園との連絡調整に当たることを目的として,毎月2回定例の附属学校部会議【専任の附属学校部長(大学教員),校園長(附属学校教員)と附属学校チームリーダー(教務課大学事務職員)によって構成】を開催している。
  本年度の附属学校部会議は,附属学校園における教育研究活動状況の評価や計画の見直し,各学校園における校務に関わる情報交換等を行うとともに,大学における各種委員会会議報告や大学運営の現状に関する報告を行うなど,大学と附属学校園間の情報共有や連携協力を密にする連絡調整を効果的に推進できるように勤めた。
  上記の管理運営体制のもと,附属学校園教員による大学学部授業の担当や大学教員による附属学校での授業支援,新任大学教員の附属学校園における研修等,附属学校園と大学との連携を深める各種の事業を積極的に実施した。さらに研究面においては,附属学校園と大学との共同研究体制を整備・充実させ,それらの成果を研究発表会において報告し,拠点校としての役目を果たした。
  各附属学校園には,教育・研究活動における重点目標に関する達成度を概評する鳴門教育大学附属学校園関係者評価委員会(保護者,学校評議委員,大学教員,学校関係者で構成)が設置されている。各附属学校園は,鳴門教育大学・附属学校との連携を強化し,中期目標・中期計画・本年度計画などの実現に努めながら,教育目標の具現化を図るために数点の重点目標を掲げ推進した。それらの評価結果を以下に示す。
  詳細については,本学ウエブページ(http:/www.kinsch.naruto-u.ac.jp)に掲載。


1)附属幼稚園
  4段階評価中の「A 十分達成されている」と判断された。
2)附属小学校
  4段階評価中の「A 十分達成されている」と判断された。
3)附属中学校
  4段階評価中の「A 十分達成されている」と判断された。
4)附属特別支援学校
  4段階評価中の「A 十分達成されている」と判断された。

  平成21年11月6日,附属特別支援学校に徳島労働基準監督署による立入調査が実施され,次の是正勧告を受けた。
  ①休憩時間を労働時間の途中に与えていない。②教員に対する法廷労働時間を超える労働に対し,通常の賃金の2割5分以上の率で計算した割増賃金を支給していない。(不足分は,過去2年間に遡及して支払うこと)
  これを受け,本学は,附属特別支援学校に過去2年間(H19.12~H21.11)の各教員の始業・終業時刻の調査を行い,未払いの時刻外勤務手当を遡及して平成22年2月17日に支給した(対象者:39名,支払総額:32,924,852円)。平成22年度に他の3校園の教員についても上記事項に関して調査することになった。
  以上,平成21年度の附属学校部の主な取り組みについて述べた。各附属学校園の詳細な取り組みについては,それぞれの項で詳述することにする。
附属学校部長 今倉康宏
各附属学校の自己評価書(PDF)へのリンク
最終更新日:2010年12月17日

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