自己点検・評価報告書(木下光二)
報告者 木下光二
1.学長の定める重点目標
1-1.大学教員としての教育・研究活動①
(1)目標・計画
(2)点検・評価
①日本やフィンランドにおける数多くの教育現場を視察したり研修会(研究会)に参加したりすることで,現代社会に求められる教師の力量について研究を深めることができた。
②鳴門市には教職大学院実習における実習授業において,また,附属校園へは,幼児教育や生活科教育に積極的に関わり,教育実践や理論構築について研究を深めた。
③保育原理と小学校の教育原理の融合を今を生きる子どもの姿に見出し,その成果について県内外の研修会や講演会などで,意欲的に伝達することができた。
④子ども理解や環境構成を進める上で必要になる教師の力量に有益なDVDを作成し,研修会や研究会等で活用できた。
1-2.大学教員としての教育・研究活動②
(1)目標・計画
平成19年度まで,鳴門教育大学附属幼稚園及び附属小学校において長年にわたって保育実践や授 業実践を行ってきた。今年度は,これまで蓄積してきた研究データや研究記録,研究映像を活用した教 師教育の研究に取り組むことができればと考えている。また,20年度には,本学にて「デジタルコンテンツ」の研究を始めているので,更に研究を進めていくつ もりである。
(2)点検・評価
鳴門教育大学附属小学校及び附属幼稚園において長年にわたって蓄積してきた記録をもとに,平成22年5月,チャイルド本社より単行本「子どもの学びと育ちをつなげる幼小連携」が出版されることになっ たのは,1つの研究の成果であると捉えている。本出版物が生かせるよう,今後も継続的な研究に取り組みたいと考えいている。「デジタルコンテンツ」の研究について,その成果を附属幼稚園の研究発表会において公開し,内容のさらなる充実を目指して現在も研究開発に取り組んでいるところである。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
①学生の相談への対応がスムーズに行えるように,emailを活用する。
②講義時間内に限らず,学生の質問や相談にいつでも気軽に応じることができるように努める。
③学生が主体的に授業に参加できるよう,討論,模擬授業を取り入れる。
(2)点検・評価
①本学教職大学院生の研究や実習サポートや学部生の教職支援において,emailを活用した。
②担当する教員養成特別コースのみならず,現職院生や幼年発達支援講座の学生たちの研究や教職活動についての質問や相談に応じた。
③一方的な講義に陥らないよう,聴講生の主体的な討論や模擬授業などを取り入れた講義となるように努めた。
2-2.研究
(1)目標・計画
①学校教育におけるカリキュラム開発や授業開発に関する研究を積極的に行う。
②教育実践力の向上をめざす学生たちのための評価のあり方を検討する。
③小学校教育の授業理論と実践に関する研究を進め,学会等に参加する。④幼稚園と小学校の合同活動や連携カリキュラムを開発するための研究を行う。⑤映像教材(デジタルコンテンツ)を活用した教師教育の可能性を検討する。
(2)点検・評価
①教職大学院教員養成特別コースにおける新しいカリキュラム開発に取り組んだ。
②教育活動を自ら振り返り省察できる評価のあり方についてに検討した。
③小学校教育の授業理論と実践に関する研究を進め,研究会や学会等に参加した。
④幼稚園と小学校の合同活動や連携カリキュラムを開発するための研究を行い,文部科学省中央協議会等の様々な研修会や研究会で,成果について伝達することができた。⑤映像教材(デジタルコンテンツ)を活用した教師教育の可能性を検討し,その成果を発表した。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
部会議,専攻会議等での運営に参画し,その任務内容を推進する。
(2)点検・評価
大学勤務も2年目となり,少し様子がわかったこともあり, 部会議,専攻会議等での運営に参画し,その任務内容を推進することができた。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
①附属校園の研究活動に積極的に参画し,日常の教育活動から学ぶとともに,研究授業や研究大会に積極的に参加する。
②教育研修,教育事業の企画・運営を進んで行う。
③鳴門市の小学校を中心とした教育支援活動を積極的に行う。
(2)点検・評価
①附属校園での研究活動に積極的に参加し,小学校生活科教育における授業実践や授業研究,幼稚園の保育や保育研究に取り組み,それぞれの研究発表会で指導助言やシンポジストとして支援を行った。
②山口県や大分県,京都府などの県レベルの連携研修会や校園長連絡協議会,文部科学省の中央協議会等に招聘され,これまでの研究成果を指導助言や講演という形で伝えることができた。
③教職大学院の大学院生の指導をしながら,鳴門市内小学校教育の授業改善に取り組んだ。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
・文部科学省の中央協議会をはじめ,県内外の研修会や研究会に数多く招聘され,鳴門教育大学での研究成果を伝達することにより,本学の知名度をあげることができた。・教職大学院での定員確保のため,県外の大学や教育委員会を訪ね貢献することができた。・大学と附属校園との連携がスムーズに図れるように努めることで,貢献した。