自己点検・評価報告書(香西 武)

報告者 香西 武

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての教育・研究活動①

(1)目標・計画

 高度な専門性を育てるには,教員自ら学問の最先端にたった研究の遂行が必要である。そのために,国際学会での発表を目標として,国内外の研究者と連携し研究を行う。

(2)点検・評価

 8月に3週間,早稲田大学、九州大学、中国南京地質古生物研究所と共同で四川省にて地質調査を行った。2009年12月の国際学会にて2件の発表を行い,国際誌に4編投稿し,2編が出版され,2編が最終査読中である。

 

1-2.大学教員としての教育・研究活動②

(1)目標・計画

 科学研究費補助金への応募を行い,それ以外の外部資金についても情報を収集し,獲得の方策を探る。 

(2)点検・評価

 現在科研費での共同研究を3件行っている関係や,授業等の負担が大きかったため応募に十分な時間がとれなかったために今回は見送った。その他の外部資金については,十分な成果を得ることができなかった。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

 就職指導に関して,担当学生や指導を希望する学生に対して小論指導,面接指導などを行い,学生の就職活動を支援する。

(2)点検・評価

 就職指導に関して,担当学生や指導を希望する4名の学生に対して小論,面接,模擬授業などの指導を行い,学生の就職活動を支援した。うち2名が教員採用試験に合格した。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

 専門的研究に偏らず,教育実践に関わる研究,国際貢献に関わる研究も行っていく。

(2)点検・評価

 昨年に引き続き徳島県阿南市中学校理科教員,徳島県内の小学校理科教員グループ,香川県高松市中学校理科教員と教育実践に関わる研究を行った。その成果は4月に,啓林館から無料冊子として,全国の啓林館理科教科書使用校に配布された。国際貢献に関わる研究は,ガーナにおける教師教育に関する研究を支援し,論文として投稿予定である。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

 学校現場との連携をはかり,本学が教育現場と緊密な連携を図っていることを草の根で伝えられる活動をしていく。それがひいては,本学の運営に影響してくるものと思う。

(2)点検・評価

 愛媛県松山市立高浜小学校,高浜中学校を定期的に訪問し,校内研究への助言,研究協力を行った。このことにより,教職大学院の意義が学校,教育委員会に伝えることができた。また中国・四国中学校理科教育研究大会に助言者として協力し,本大学の役割を伝えた。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

国内貢献:教育研究団体主催の研究会での助言や研究指定校での助言などを通して,研究成果の社会貢献をはかる。

国外貢献:JICAの研修に積極的に参加し,研究成果に基づく研修を実施する。また,可能な限り現地での指導を通して,国際貢献をはかる。

(2)点検・評価

 徳島県宇浦庄小学校,附属小学校,附属中学校,鳴門第一中学校での研究会・研修会で助言を行った。城南高校のSSH事業での指導,高知県香美市での講演会,アスタムランドでのサイエンスフェアなども行った。国内の研究会での助言や研究指定校での助言,講演等,本年度17回行った。国外貢献に関しては,中東地域小学校理数科教育改善研修,フランス語圏アフリカ研修,アフガニスタン教員研修などに協力し,講演,授業公開等を行った。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

 教職大学院授業実践・カリキュラム開発コース教員及び自然系コース(理科)教員として,研究活動を犠牲にしつつ,両コースの授業,実習での指導助言を優先し,両コースの役割分担をこなした(日程がが重複する3時間のみ非常勤講師をいただいた)。

 

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